日本消化器がん検診学会雑誌
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52 巻 , 5 号
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巻頭言
総会長報告
原著
  • 望月 直美, 小林 正夫, 西大路 賢一, 釜口 麻衣
    2014 年 52 巻 5 号 p. 545-555
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/15
    ジャーナル フリー
    人間ドックで胃がんリスク評価(ABC分類)を実施した。対象は1223例, 平均年齢は56.3歳であった。A群が全体の61%でA群の割合は年代が上がるにつれ低下した。同時に実施した内視鏡検診でC群から3例, A群から1例の胃がんが発見された。いずれも年齢は65歳以上で内視鏡的に胃粘膜の萎縮は高度であった。ABC分類の結果と内視鏡的胃粘膜萎縮度を比較した結果, A群の13.9%は内視鏡的に萎縮を認める, いわゆる「偽A群」であった。内視鏡的に萎縮を認めない真のA群と比較すると, 「偽A群」では60歳以上, およびHp抗体価3.0U/ml以上の症例が有意に多かった。「偽A群」のうち高度の胃粘膜萎縮を有する20例はPGI低値, Hp抗体価3.0U/ml以上の両方, あるいはいずれかに合致し, Hp既感染, または現感染が考えられた。胃がんリスク評価を正確に行うため, 初回は内視鏡による画像診断を併用することが望ましい。
  • 島田 剛延, 千葉 隆士, 加藤 勝章, 渋谷 大助
    2014 年 52 巻 5 号 p. 556-567
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/15
    ジャーナル フリー
    大腸がん検診において重点的に対処すべき年齢を明らかにするために, 宮城県がん登録により40歳以上の大腸癌11,415名を把握し, 性年齢階級別にスクリーニング発見癌と外来発見癌の進行度と予後を調査した。さらにこれらの成績を用いて, 検診により期待される救命年数を算出した。その結果, 男性では55~74歳, 女性では55~79歳がまず重点的に対処すべき年齢層と考えられた。男性の75~84歳, 女性の80~84歳については, 良好な健康状態にあるならば, 受診を勧める意義は十分あると思われた。85歳以上については検診による予後の改善はほとんど見込めず, この年齢層への積極的な勧奨は不要と思われた。罹患率の増加・平均余命の延長・精検受診率の向上は検診の効果に少なからぬ影響を与えており, 今後も状況に応じて適宜評価する必要があると思われた。
  • 水間 美宏, 渡邊 能行, 久木田 和夫, 福島 豊実, 王 孔志, 安藤 稔
    2014 年 52 巻 5 号 p. 568-574
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/15
    ジャーナル フリー
    「腹部超音波検診判定マニュアル」による腹部超音波がん検診を評価する上での問題点を文献的に考察した。すなわち, 受診者の数え方は, のべ人数に加え, 初回受診者での集計も行うべきである。発見がんには, 対象臓器原発のがんに加え, 対象臓器以外のがんや, その肝転移, リンパ節転移, がん性腹膜炎を含めるべきである。偽陰性がんは, 腹部超音波検診で異常なし(判定区分A)または軽度異常(判定区分B)とされた例が1年以内にがんと診断された例と定義する。偽陰性がんは, 地域がん登録を利用すれば把握可能である。発見がんの病期分類や治療効果の記載には, 地域がん登録で用いられている記載項目が有用である。生存期間, 生存率も地域がん登録から求めることが可能である。今後は, 偶発症などの不利益についても集計を行い受診者に説明する。将来的には, がん検診の有効性評価の直接的証拠である死亡率や死亡数の減少を証明することが目標となる。
経験
  • 本田 今朝男, 森村 裕一, 高田 恵子, 今村 清子, 有森 正樹
    2014 年 52 巻 5 号 p. 575-582
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/15
    ジャーナル フリー
    胃がん検診で行う残胃X線撮影法においては基準撮影法のように決まった方法が無く, また, 残胃の頻度は少なく撮影法を習得する機会が極端に少ないのが現状である。
    残胃X線撮影において以下の方法と工夫を試みた。1)発泡剤をバリウム(以下Ba)で服用。この事により発泡時間を遅らせること, Ba濃度低下を抑え胃壁の洗滌効果を期待した。2)Baの移動方法とローリング。Baの流出を極力抑えるため腹臥位でBaを残胃に戻す操作を加え, ローリングは右回転のみとした。
    胃壁のBa付着, 空気量の画像評価はB-I法では従来法に比較して約14%の改善が認められたが, B-II法では変化はみられなかった。
    撮影に当たり上記の方法と撮影順序を統一化できれば検査精度向上に寄与でき, 残胃癌の早期発見に期待できるものと思われた。また, 撮影法を一定にする事によって被曝低減にも貢献できるものと思われた。
第52回日本消化器がん検診学会大会 講演プログラム
会長講演
特別講演
招待講演
教育講演
日本消化器病学女性医師・研究者の会
統合プログラム1
統合プログラム2
統合プログラム3
統合プログラム4
統合プログラム5
統合プログラム6
International Session (Symposium) 5
シンポジウム5
シンポジウム6
シンポジウム13
パネルディスカッション9
パネルディスカッション10
パネルディスカッション15
ワークショップ2
ワークショップ10
ワークショップ15
ワークショップ23
デジタルポスターセッション
International Poster Session
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