日本消化器がん検診学会雑誌
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44 巻 , 6 号
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  • 芳野 純治
    2006 年 44 巻 6 号 p. 577
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 高後 裕, 渡 二郎
    2006 年 44 巻 6 号 p. 578-586
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    がんの早期診断の基本は画像診断による形態異常に基づくものである。したがって, 現在の消化器がんのスクリーニング検査の主流は, 形態学的異常を捉えることを基本としている。遺伝子異常をがん検診に応用していく場合, その感度や特異度, さらには経済性を十分に検証していく必要がある。これまで, 血液や体液を用いた癌の遺伝子診断は高い特異度はあるものの, 感度に関しては満足のいくものではなく, より高感度な方法の開発が求められる。生殖系細胞や体細胞の遺伝子診断によって, 将来的に, がんの拾い上げと発がんリスクの評価を検診業務において可能となることを期待したい。その場合に, どうしても必要なのが“Field cancerization”の概念と臨床例の集積である。そこで, 遺伝子異常を応用した上部消化管がん (食道がん, 胃がん) 診断の現状を当教室での研究データをもとに述べた。
  • 大鳥 喜平, 梶谷 早雄
    2006 年 44 巻 6 号 p. 587-603
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    この研究は胃のレ線造影像の粘膜パターンを分類し記号化することを目的に行ったものである。ほぼ10年に亘る観察期間に個々の粘膜パターンが経年的に固定して観察された事から目的とする分類が容易となり記号化が可能となった。
    1. 胃の粘膜パターンは襞の巾が4mm以上のものと, 4mm以下のものとに大別される。襞の巾が4mm以下のグループは1mm以上のアレアが認められないα1型とアレアが存在するβ1型に分けられる。両グループの約10分の1に1個から普通数個あるいはそれ以上の小さな胃底腺ポリープが観察されるが, 癌の発生はなかった。
    2.4mm以上の襞を有するグループ (β2, β20, β0, β3) には必ず1mm以上のアレアが存在する。平成1年から18年間に発見された胃癌は全てこれらの, 襞が太くアレアの存在する粘膜パターンの, グループに発生していた。なおこれらのグループには潰瘍性病変が高頻度に発症しており, それらの胃について内視鏡検査を行った例ではその全てにHP菌の存在が認められた。
  • 吉田 諭史, 馬場 保昌, 丸山 雅一, 長濱 隆司, 中島 寛隆, 瀬田 真祐, 佐々木 勝海, 小野 良樹
    2006 年 44 巻 6 号 p. 604-615
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    内視鏡検診のあり方を求めるために, 直視型電子スコープを用いた観察診断成績を検討し, さらに内視鏡検査受診歴を調査した。対象は, 早期胃癌検診協会と東京都予防医学協会において2002年から2004年に生検組織検査で確認された胃上皮性腫瘍242例271病変で, 病変内訳は癌230病変(84.9%), 腺腫41病変(15.1%)である。内視鏡観察時に上皮性腫瘍の診断ができていなかった病変, すなわち観察診断と術前総合診断 (観察診断および生検組織診断) が一致していなかった病変は, 癌では69病変 (30.0%) を占め, 分化型の陥凹型早期癌に多い傾向が見られた。また, 25.6%(242例中62例)では, 確定診断時点から遡って3年以内に内視鏡検査の既往があり, この群を偽陰性 (見落とし) 例とみなすと, その発生要因の大部分(58病変83.9%)は観察診断であり, 10病変(14.7%)は生検組織検査に関連する問題があった。なお, 本検討で定義した不一致病変と偽陰性病変の分布は近似しており, 胃中部領域小轡に最も多かった。以上のことから, 偽陰性例の減少には, とくに観察診断と生検組織診断に乖離がみられた場合に, 内視鏡像と生検組織像を見直し, 診断過程の誤りを分析し修正することが有用と思われた。それには, 日々の内視鏡検査において観察診断とその所見を精細に記述しておく必要がある。また, 内視鏡検診の有効性を立証するには, まず前処置法や検査法および単位時間当たりの検査人数などの基準化を図り, その成績評価には生検組織診断を除いた観察診断の実態を明らかにすべきである。
  • 松本 貴弘, 西田 博, 原田 明子, 谷 知子, 辰巳 嘉英
    2006 年 44 巻 6 号 p. 616-622
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    当センターにおける便潜血検査の進行大腸がんに対する感度を1988-2002年度に把握した症例をもとに求め, 便潜血陰性進行大腸がんの特徴や問題点ついて考察した。検討方法は便潜血陰性進行大腸がんの定義を(1)中間期がん群のみと(2)中間期がん群と検診発見群の二通りに設定した。便潜血検査の感度は2年の追跡で定義(1)の場合8 & 5%で, 定義(2)の場合では31.8%であった。Kaplan-Meier法による累積生存率の比較において, 定義(1)では潜血陰性がん群は潜血陽性がん群より有意に低く, Cox比例ハザードモデルを用いた検討でも前者の後者に対する死亡リスク比は有意に高かったが, 定義(2)では累積生存率とハザード比において両者に有意差は認めなかった。今回の検討では, 中間期がん群と検診発見群は予後において異なった特性を持つ集団であり, 精度管理においては中間期がんのみを便潜血陰性大腸がんと定義することが望ましいと考えられた。
  • 小林 正夫, 三暗 文夫, 冨田 照見
    2006 年 44 巻 6 号 p. 623-630
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    当協会附属健診センターの人間ドックの胃癌検診において, 極細径内視鏡を用いた経鼻的胃内視鏡検査法の有用性について検討した。2004年5月から2005年7月までの期間に, 胃癌検診を受けた28510 人 (胃X線検査22106人, 胃内視鏡検査6404人; 内経鼻的胃内視鏡検査4160人) において, 胃内視鏡検査の癌発見率 (0.17%) は胃X線検査 (0.11%) の約1.5倍であった。経鼻的胃内視鏡検査をうけた受診者396人に対して行われたアンケート調査からは, 経鼻的検査は72%が楽に受ける事ができており, 経口的検査の20%に比べて, より苦痛の少ない検査と考えられた。また, 次回検査の希望でも経鼻的胃内視鏡検査は85%と高率であった。経鼻的胃内視鏡検査の合併症としての鼻出血は4.1%と少なく, 人間ドックの胃癌検診において, 経鼻的胃内視鏡検査はより苦痛の少ない安全な内視鏡検査として有用であると考えられた。
  • 渋谷 大助, 加藤 勝章, 猪股 芳文, 島田 剛延
    2006 年 44 巻 6 号 p. 631-633
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 44 巻 6 号 p. 634-642
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 44 巻 6 号 p. 644-654
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 44 巻 6 号 p. 656-664
    発行日: 2006/11/15
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
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