工学教育
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49 巻 , 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 團野 廣一
    2001 年 49 巻 3 号 p. 2-7
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    世界でグロ一バリゼーションの動きが拡がるなかで,わが国がその流れに後れをとる訳にはいかない.しかしながら,われわれ日本人は概してグローバル化への対応を必ずしも得意とはしない.余程意識して努力する必要がある.グローバル化への対応の鍵は,広義の異文化コミュニケーション問題へのチャレンジであろう.その課題は,(1)外国人とコミュニケーション(狭義)を図るための能力の向上と,(2)異文化を理解しようとする努力の継続,そして(3)均質社会の中での多様性社会への適応の3点に整理できる.(1)の狭義のコミュニケーション能力は,恥の文化・寡黙の習慣からの脱却,英語コンプレックスの克服とITの積極活用により,(2)の異文化理解は他国への関心と各国特有の"DO'sとDON'Ts"の学習により,そして(3)の多様化社会への適応は専門スキル・対人スキルと概念化スキルの開発によって解決され得る.そして,われわれ日本人は,心掛け次第で多少時間がかかっても自国の文化と価値観を核として残しながらグローバル化に対応していく素地と力を十分有していると考えたい.
  • 土肥 紳一, 大井 尚一
    2001 年 49 巻 3 号 p. 8-14
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    東京電機大学工学部電子工学科では,プログラミング教育の前段階として,コンピュータリテラシーに重点をおいた入門教育を実施している.この授業では全員が初めてキーボードを操作するものとして始めるが,レベルをどんなに低く設定しても,授業時間内では十分に理解できない学生が生じる.このような学生に対して授業時間後に教師が個人指導を行うには限界があり,人間の教師なしで学習遅滞を改善するシステムの導入が望まれる.この要求に対して,著者らはマルチメディアを活用した個別復習システムで対応している.
    授業で取り上げたテーマを個別復習システムにより復習したときの効果について,復習までの時間的な変化,および講義を担当する教員とコンテンツを作成する教員が異なる場合に着目し測定を行った結果,効果的であるとの結論を得た.
  • 吉岡 貴芳, 西澤 一
    2001 年 49 巻 3 号 p. 15-18
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    技術者にとり英語によるコミュニケーションは益々重要になっているが,本校卒業生が実社会において英語技術文書の読解や作成において困難な状況が少なくなかった。その原因として特に専門分野に関する語彙知識の不足があげられた。そこで,著者らが所属する国立豊田工業高等専門学校電気・電子システム工学科では英語専門用語教育を専門教育の一部として,平成8,9年度にペーパーテストを、平成10年度からは筆者等が構築したWWWベースの工業英単語自習システムを導入し,継続的に実施している.システムの運用後学習記録の定量的な分析を試みた結果,平均的な学習回数で3年間継続すれば,システム中の大部分の語彙を修得可能であることが確認された.
  • 金岡 正夫
    2001 年 49 巻 3 号 p. 19-28
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    世界的IT革命に伴い英語ライティング教育は単なる作文から欧米論理に相応したコミュニケーション手段にその役割を確実に移している.が,その一方で日本人学生の批判的思考,論理的表現能力の低下が社会問題となっている.そこで思考プロセスのビジュアル化を導入した新たなライティング授業を試みた.これは海外に通用する系統的な論理展開と桐察的な思考の育成を目指すものである.
  • 石原 顕光, 吉川 美雪
    2001 年 49 巻 3 号 p. 29-34
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    化学系民間企業において,化学熱力学の学習講座を実施した.その結果,化学系技術者にとって有効な基礎学習カリキュラムを作成するために重要となるいくつかのポイントを見い出した.中でも特に,重要なポイントは次の点であると考えられる.まず受講者の業務に関連した物質や現象が題材として適している.そして基本原理をそれらと関連づけて説明する.この方式を"ブレイクダウン式学習カリキュラム"と名付けた.また彼らの必要としている基礎は多様性と個別性を持っている.従ってそれに対応できる工夫が必要である.
  • 江川 武, 遠藤 晴夫
    2001 年 49 巻 3 号 p. 35-38
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    電気事業を取り囲む社会環境の変化や設備環境の変化に対応して,電力システム全体として合理的な協調を図ること-システムコーディネーション技術-が重要であり,これを実践するために,これからの電力技術者には,従来の限られた範囲での専門技術力に加え,さらなる幅広い高度技術力の習得と知識,姿勢が不可欠である.このため,電力技術者の資質向上に向けた当社における,全社的な取組みの現状と教育方針について紹介する.
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