日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
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52 巻 , 3 号
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巻頭言
総説
  • 島田 剛延, 遠藤 克哉, 志賀 永嗣, 千葉 隆士, 加藤 勝章, 渋谷 大助
    2014 年 52 巻 3 号 p. 369-379
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/06/15
    ジャーナル フリー
    S状結腸内視鏡検診(SS)の有効性は, 最近報告された無作為化比較対照試験(RCT)により決定的となった。SSを実施することにより, 大腸癌死亡率は全体で20~30%, 遠位大腸では30~50%の低下を示したが, それより深部の大腸では有意な差を認めなかった。罹患率についても概ね同様の効果を示した。これらRCTにおける穿孔の発生は稀であり, わが国の報告では117,644件のSSで穿孔は発生していなかった。全大腸内視鏡検診(TCS)については, 症例対照研究やコホート研究により大腸癌罹患率や死亡率低下を示唆する結果が得られている。これまで右側結腸の効果を認めないとする報告が多かったが, 最近では右側結腸の効果を示唆する研究が報告されている。TCSに関するRCT結果は未だ得られていないものの, 複数のRCTが進行中であり, 今後の展開が期待される。
原著
  • 山本 兼右, 山崎 秀男
    2014 年 52 巻 3 号 p. 380-386
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/06/15
    ジャーナル フリー
    誤嚥事故の状況分析として, 硫酸バリウムの粘度と誤嚥頻度, 性・年齢別と誤嚥頻度の関係を調査した。80歳以上男性の誤嚥頻度が高いことが判明した。第1次対策は, 問診時に過去の誤嚥の有無を確認し, 誤嚥経験者を特定した。誤嚥経験者と80歳以上男性をハイリスク群と定義し, この群にはバリウムを紙コップに移し替えて服用させることにした。また, バリウム服用上の注意書きを「あわてずに, ゆっくりお飲みください」と修正した。第2次対策は, ハイリスク群に対して, 高粘度(粘度:280mPa・s)の高濃度硫酸バリウム180W/V%ゾル製剤を用い検査を行った。第1次対策は効果がなかった。第2次対策は, ハイリスク群(誤嚥経験者と80歳以上男性)の誤嚥発生頻度が有意に低下し(P<0.05), 誤嚥事故防止に成果があった。
この症例に学ぶ
  • 山本 健太, 熊田 卓, 久永 康宏, 金森 明, 多田 俊史, 北畠 秀介, 曽根 康博
    2014 年 52 巻 3 号 p. 387-392
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/06/15
    ジャーナル フリー
    54歳男性。平成23年, 他院で上部内視鏡検査により胃癌が指摘され, 精査加療目的で紹介受診した。腹部超音波検査では胃体中部前壁に限局性の内腔面の陥凹変形と内部にガスと思われる音響陰影を伴う高輝度エコーがみられた。高周波プローブでは胃壁の5層構造が描出された。第3層は厚く肥厚し連続性は保たれており, 筋層浸潤はないと判断した。上部消化管内視鏡検査では胃角前壁に20mm程度の陥凹性病変を認めた。早期胃癌(SM2)と診断し, 腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行した。tubular adenocarcinoma, moderately differentiated(tub2), pT1b(SM2), ly1, v0, pDM0, pPM0, pN0, pM0, INFβ, int;pStage IAであった。今回AUSにて明瞭に描出しえた早期胃癌を経験したため若干の文献的考察をふまえて報告する。
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