工学教育
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50 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 山脇 正雄
    2002 年 50 巻 2 号 p. 2-9
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    21世紀,日本が国際社会で生き残るには,新しい「モノづくり」による新産業創出の可否が鍵を握る.この「モノづくり」は「科学技術による基礎研究成果を「モノ」(商品,製品)の発想点とし,「技術と技能が車の両輪」となり,設計,製造,更にリサイクルまでの構想と実現」と定義する.いま,研究,開発,そして事業化への長い道のりを開拓していくには,専門分野だけでなく,幅広い教養と人間的魅力を持った資質の高いリーダー育成が研究,技術,技能,各分野で望まれている,その実現に向け「実地,知識,教養の融合による人間能力の調和的発展」をスローガンとし,工学,工業教育関係者は産業界でのモデルを参考に一致協力して,そのグランドデザインづくりに取り組まねばならない.日ごろ,若者に対する,教養教育の必要性を感じ,著者の産業界体験に基づく,「モノづくり」を基幹にした新しい教養講座私案を述べたい.
  • 山野 和一
    2002 年 50 巻 2 号 p. 10-13
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    高専における技術者教育は,今日,創造的,国際的,先端的,倫理的,など,多くの形容詞によってその方向が示される.しかし,このような多くの徳目を掲げることなしに,いわば帰納的方法を避けて,他の行き方を見つけることができる可能性がないわけではない.本稿では,公理論的考察によって技術教育の「場」が構成され,高専における教育に関しての有効性が考察される.
  • 大好 直
    2002 年 50 巻 2 号 p. 14-18
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    新入生が効果的に学習できるようにするため,特別のゼミナール「メカノワールド」を機械工学科のカリキュラムに導入した.そのゼミナールは,大学時代に何をいかになすべきかを知るための切っ掛けを与えるものである.ゼミナールに出席し,これから学ぶであろう勉強の専門的な話題を聴かせれば,学生の学習態度が良くなるし,また学生の報告から分るように,大学生活で目的意識の希薄なために生ずる不安も払拭される.大学生活の最初に行うゼミナールは,実質の伴う教育を実現するために非常に重要である.メカノワールドはそのために新入生に導入したゼミで,同様な形式で多くの学科等でも広く実践されるようになった.
  • 佐藤 清忠, 横山 隆三
    2002 年 50 巻 2 号 p. 19-25
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    地理情報とリモートセンシング衛星画像は,環境の学習にとって大変有益な教具である.学生はこれらの画像を解析することにより,現実の環境情報を観察することができる.しかしこれらの画像を,従来のプログラミング手法で解析することは困難であった.この問題を解決するために,ウェブブラウザと表計算の導入を行った.また画像のデータセットと,表計算による解析プログラムの開発を行った.画像解析が初めての学生に対する演習期間は,約2ヶ月であった.この論文では,画像データセット,表計算による解析方法及び環境学習の例を示す.
  • 福田 一郎
    2002 年 50 巻 2 号 p. 26-30
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    最近,大学新入生の基礎学力には,少なからぬ格差が生じている.そうした格差に対処するには,従来のような画一的な授業だけでは不十分で,木目細かな学習支援が必要である.また,教材においても,市販の教科書だけで学生の要求を満たすことは難しく,もっと理解し易く,親しみ易い教材への需要が高まっている.
    本稿では,金沢工業大学における学習支援活動に関連して,多くの新入学生にとって,分かり易い,親しみ易いといえる教材の開発について,実例を交えて紹介する.
  • 速水 健一, 高橋 薫, 藤木 なほみ, 笈口 誠志
    2002 年 50 巻 2 号 p. 31-38
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    携帯電話によるインターネット接続サービスの契約者数は2002年までに3千万人を超えた.このサービスの中にはWWWページの閲覧がある,携帯電話向けWWWページの作成は,既存のWWWページの作成環境や発信設備を利用して行うことができ,実習授業に容易に取り入れることができる.そこで,仙台電波工業高等専門学校の情報通信工学科では,インターネットに関する情報教育の一つとして,新たに携帯電話に対応した本校と本学科のWWWページの作成を実習授業に取り入れる試みを行った.身近で話題性のある題材を取り入れた結果,学生にインターネットへの興味や,その知識の必要性を認識させることができた.また,学生にWWWページの構成や,その文章の構造化に留意したWWWページの作成を行わせることができた.
  • 山崎 光悦, 山田 実, 畑 朋延
    2002 年 50 巻 2 号 p. 39-47
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    本報告では,卒業生よる教育のアウトカムズ(達成度)評価法を具体的に提案し,その試行の分析結果から教育目標の適切性,および教育プログラムの適切性と改革の方向性を引き出すことを試みた結果を示した.卒業後3年,6年,10年を経過した卒業生全員を対象として,郵送によるアンケート調査を実施して,学部の教育目標についての教育の達成度と現在の職場での要求度を5段階選択方式で尋ねた結果の概要を示し,その結果の分析から教育プログラムの改革,教育システムの改善策の方向を見出した.これによって,教育成果の評価とフィードバックシステムを確立した.
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