魚病研究
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20 巻 , 4 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
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  • Christian MICHEL
    20 巻 (1985) 4 号 p. 445-451
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     Aeromonas salmonicida の病原体を用いて2種のワクチンを作った。1つはホルマリン死菌, もう1つはガラビーズと共に酢酸リチューム・EDTA緩衝液中で強振して採取した菌体外物質である。ワクチンを腹腔内接種したニジマスに対し, 病原体の筋肉内接種または菌浴で攻撃した。攻撃試験に問題が無かったにもかかわらず, 防禦効果は認められなかった。そこでこの実験結果と最近のほかの報告を比較検討し, また, せっそう病ワクチン研究の意味と動向を考察した。
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  • 楠田 理一, 鬼崎 忍
    20 巻 (1985) 4 号 p. 453-457
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     マクロライドおよびリンコマイシン系抗生物質のうち,現在ブリ連鎖球菌症の治療薬として使用されているエリスロマイシン(EM)およびスピラマイシン(SPM)と,水産用医薬品として認可されていないジョサマイシン(JM),タイロシン(TL)およびリンコマイシン(LCM)の5薬剤を用いて,本症原因菌Streptococcus sp.に対する試験管内における抗菌力,殺菌力および耐性獲得率を調査し,以下の結果を得た。1. 供試5薬剤の本菌に対するMICは0.0125~1.56μg/mlで,EM, LCM, JM, SPM, TLの順に高い感受性を示した。2. 供試5薬剤の殺菌作用は弱く,低濃度ではいずれも静菌的に作用した。しかし,各薬剤とも高濃度においては多少の殺菌作用が認められ,薬剤を含む液体培地中の菌数は経時的に減少し,72~96時間後には初発菌数の1/103以下になった。3. 供試5薬剤に対する本菌の耐性獲得率は32~500倍で,クロラムフェニコールやドキシサイクリンに比べて高く,しかも耐性化が早い傾向が認められた。
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  • Erlinda R. CRUZ, 室賀 清邦
    20 巻 (1985) 4 号 p. 459-461
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     数濃度の硫酸亜鉛液 (25℃) を用いて亜鉛のニホンウナギ(Anguilla japonica, 平均体重 77g)に対する毒性を調べたところ, 24, 48 および 96 時間 TLm (半数致死濃度)はそれぞれ 29 , 14 および 11 mg Zn++/lであった。 致死濃度以下の亜鉛液(1, 3 および 7 mg Zn++/l)に 48 時間浸漬したウナギに Edwardsiella tarda を6.9×105 および 6.9×106 CFU/100g 筋肉内接種したが, それらの死亡率は亜鉛処理をしなかった対照魚の死亡率と同程度であり, 亜鉛により感受性が高められる傾向は認められなかった。
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  • R. P. HEDRICK, W. D. EATON, J. L. FRYER, Y. C. HAH, J. W. PARK, S. W. ...
    20 巻 (1985) 4 号 p. 463-468
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     韓国で魚から分離された4株のウイルスについて生化学的および血清学的性状を調べた。うち3株は シロ ザケ, 1株はキンギョから分離されたものである。4株とも IPN ウイルスの VR-229 株に極めて近縁であることが分かった。また 35S-メチオニンでラベルしたビリオンポリペプチドの免疫沈降反応は, とくにこれを血清学的性状およびゲノム・セグメント分析で補った場合, ウイルスの性状を調べる迅速かつ特異性の高い方法であることが分かった。
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  • 境 正, 後藤 修, 野口 松治, 川津 浩嗣
    20 巻 (1985) 4 号 p. 469-473
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     絶食時および CCl4 投与時におけるコイ胆汁中の総 bilirubin (TB) 量, 抱合 bilirubin (CB) 量, 非抱合 bilirubin (UB) 量の変動を調べた。対照区, 絶食区, CCl4 10μl, 40μl, 100μl/100gBW 投与区を設け, ジアゾ法を用いて経時的に測定した。対照区の TB, CB, UB 量はそれぞれ 0.03~0.13, 0.03~0.08, 0.01~0.02 mg/ml であった。絶食により TB, CB 量は除々に増加した。CCl4 を投与すると, TB, CB 量 は1日後に 8~18 倍と急激に増加した。CCl4 投与量の大きい区では, UB 量が顕著に増加した。
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  • 中内 良介, 宮崎 照雄, 塩満 捷夫
    20 巻 (1985) 4 号 p. 475-479
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1) 1982,1983年に鹿児島県奄美大島の養殖漁場で採取した,口白症のトラフグを病理組織学的に検討した。2) 病魚の脳の延髄神経核神経細胞に核内封入体様物形成,細胞壊死像が見られた。3) 吻部の潰瘍患部では,細菌の侵襲を伴わない表皮剥離,種々の細菌の侵襲と組織の壊死・崩壊が見られた。4) 病理組織学的検討の結果,本病の特徴である吻部の潰瘍の形成は,延髄の神経系の障害に因ると思われる噛み付きあいの結果生じたと判断された。
