工学教育
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51 巻 , 2 号
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  • 吉川 弘之
    2003 年 51 巻 2 号 p. 2-10
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
  • 中西 佑二, 吉田 恵介, 伊藤 詣二, 金田 忠裕, 赤対 秀明
    2003 年 51 巻 2 号 p. 11-18
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    社会の多様化に伴い,教育機関はその機能を広く開放し,地域との交流を深め,開かれた学校として社会に貢献することが求められるようになった.大都市に存在する公立高専は昨今の不況に苦悩している中小企業が多く存在する地域にある.今こそ,将来の人材育成や,中小企業をサポートするために産学公の連携が必要なときはない.そこで,全国の公立高専の産学公連携の現状をまとめ将来について考えてみた,各自治体の状況により各校の対応の仕方は異なるが,特色のある活動を展開している.
  • 山下 忠, 坂本 哲三, 大山 光夫, 西村 映彦
    2003 年 51 巻 2 号 p. 19-23
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    高齢化社会を迎える我が国にとって福祉は深刻な問題である.本論文は,福祉メカトロニクス教育に焦点を当てた,学生プロジェクトによる車いすパワー・アシスト装置の試作事例を報告する.移動路の前後と左右の傾斜を検出するセンサの試作を行い,さらに車椅子使用者の体重を検出して補助動力を演算するコントローラを開発した.その結果,まず第一に学生はハンディキャップを持つ人にとって,車椅子を利用するに際しての問題点,ならびに車椅子の要求仕様を学習した.加えて,工学的な点に関しては,補助動力の自動調整が可能となり,登坂・降坂時の路面傾斜による抵抗を,ほぼなくした.そして,左右に傾斜を持つ路面において直進性を向上させることもできた.また,試作,実験を通して福祉への工学の役割を体験的に学習させる効果を確認した.
  • 出村 公成, 浅野 泰樹, 服部 陽一
    2003 年 51 巻 2 号 p. 24-30
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    金沢工業大学夢考房の学生チームは近年国内外の各種大会で顕著な成績を収め,その教育システムについて大学の教育改革関係者の間で非常に注目を集めている.夢考房は単に知識や技能を修得する場ではなく人間形成の場である.夢考房での活動を通じて,学生は自主自立の精神,創造性,団結心,道徳国際性などを身に付ける.本稿では,夢考房についてその理念,概要,教育システムを論ずるとともに,具体例としてRoboCup-2002世界大会で準優勝を収めた学生チームの活動を取上げ,その教育効果並びに成果を紹介する.
  • 田中 寿郎, 平岡 耕一, 野村 信福, 豊田 洋通, 山下 浩, 八尋 秀典, 定岡 芳彦
    2003 年 51 巻 2 号 p. 31-35
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    愛媛大学工学部では大学入学時の学生の基礎学力の低下と自発的な学習態度の欠如が問題になっている.学生の学力低下は,学生の基本的な自然現象に対する経験的知識や簡単な物作りの経験不足と,高等学校までの受身的な学習態度から引き起こされたものと分析し,大学初年次生対象にこれらを補完する体験参加型の実験科目「基礎科学実験」を新たに開発した.平成13年度に試行し,平成14年度には工学部6学科中4学科340名の学生が受講する.アンケート調査では,物作りの楽しさと,自らの体験として自然現象を理解したことが示され,大学教育への動機付けと,工学の基本である物作りに対する興味,さらに自発性の向上に効果が認められた.
  • 西田 進
    2003 年 51 巻 2 号 p. 36-40
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    技術者教育はこれまでの知識の吸収やスキルの獲得を中心とした教育から,与えられた制約条件の下での実現化を行う工学設計や理念化した設計目標を提示するコンセプトの形成を中心とする教育に変わりつつある.このような教育科目は「創成科目」と総称され,その学習手法としてPBLが定着しつつある.その具体策として,スタディ模型とITを利用した教育重視型PBLプログラムを金沢工業大学土木工学科構造工学研究室の学部生に実施したところ,その教育効果は大きいことが明らかになった.
  • 松石 正克, 竹俣 一也, 松本 重男, 古川 哲郎
    2003 年 51 巻 2 号 p. 41-44
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    金沢工業大学が1年次学生に実施している工学設計科目では,多様な解が存在し,問題領域が必ずしも明確ではない身近な工学の題材を対象にして,チームで設計プロジェクト活動を行ない,独自の解決案を創出する.大部分の1年次学生は大学入学までに設計・製作の経験が全くないので,多様な解が存在し,問題領域が必ずしも明確ではない設計課題に戸惑いがある.そこで,著者らは,工学設計の授業開始前に1年次学生にリサイクル材料を使ったミニ設計プロジェクトを課すことにより,設計過程を実体験させ,また,チームメンバー間の親近感を向上させることにした.本報では,ミニ設計プロジェクトの概要とその有効性を調査した結果を報告する.
  • 鈴木 好夫, 伊藤 秀範
    2003 年 51 巻 2 号 p. 45-50
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    技術者倫理は,JABEE認定審査の重要な構成要素である.技術者倫理の重要性は,技術者教育の中の基礎教育としてますます増していくものと思われる.現在,技術者倫理を開講している大学は極めて少ない.それは,この科目を教えることができる教官が少なく,この科目の教材研究も遅れているからである.技術者倫理の3コマの試行授業をおこなった.また,技術者倫理を研究するグループを設立し,教材研究をはじめた.この論文で,授業の詳細と,授業の中で明らかになった問題,技術者倫理の教材研究の結果を示す.
  • 山田 実, 高宮 三郎, 金川 秀也, 北川 章夫
    2003 年 51 巻 2 号 p. 51-54
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    大学における卒業研究は,課題設定とその解決方法について少人数の単位で教員から直接の指導を受け,さらにその結果を論文としてまとめ,口頭発表をするなど,総合的な教育効果を有している.しかし,卒業研究は個別の教員や研究室単位で実施されているため,教育の内容や成果について学科や学部全体としての成果を把握するのが困難である.そこで,筆者等の学科では,学生自身と教員による卒業研究での達成度評価を平成13年度に試行した.結論としては,各学生は固有の個性を有しているが,学科等での平均をとると,その個性が消えてしまい.統計処理について慎重であるべき事が判った.平成14年度では,中間発表と最終発表で評価を実施し,達成度の進歩を評価する予定である.
  • 常深 信彦, 本田 昭, 城谷 聡美, 長崎 仁典
    2003 年 51 巻 2 号 p. 55-61
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    自動制御理論は広い技術分野を下支えする基礎工学に属し,本来は実学でありながら,現実には単位系をもたない複合的な教理式が多いため,一般に難解な学理とされてきた.この工学教育に対する"苦手意識"は以前から企業内技術者にもみられたが,今日のような"思考なしにパソコンで解析できる"時代をむかえ,一層顕著になってきた.この報告は,企業内教育の立場から技術者が自ら"苦手意識"に挑戦し,自ら考え,自ら体験し,自ら感動する制御理論に関する実践教育の紹介である.
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