工学教育
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46 巻 , 6 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 宋 相載
    1998 年 46 巻 6 号 p. 16-19
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    これからの工学教育は、時代要請に伴う社会性・市場性を積極的に視野に入れながら、多様で高度な固有の専門知識を教授する事が益々重視される。これによって、長期的には、企業家育成のベンチャー・ビジネス教育と社会福祉、環境や人間配慮への理解を伴う質の高い次世代の工学教育が期待できる。本稿では、その高揚に向けて理念と要件について論究する。
  • 牧 博司
    1998 年 46 巻 6 号 p. 20-23
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    これまでに報告してある3年次の機械製図IIの科目の授業評価と今回行った2年次の機械製図Iの科目の授業評価結果を比較した。その結果,評価点はほぼ同じであるが,同じ学科の教師が受け持っている他の教科の影響を受けている事が分かった。著者は日本の大学で実施されている授業評価の可否について論議し,日本の教育を形式的から実のあるものに変える必要があると結論した。
  • 大中 逸雄
    1998 年 46 巻 6 号 p. 24-29
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    エンジニア教育の認定制度の趣旨やその必要性は必ずしも良く理解されていない。ここでは,認定制度の世界各国における現状と動向を簡単に紹介した後,その必要性と問題点を論じている。そして,(1)競争を誘導し,情報伝達を良くし,質の高い教育を知っている「めきき」を増やすことで,教育を質的に向上させる,(2)卒業生が海外で就職する際に有利になる,(3)学生が海外で学ぶ際に有利になる,(4)卒業生が海外のエンジニア資格を取る,(5)優秀な留学生を集める,(6)エンジニア資格の国際的相互承認,などのため必要であるとしている。認定制度によって生じる問題点は,適切な制度と運営で解決できると予想される。また,国際的教育水準の向上のために,工学教育の相互評価を行う国際的システムが望まれる。
  • 木村 宏人
    1998 年 46 巻 6 号 p. 30-36
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    山形県立産業技術短期大学校情報制御システム科では,1996年度より「プロジェクト型システム開発実習」を実施している。これは短期間で企業が求める専門技術者を育成するための試みであり,学習に対する動機づけ効果と,それまでに学んだ知識や技術を自分のものとして体系化し蓄積するための機会を与えることを主な目的としている。実習は2年前期から後期にかけての約半年間14単位分の時間で実施する。学生は設計,開発,試験運用に至るすべての開発工程をクラス全体で進めていく。実習終了時に行ったアンケート調査では学生自身の評価も高く,また動機づけ,実践的知識・技術の習得の面からも効果的であった。
  • 鈴木 啓介, 永田 和宏, 大熊 政明, 阿部 正紀, 広瀬 茂久
    1998 年 46 巻 6 号 p. 37-45
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    理工学に関する科目の講義では教科書だけではなく,学生諸君に実物に触れさせるか,あるいは概念を理解するための教材を示すなど,様々な工夫が必要である。このため東京工業大学では各学科で教育効果を高める各種の試みがなされており,その一端が大学の広報誌(東京工大クロニクル:No.318(1998))に報告された。ここでは編集を担当している東京工業大学広報委員会の許可を得て,その一部を各著者による加筆修正を加え事例報告とするものである。本報告では,分野の異なる5人の著者により,講義に対する工夫や新しい試みについて,その具体的事例が述べられる。
  • 林 貞男, 足立 新治
    1998 年 46 巻 6 号 p. 46-50
    発行日: 1998/10/30
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    今後の機械技術者は問題分析能力とともに総合化の能力も問われることが多くなると考えられる。本学科では,この総合化に対する思考を誘発させる科目として機械工学セミナーを設けた。講師陣は,本学科卒業生で,近隣の企業等に勤務の方々にお願いし,機械工学のどの分野が仕事の中でどのように役立ったかといった話をしていただいた。この目的の他,機械工学への動機付けを,卒業生の活躍ぶりから明確にさせたいこと,および多くの技術者の話を定期的に聞かせ,技術者としての幅を広げさせたいとの思いを,科目開設の目的に込めている。
    3年生には少々難しかったようであるが,6年間入替わり講師を勤めた11名の卒業生諸氏の情熱に支えられ,本学科が目的とした実践的技術者教育としても十分なものであった。また,学生の目が地域に向いて来たなど思わぬ副次効果も生まれており,所期の目的以上のものを果たしたと思われるので報告する。
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