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  • 中井 敏博, 花田 博, 室賀 清邦
    20 巻 (1985) 4 号 p. 481-484
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1982 年から 1984 年にかけて, 静岡県下の養殖アユ(Plecoglossus altivelis)に Pseudomonas anguilliseptica 感染症が発生し, 少なからぬ被害をもたらした。これは養殖アユにおける本菌感染症の初発生例であるが, 分離株は従来のウナギ由来株とはウナギ(Anguilla japonica)およびアユに対する病原性, および新鮮血清の殺菌作用に対する対抗性において相違した。また血清学的には, 両者は共通の耐熱性抗原を有するものの, アユ株にはウナギ株に存在するK抗原とは異なる抗原性をもつ表在抗原が認められた。
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  • M.L. KENT, R.P. HEDRICK
    20 巻 (1985) 4 号 p. 485-494
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     米国全土のキンギョで時々問題になる慢性的な斃死の1次原因として疑われている, 形態的に Goussia carpelli に固定される球胞子虫について研究した。キンギョへの感染は孵化直後に認められ, 胞子をもった嚢胞体は 15 日令魚に見られた。通常, 6 週令で問屋に出荷するため水揚げされるが, 感染魚はこのあと摂餌しなくなり 2, 3 週の間に 50~75% が死亡した。感染魚は慢性的に腸炎を起こしており, 腸の固有層にはセロイドに包まれた多数の嚢胞体が観察された。イトミミズやエビを担体として嚢胞体をキンギョに与え実験感染に成功した。
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  • 和田 新平, 藤巻 由紀夫, 畑井 喜司雄, 窪田 三朗, 磯田 政恵
    20 巻 (1985) 4 号 p. 495-500
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1. 1984年4月から12月にかけて長崎県下で発生した養殖トラフグの口白症に関し病理組織学的に検索した。2. 本症罹病魚の肉眼的特徴は体色の黒化,口吻部の糜爛・潰瘍,咬み合い行動および肝臓の線状出血斑などであった。3. 光顕的に脳神経核の大型神経細胞およびフリッシュ細胞の核内に顆粒様構造物(核仁)の塊状化および核膜の不鮮明化などの退行性病変が認められたことからこれらの病変が咬み合い行動の原因と思われた。また,口吻部は正常構造が崩壊しており,種々の細菌の侵襲が認められた。さらに,肝臓の出血斑は肝被膜直下から実質浅層にかけての限局的な出血によるものであった。4. 電顕的に延髄の脳神経核の大型神経細胞の核内にウイルス様粒子がみられ,同一粒子が核膜の不鮮明な部位にも認められたことから,本症がウイルス病である可能性がより高められた。
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  • 安永 統男, 平川 榮一, 塚原 淳一郎
    20 巻 (1985) 4 号 p. 501-502
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     P. piscicida のアンピシリン耐性は β-ラクタマーゼの産生によるが, 本酵素を迅速に証明する方法として iodometric 法がすでに活用されている。著者らはさらに手軽に検査できる acidmetric 法について検討した。1984年に長崎県下でブリ類結節症から分離された 48 株について MIC 値 (μg/ml) を調べ上記二方法を比較検討した結果, MIC 値 0.05 (22株), 0.1(12株)の感受性は両方法とも陰性反応を, MIC 値 100 (1株), 100 以上 (13株) の耐性株は両方法とも陽性反応を示した。本法は試験手順の面ですぐれていることが分った。
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  • 畑井 喜司雄, 和田 新平, 窪田 三朗, 松本 紀男, 植木 範行
    20 巻 (1985) 4 号 p. 503-504
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1985 年 4月, 香川県内の一種苗生産場のヒラメ稚魚に累積へい死率が約 50 %に達する疾病が発生した。瀕死魚の外部所見は腹部膨満, 鰓の貧血, 肛門の発赤などで, 内部所見は肝臓のうっ血, 腸の発赤などであった。細菌, ウイルスおよび寄生虫学的検査はいずれも陰性であった。病理組織学的検査の結果, 特徴的病変は心房内に形成された血栓および心筋の変性であったことから, 死因は何らかの原因で心房筋に変性が生じ, 次いで心房内に除々に血栓が形成され, やがて全身状態が悪化したためと判断した。
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  • 徳森 浩, 村上 恭祥, 室賀 清邦
    20 巻 (1985) 4 号 p. 505-506
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1982 年夏, 広島県水産試験場淡水魚支場の試験池で飼育されていたニシキゴイ当才魚のなかに腹部膨満や腹水貯溜などの症状を示す病魚が認められ, それらの腸管より一種の球胞子虫が発見された。また, 1984年春には同支場のクロダイ1才魚より別種の球胞子虫が発見された。それらの球胞子虫の形態, 宿主, 寄生部位あるいは出現の季節性などから, 前者をヨーロッパやそ連でよく知られているコイのコクシジウム腸炎の原因である Goussia carpelli, 後者をコイのコクシジウム結節症の原因である G. subepithelialis と同定した。
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