工学教育
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45 巻 , 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 平中 幸雄, 島貫 正治, 金子 勉, 渡部 慶二, 中野 政身, 米竹 孝一郎, 赤塚 孝雄
    1997 年 45 巻 3 号 p. 11-14
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    科学技術の急速な展開と社会構造の変化から,高度教育機関が職業人を対象として行うリフレッシュ教育への期待が高まっている。一方,21世紀の情報ネットワークの時代に向けての社会的基盤整備も徐々に進みつつある。CATVやミリ波を用いた情報ネットワークも利用が進むに違いない。かくして,情報ネットワークによる遠隔地教育としてリフレッシュ教育の実施が現実のものになりつつある。そこで,CATV-LAN,ミリ波LANを用いて,リフレッシュ教育コースの試みを行い,問題点と可能性を検討した。その結果,ノウハウの蓄積,インフラの整備などにより,非常に有用な手段となりうることが確認できた。
  • 道上 正のり, 河合 一, 喜多 秀行
    1997 年 45 巻 3 号 p. 15-18
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/12/07
    ジャーナル フリー
    鳥取大学では平成4年12月に学生の意識調査を実施した。これは,大学が提供する教育プログラムがそれを受ける当事者である学生の目からみてどの程度満足できるものとなっているかを探り,今後の改善を図る上での基礎情報を得ることを目的としたもので,いわば学生から見た大学のカリキュラム評価である。調査対象は当時の在学生全員と卒業年次で5年おきに抽出した卒業生であり,質問票を配布して記入後回収する方式をとった。工学部の在学生と卒業生による回答を基にいくつかの観点から分析を加えて問題点を抽出し,この種の調査がカリキュラムの改善方策を見出す上で極めて有用であることを示した。
  • 柳田 雅明, 小林 信一, 廣松 毅
    1997 年 45 巻 3 号 p. 19-23
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    わが国でも,社会人経験を有する者が,大学院ドクターコースへ入学することが増加している。しかし,ドクターコースにおける社会人入学者について主眼を置き教育研究環境を考察した学術的研究は,教育実践にまで踏み込んだ観点からのものはない。
    以上の状況をふまえつつ,本稿は,その第2年度に10大学13研究科を調査地として得られた調査プロジェクトの成果の一部を,筆者らの文責で書き改めたものである。
    今回焦点を絞ったのは,その知見の中で,特に問題点が多いと考えられ得る次の部分である。まず,主として,常勤職在職者では,時間的な制約に起因する多くの問題点が生じていること,また退職して学業に専念する者に対する奨学制度に問題点があること。さらに,社会人経験を有する入学者においては,そのかなりの部分が,現在政策的に推進されている方向である「高度な専門職業人」養成を目指すのではなく,大学教員等学術研究者になることを期待していることである。
    これら状況について,定量的データの分析を含めて,事例研究から考察する。
  • 寺元 貴幸, 岡田 正
    1997 年 45 巻 3 号 p. 24-27
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    最新のコンピュータネットワーク機能を取り入れて,多機能なマルチメディア室を構築した。この部屋では音声・画像を含むマルチメディア情報を双方向にやり取りでき,新しい授業スタイル実現への可能性を秘めている。本報告では,マルチメディア室をビジュアルプログラミング教育に応用した結果を述べている。プログラミング導入教育の授業において,準備から教材提示や指導までの実施方法を説明する。さらに,実際に利用した経験と学生のアンケート結果をもとに,新しい授業スタイルの利点と問題点を論じている。
  • 島田 永夫, 太田 勝正, 栗山 美佐子, 木邑 隆保
    1997 年 45 巻 3 号 p. 28-31
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    芝浦工業大学は1991年,生涯学習センターを開設して以来,社会人技術者を対象にリフレッシュ教育に力を注いできた。また,1995年には,オープンテクノカレッジを開校して,その一環として大学院授業のうち36の講義を社会人に開放した。
    本報は,この大学院開放授業に参加した受講生と,担当講師にアンケートを依頼し,受講生には受講の動機とバックグラウンド等を,また,担当講師たは社会人を受け入れた感想等を訊ね,まとめたものである。
  • 岡田 光正, 奥山 喜久夫, 茂里 一紘
    1997 年 45 巻 3 号 p. 32-36
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    広島大学工学部では,学外の有識者によるいわゆる外部評価を,1)研究教育活動の現状に関する詳細な報告書(研究評価資料)を評価委員に御送りする,2)評価委員に研究評価資料を読んでいただき,書面(アンケート用紙)にて研究教育活動状況の評価をいただく,というアンケート方式によって行った。その結果,研究設備等についての評価に問題があったものの,研究教育活動の多くの側面について,構成員の立場から見ても十分に納得のいく,厳密な評価を頂けた。また,自己の教育研究活動について客観的に評価でき,反省すべき点,努力しなければならない点など認識できたと思われる。残されている問題はあるものの,アンケート方式による外部評価はきわめて有意義であった。
  • 道上 正のり, 丹羽 幹, 榎 明潔
    1997 年 45 巻 3 号 p. 37-40
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/12/07
    ジャーナル フリー
    過去約10年にわたって卒業率と入試成績・単位取得率・カリキュラム・授業方法等の相関を調べた。また,教官と留年経験者の意識をアンケート調査した。そして,留年問題を社会の病理ととらえ,教育方法の改善とともに大学が社会の変革に積極的役割を果たすことを提言した。
  • 春日 正博, 西尾 朝子, 遠田 治正, 尾高 正志
    1997 年 45 巻 3 号 p. 41-45
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    三菱電機では,技術者の実践的技術力の向上を目的に,全社技術者教育講座「技術ゼミナール」を衛星通信利用の遠隔教育と研修センターでの集合教育の2形態で実施している。
    今回,講座をより充実させるため受講者の生の評価・意見を知ることを目的に,講座終了アンケート1年分について2種類の教育実施形態別に分析・検討を行った。その結果,(1)衛星教育・集合教育のいずれも各々に見合った教育効果をあげていること,(2)視覚に訴えた教材が重要であること,(3)衛星教育ではテキストの出来映えと双方向機能が重要であること,(4)集合教育では,演習・実習・グループ討議などが求められていることが明らかになったので報告する。
  • 中島 利勝, 塚本 真也, 大橋 一仁
    1997 年 45 巻 3 号 p. 46-51
    発行日: 1997/05/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    本報告では,学生の文章作成能力を増強させるためのカリキュラムとして開講した「技術文章学(TW)」授業での具体的な失敗・成功事例と教育成果を紹介する。特に, TW授業による教育成果を実現させるためには,「国語は嫌いだ」というTWに対する工学部学生の意識を改革することが不可欠であること,ならびに学生の優秀な読解力と図面作成能力を応用したカリキュラムを組織的に計画する必要があることを詳細に報告している。
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