日本消化器がん検診学会雑誌
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47 巻 , 3 号
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総説
  • 内田 政史, 魚住 淳, 早渕 尚文
    2009 年 47 巻 3 号 p. 357-366
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/04/15
    ジャーナル フリー
    胆・膵臓の癌検診には主に超音波検査が用いられ, 二次精検法としてはMDCTが一般に用いられている。しかし近年MDCTによる被曝の増加や造影剤腎症の発生が問題となってきている。一方MRIは被曝がなく造影剤の副作用も少ない低侵襲検査であるが, 空間分解能がMDCTに劣り, MRCPのみ用いられることが多かった。そこで今回高い空間分解能が得られる3T 3D Dynamic MRIを用いて胆・膵臓疾患の評価を行い, MDCTと比較した。病変部描出能とMPR,CPRでは有意差なかったが, 造影能では有意(p<0.05)にMRIが優れていた。肝動脈区域枝の描出能は有意にCTの方が高い描出能が得られたが, 門脈区域枝では有意差は認められなかった。肝動脈区域枝描出はCTにまだ劣りさらなる撮像法等の検討が必要ではあるが, 3T MRI を用いたthin slice 3D Dynamic法は, MD-CTと同等あるいはそれ以上に胆・膵臓病変の存在, 胆管膵管の評価に優れ, 有用性が高い撮像法であると考えられた。
原著
経験
  • 石黒 隆
    2009 年 47 巻 3 号 p. 373-379
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/04/15
    ジャーナル フリー
    当社は他社に先駆けてDigital Radiographyシステムを製品化した。その際, 従来のX線フィルムと比較して同等以上の診断能を確保することを最優先とした開発を心がけ, 常に従来システムとのROC評価を行い, 診断能を検証してきた。また, 消化管検査においては, 画質を決定する要因は多岐に渡り, 撮影手技, 読影者の好みなど人的な要因も加わる。したがって施設毎に良好と判断される画質は異なり, 納める施設に適した画質調整ができることを基本コンセプトとしている。
    透視撮影装置のデジタル化は今後も進むことは間違いない。理想的には, どのメーカーの装置で撮影しても高いレベルの画質が得られることが望ましい。そのためには, ユーザー側では撮影法の標準化, 共通した精度管理の確立が必要である。一方, メーカー側では標準化された撮影法の対応, 読影を含めた院内トータルシステムとしての共通規格への対応, 低被ばく&高画質のための要素技術の開発が不可欠である。
  • 神宮字 広明, 坂 佳奈子, 小野 良樹
    2009 年 47 巻 3 号 p. 380-391
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/04/15
    ジャーナル フリー
    腹部超音波検診のプロセス評価について, 全国労働衛生連合会(以下, 全衛連)傘下の228施設にアンケート調査を実施し, さらに東京都予防医学協会(以下, 当会)の判定基準に基づいた当会の成績について検討し, 若干の知見を得たので報告する。アンケート調査より, 装置はデジタル化(41.6%)が進み, 検査時間は7~10分が多かった。読影は殆どの施設で技師, 医師のダブルチェックで行われているが, 医師の専門性は低い。要精検率は4.2%, 精検受診率は60.4%であった。陽性反応的中度まで得られた施設はわずか25.6%であり, がん発見率は最高0.02%, 早期がん比率は29.7%であった。一方, 当会では精検受診率は76.9%であり, がん発見率は肝臓, 腎臓で各々0.01%, 陽性反応的中度は腎臓で12.5%であった。今回の検討では1次検診以降の追跡調査の低さが目立ち, プロセス評価は低いと考えられた。
  • 中村 泰彦, 畠中 正光
    2009 年 47 巻 3 号 p. 392-395
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/04/15
    ジャーナル フリー
    九州大学病院では平成20年初頭の電子カルテ導入と同時に, フィルムレスに向けた医用画像管理システム(picture archiving and communication system:PACS)導入を行った。その背景, 導入時の注意点, システム運用の工夫について概説する。読影において, 表示条件の変更などのPACS機能を活用し, 電子カルテと共存させることで全ての情報を参照でき, 診療の効率化に大きく貢献している。今後は, 画像を含めた情報の標準化, 地域連携の強化を更に推進する必要があると考えられる。
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