日本消化器がん検診学会雑誌
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48 巻 , 3 号
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総説
原著
  • 安田 貢, 青木 利佳, 鳥巣 隆資, 曽我部 正弘, 美馬 秀俊, 鹿児島 彰, 井上 博之, 山ノ井 昭
    2010 年 48 巻 3 号 p. 344-354
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/15
    ジャーナル フリー
    今回われわれは同一被検者において, 胃X線で示現された胃体中部後壁の胃小区像・皺襞幅と, 血清HP抗体・PG法との関連性を検討した。対象は当センター人間ドックにおける直接胃X線検査受診者のうち, 同日のオプション検査で血清HP抗体とPGが測定された140例である。胃小区像はその形態によりB-0からB-3に分類し, B-1とB-3については小区の大きさにより亜分類(B-1a,1b, B-3a,3b)した。その結果, 「胃小区B-1以上」と「皺襞幅3mm以上」の両者を満たす群をHP感染陽性とした場合, その感度は75.0%, 特異度97.2%であった。また, 両者あるいは一方でも満たす群を感染陽性とした場合は, 感度96.9%, 特異度85.9%であった。また, 胃小区B-2のうちの皺襞幅4mm未満の群とB-3以上の群を合わせたものをPG陽性例, それ以外をPG陰性例と対応させると, PG法との一致率は91.9%であった。本検討により, 胃X線像によるHP感染診断法と胃がん危険度の客観的評価がある程度可能であると考えられた。
  • 萩原 廣明, 山下 由起子, 八木 茂, 小板橋 毅, 石田 稔, 関口 利和, 茂木 文孝
    2010 年 48 巻 3 号 p. 355-361
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/15
    ジャーナル フリー
    前橋市内視鏡胃がん個別検診参加施設のうち, 平成18, 19年度に計100件以上の内視鏡検診を実施した66施設の胃内撮影枚数と偽陰性率から適正な撮影枚数の検討を行なった。胃内撮影枚数から16mmフィルム施設, 14~20枚施設, 20~24枚施設, 24~28枚施設, 28枚以上施設の5群に分類すると, 偽陰性率はそれぞれ55.9%, 37.5%, 22.2%, 21.7%, 33.3%, 見逃し率は, それぞれ38.2%, 25.0%, 9.7%, 8.7%, 16.7%, 未撮影率は, それぞれ31.6%, 11.1%, 12.5%, 0.0%, 33.3%となり, いずれも24~28枚施設が最も低かった。この結果から24~28枚施設の撮影枚数に喉頭1枚, 食道3~4枚, 十二指腸2~3枚の撮影を加えた30~36枚撮影が, 偽陰性率からみた最も適正な撮影枚数と考えられた。
症例報告
  • 坂田 泰志, 江口 仁, 大串 昭彦, 朝長 元輔, 松永 圭司, 坂田 祐之, 藤本 一眞, 水口 昌伸
    2010 年 48 巻 3 号 p. 362-366
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/15
    ジャーナル フリー
    症例は64歳, 女性。高血圧症で, 当院で11年前から降圧薬を投与している。血圧は正常化し, 胸部X線写真で心拡大はなく, 心電図も正常であった。肉眼的血尿, 腹痛はない。6年前に十二指腸潰瘍でH.pyloli除菌治療を受け成功し, その後, 年に1回上部消化管内視鏡検査を定期的に受けられているが異常を指摘されなかった。2009年の上部消化管内視鏡検査で胃体上部後壁に約2cmの粘膜下腫瘍様の隆起が認められた。精査目的の腹部造影CT検査で, 23×16mmの左腎動脈瘤があり, 胃を圧排していた。動脈瘤壁に石灰化は認めなかった。破裂の予防目的で, 佐賀大学泌尿器科において左腎動脈瘤切除及び左腎動脈形成術が行われた。病理所見は動脈硬化性動脈瘤であった。腎動脈瘤は比較的稀な疾患で無症候性が多く, CTやMRI検査などで偶然発見されることが多いとされている。上部消化管検査においても胃粘膜下腫瘍様所見の原因の一つとして, 鑑別に上げる必要があると思われた。
第49回日本消化器がん検診学会総会 講演プログラム
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