魚病研究
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23 巻 , 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
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  • C. F. LO, Y. W. HONG, S. Y. HUANG, C. H. WANG
    23 巻 (1988) 3 号 p. 147-154
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     ハマグリの鰓の黒変部を電子顕微鏡で観察したところ, 壊死細胞の細胞質内にウイルス様の粒子が存在した。細胞株TO-2を用いることによってウイルスが分離された。分離ウイルスを電顕観察したところ, その形態やビリオンの位置はハマグリの鰓の細胞に見られたものを同じであった。さらに生化学的性状や血清学的性状をすべてINPウイルスの血清型ABに類似することが明らかとなった。以上は台湾においてハマグリから分離されたウイルスの性状に関する最初の報告である。
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  • 畑井 喜司雄, Ong-ard LAWHAVINIT, 窪田 三朗, 戸田 久仁雄, 鈴木 規夫
    23 巻 (1988) 3 号 p. 155-159
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     水カビ病罹病ペヘレイから分離された Mycobacterium sp. の10および1mg/ml菌懸濁液を作成し, ペヘレイ100g当たり0.2mlずつ筋肉内に接種する方法で実験感染を試みた結果, 前者では14日後, 後者では30日後までに供試魚のすべてが自然発症魚とほぼ同一病徴を呈して斃死した。また, 瀕死魚からは接種菌が純培養的に再分離された。以上のことから, 本菌はペヘレイに病原性を有することが確認された。
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  • 坂井 勝信
    23 巻 (1988) 3 号 p. 161-169
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     生RTG-2細胞の正味電荷を無担体電気泳動法により観察すると, MEM中では中性, グルコースでは正, 混合アミノ酸中では負であった。IPNウイルス感染RTG-2細胞は, 培養時間とともにMEM中で正に荷電し, この正荷電はグルコースで増強され, アミノ酸には影響されなかった。ウイルス感染細胞はグルコースにのみ脱水素酵素活性を示した。また, 非感染細胞に比べ乳酸脱水素酵素活性が顕著に高く, イソクエン酸およびリンゴ酸脱水素酵素活性は低下していた。細胞内には微量のATPしか含まれず, エネルギー欠損状態にあった。
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  • 吉水 守, 紀 栄興, 佐見 学, 木村 喬久
    23 巻 (1988) 3 号 p. 171-174
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     サケ科魚類の細菌性腎臓病(BKD)原因菌キャリヤーの的確かつ迅速な診断へのFITC標識アビジン・ビオチン抗体(ABC)法の導入を検討し以下のような結論を得た。1. 従来のFAT間接法に比し蛍光発色度はABC法で約1.5倍となり,かなりの発色増強効果が得られた。2. 飼育魚の腎臓塗抹標本を用いてのABC法と従来のFAT間接法によるR. salmoninarumの検出率の比較では,観察時間を3分間とした場合ABC法でFAT間接法の約1.5倍,また従来と同様100視野観察時の比較ではABC法で従来法の約1.4倍となり,蛍光発色度の増強が観察時間を区切った場合の検出率により強く反映された。3. ABC法では蛍光発色度が増加することにより,非特異蛍光も必然的に増加することが予想される。本法の導入に際しては使用する抗血清の反応特異性を前もって十分検討し確認しておく必要があろう。
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  • 植木 範行, 杉山 瑛之, 室賀 清邦
    23 巻 (1988) 3 号 p. 175-178
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     釣餌用に蓄養されていたスジエビに、節間部が発赤し短期間に死亡する病気がみられた。病エビからは一種のビブリオ属細菌が分離され、また、病エビにはエビノコバンの寄生が観察された。この分離菌を健康なスジエビの筋肉内にごく少量接種するか、もしくはエビノコバンの寄生を受けたスジエビの飼育水に菌を添加することにより、供試エビを容易に感染・発病させ得た。しかし、エビノコバンの寄生を受けていないスジエビに対しては飼育水に菌を添加しただけでは発病させることはできず、本病の感染発病にはエビノコバンの寄生が関与していると考えられた。
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  • 鈴木 譲, 日比谷 京
    23 巻 (1988) 3 号 p. 179-184
