工学教育
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50 巻 , 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 海野 啓明, 大泉 哲哉, 近藤 忠之, 上町 俊幸, 白根 崇, 矢島 邦昭, 菅谷 純一
    2002 年 50 巻 5 号 p. 39-46
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    高専の一貫教育の中で,「もの作り」教育の特徴を活かした実験実習主体の教育は,能動的学習として将来性がある.仙台電波高専電子制御工学科では,1~4年でロボット製作に必要な基本的技術を修得できるように実験実習の教育課程を整備している.4年でセンシング技術の実習を経た後は,5年でロボット製作実習に取組む.この実習では,少人数のチーム内で協力し,スケジュール管理の下に独自のアイデァを生かしたロボットを完成させている.また,学生が社会に貢献できる技術者としての自覚を持つように,小学生・中学生対象にロボット製作などの地域教育を活用している.これらを教育モデルとすればJABEEの目的に十分適うことが示される.
  • 英 崇夫, 日下 一也
    2002 年 50 巻 5 号 p. 47-53
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    本論文では新しく開発したプレゼンテーションによるアウトカムズ評価の方法を紹介する.この評価では,教師のみならず学生も評価に加わる.評価項目として,プレゼンテーションの内容およびプレゼンテーションの技法のそれぞれについて数項目を設定した.プレゼンテーション評価によって,表現力は向上し,また,評価能力も経験を重ねることによって高揚することが明らかになった.創成科目である「創造演習」,「創造実習」および「卒業研究」について実施した結果を紹介する.
  • 武田 邦彦, 土屋 敏明
    2002 年 50 巻 5 号 p. 54-62
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    材料工学科の学生に対して創成科目として有機合成の講義を1997年から行ってきた.講義では量子化学と群論からはじめ,典型的な個別の有機合成について,反応を支配する原則から推論する形で解答を得る訓練を行った.その過程で学生は自らの既得知識のみを直接的に利用しようとする傾向が強いことが判った.学生が自らの推論機構を使用して,反応を支配する原則から問題を解決しようとする態度が見られるまでに2ヶ月程度を要した.推論能力を高めるための知識・論理は創成科目の中で教育できることがわかったが,心理的経験的能力の訓練無しに最終的な成果を上げうるかは不明である.また創造性と推論能力などの相互関係について整理を試みた.
  • 横井 紘一
    2002 年 50 巻 5 号 p. 63-65
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    デザインは広義化し現在3つの意味を持つ.1)従来の意匠・造形2)マーケティング課程における広義化されたデザイン3)構想・計画のデザインである.デザインの構造変革,デザイン従事者の拡大によって美術大学でのデザイン教育よりむしろ一般大学においてデザイン教育を行うべきである.筆者は信州大学の共通教育及び感性工学科で一般大学生に対し「デザイン教育」を行った.そのカリキュラム内容と授業成果を紹介し,今後の一般大学生に対するデザイン教育の方向性と視点について提言する.
  • 胸組 虎胤
    2002 年 50 巻 5 号 p. 66-70
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    有機化合物の構造を把握し表現することは,化学技術者にとって重要なことである.本研究は高等専門学校の学生のための一つの立体化学教育プログラムを提供している.そのような教育プログラムを作り出すための試みは,手で分子模型を組み立て,出来あがったものを紙の上に描くということが,高学年よりもむしろ低学年の学生に有効であることを示した.そして,コンピューターのモニター上に分子モデルを描くことは,低学年のときに手で分子模型を組んだことのある高学年の学生に有効であった.分子模型を手で組むこととコンピューターで描くことの連携も,講義の中でと同様実験科目においても試みられた.
  • 塚本 真也, 大橋 一仁, 鷲尾 誠一, 鳥居 太始之
    2002 年 50 巻 5 号 p. 71-77
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    本報告では,PBLで跳ねる機械を実現させる創成科目―学生の課題探求・創成能力を育成する創成プロジェクト―の具体的な教育成果を紹介する.特に,課題探求・創成能力の重要性を認識させるためには,準備段階で学生の発想力初期値を測定することが不可欠であること,ならびに発想ツールの学習でOpen-Ended課題に対する学生の反発・戸惑いが払拭でき,教育効果が向上することなどを詳細に報告している.
  • 金子 成彦, 渡邉 辰郎
    2002 年 50 巻 5 号 p. 78-82
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    PBL(Problem Based Learning)は実際の製品や産業界で発生した問題を題材として,学生と教官がチームで取り組む問題設定解決型学習プログラムである.その目的は,実際の題材を通じて考えるプロセスを体験させ,チーム作業を通じて役割分担を理解させ,問題設定能力と問題解決能力を涵養することにある.本稿では,従来の卒業論文に替わって実施したマイクロガスタービンを題材としたPBLプログラムについて報告する.
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