工学教育
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48 巻 , 1 号
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  • 大中 逸雄
    2000 年 48 巻 1 号 p. 21-25
    発行日: 2000/01/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    日本技術者教育認定基準の要点,認定を受けるための教育改善,および共通基準2で要求されている教育成果の背景,教育方法,評価方法について述べている.今後の教育では,特に下記が重要であることを強調している:(1)学生が能動的に学習するような環境を与える.(2)ある能力を養成するには,その能力の必要性の自覚と利用機会を学生に与える.(3)本当の知識を得るには,具体的体験,注意深い観察・熟考,抽象的概念化,積極的体験といったサイクルを繰り返すことが必要.(4)学生が学ぶのを助けるコーチ的役割を重視する.(5)チームでプロジェクトを実行させるProject-Based Learning(PBL)を採用する.
  • 島田 彌
    2000 年 48 巻 1 号 p. 26-33
    発行日: 2000/01/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    多様化する社会の要求に対応できる技術者に必要な基礎的能力として,
    (1)論理的能力―思考・表示・交流能力―,および(2)自己把握力―経験の体系化による自己の特徴,目的の把握力―の育成が重要である.
    本論文ではこれ等に基づく新段階への自己動機付け―「自己総括過程」の具体的方策を提案している.さらに,主として各種の企業研修における育成実施の効果について報告している.
  • 丸山 平
    2000 年 48 巻 1 号 p. 34-39
    発行日: 2000/01/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    日本技術者教育認定制度が実行されると,大学工学部の卒業生は,国際社会で英語でコミュニケーションをする能力を期待されることになる.私は,この期待に応えるために,現在の大学の英語教育から大幅に違った在り方を提案する.
    必修科目に,listening, technical reading and writing, thesis writingとvocabularyを入れる.学生達を丁寧に指導するために,1クラスの受講生と一教師の担当学生数の上限を決め,更に卒業時には認定制度が期待する英語力に到達するために学生達の自主的な学習を強く求める.
    英語学は,工学,理学と全く異なった学問的内容を持つので,文科系の英語専攻者が,工学,理科系志望者に必要な英語を教えるのは大変困難である.この問題を解決するのに,工学,理学分野の英語教育専門家を養成する大学院の新設も合わせて提案する.
  • 岡田 克巳, 朝倉 直樹, 竹下 光夫
    2000 年 48 巻 1 号 p. 40-44
    発行日: 2000/01/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    若手の機械系技術者にとって機械工学の基礎を学ぶのに有効な方法について提言を行う.その方法は次の4項目である.
    (1)卑近な実際的な工学の問題を解くこと
    (2)教える側と教わる側が十分にコミュニケートすること
    (3)グループ学習
    (4)設計・製作実習
    これらの方法は三菱電機内の研修で理解度向上に役立つことが多くの人々に認識されている.大学でもこれらの方法は有用と考えられる.
  • 徳永 良邦, 長藤 友建, 竹田 美和, 八田 一郎, 大熊 繁, 澤木 宣彦
    2000 年 48 巻 1 号 p. 45-50
    発行日: 2000/01/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    名古屋大学工学系研究科では,創造性育成教育の一環として「高度総合工学創造実験」を,学部4年生,前期課程の大学院生を対象に試行して4年目になる.この特長は,企業の指導的立場にある技術者・研究者がDirecting Professor(DP)として指導し,実社会の課題に対して,異なる専攻分野の学生がグループになって自主的な調査・実験により解決策を提案する.平成10年度は,受講生,就職した過去の受講生にアンケート調査を実施して,その教育効果を調べた.その結果,通常の講義と全く異なる上記の特長に対する評価が高く,特に専攻の異なる人の意見や,企業人の指導に新鮮な感動を覚えるようで,ほとんどの人が授業内容を支持していた.
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