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     コイ眼窩内組織にアラビアゴム溶液を注射し起炎させ, 炎症巣に集まる白血球数の変化を調べた。好中球遊走は最も急速で, 注射後1日で最大となった。それに先立ち好中球の頭腎内での減少, 血中での増加が見られ, 頭腎に貯蔵されていたものが血中にに放出され, さらに炎症巣へ向かうことが分かった。単球遊走はこれに遅れ5日後に最大となったが好中球に比べ少数であった。血液中単球数の上昇も若干認められた。好塩基球, リンパ球の遊走もほぼ同時期に見られたがさらに少数であった。血中リンパ球は起炎直後から明らかな減少が認められた。
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  • Yen-Ling SONG, Shiu-Nan CHEN, Guang-Hsiung KOU
    23 巻 (1988) 3 号 p. 185-189
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1976年から1986年までの間に, 台湾で魚類およびその環境から分離された V. anguillarum 119株の血清型を, O抗原による凝集反応を元もとに調べた。その結果, 109株は7つの血清型 (T-O-I~T-O-VII) に分別することができ, そのうち90株がT-O-I型であった。残りの血清型の出現率はほんの僅かであり, 血清型の決められない菌株も10株あった。これまでに報告されている V. anguillarum の血清型と比較したところ, T-O-IがC(J-O-3)型, T-O-VがA(J-O-1)型, T-O-VIがB(J-O-2)型に対応した。
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  • 楠田 理一, 二宮 学, 浜口 昌巳, 村岡 愛一郎
    23 巻 (1988) 3 号 p. 191-196
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     ブリ類結節症に対する有効性の高いワクチンを開発するために, Pasteurella piscicidaリボゾームワクチンをブリに接種して免疫し, 有効性をほかの菌体抗原と比較した。その結果, リボゾームワクチン免疫魚はほかの免疫区と比較して, 血清の抗体価やオプソニン活性は低かったが, 頭腎細胞の貪食活性や実験感染に対する感染防御性は最も高い値を示した。このことから, 本症に対するリボゾームワクチンの有効性は貪食活性の上昇によるものと考えられた。
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  • Yen-Ling SONG, J. L. FRYER, J. S. ROHOVEC
    23 巻 (1988) 3 号 p. 197-202
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     カラムナリス病に関連して分離された滑走細菌23株について, そのうちの代表株DD3とのDNA相同性を調べたところ, 3群に分けられた。なお, これらの菌株は, 成長, 生化学的性状, GC含量には差がなかった。第1群は, 樹根状コロニーを作る20株中の18株と粘張なコロニーを作る1株からなり, DD3との相同性が81~98%で, カナダ, チリー, 日本, 韓国, 台湾, 米国での分離株を含む。第2群は台湾の2株からなり相同性が29%以下で F. columnaris とは別種と考えられる。第3群は, 蜂巣状コロニーを作る米国南部の1株で, 相同性73%であった。
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  • 中津川 俊雄, 畑井 喜司雄, 窪田 三朗
    23 巻 (1988) 3 号 p. 203-204
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1985年6月下旬から8月下旬にかけて, 京都府下のY漁港内で飼育していたアワビ稚貝に高率の斃死を伴う疾病が発生した。各稚貝に共通して見られた所見は外套膜と上足の萎縮および貝殻辺縁部の融解・崩壊・欠損などであった。本疾病による斃死率は49.1%に達したが, 水温が25℃を越えるに伴い終息した。飼料が斃死原因とは考えられなかった。病理組織学的に検討した結果, 本病の原因は神経幹と足側神経横連鎖に生じた腫瘍によるものと判断された。しかし, その成因ならびに病態の詳細に関しては不明であり, 今後検討する必要がある。
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  • 厚田 静男, 小林 一裕, 酒井 正博, 小林 正典
    23 巻 (1988) 3 号 p. 205-206
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1986年から1987年にかけて, 三陸沿岸で海中養殖されていたギンザケおよび岩手県下で淡水飼育されていたギンザケの異常魚において肝臓に特徴的な病変が認められ, それらについて病理組織学的検査を行った結果, その肝臓に蜂窩状壊死, 出血, 空胞変性が認められ, 脂肪染色においては, 強度の脂肪浸潤と類脂肪の沈着, 又, 若干ではあるがセロイドの沈着も観察された。なお, いずれの検体からも原因と考えられる細菌およびウイルスを分離しえなかった。これらのことから, この原因は栄養性要因であると判断した。
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