図学研究
Online ISSN : 1884-6106
Print ISSN : 0387-5512
ISSN-L : 0387-5512
33 巻, 2 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 村松 俊夫
    1999 年 33 巻 2 号 p. 3-4
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 神山 明
    1999 年 33 巻 2 号 p. 5-12
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    本論は, 美術・デザイン教育の現場において, 図学をどのように教育したらよいか, また教員は図学をどのように考えたらよいか, 筆者が日々考えている記録である.図学を取り巻く困難な諸状況を考えているうちに, その問題は現在の大学の問題となり, それは, とても一大学教員の手に負えるものではないとも思われる.本論はその点を踏まえての一教員としての考察である.従って, 図学の専門的な観点からの論述ではない.
  • 梶山 喜一郎
    1999 年 33 巻 2 号 p. 13-19
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    投影図は, 三次元の座標系により立体を計量的に図的表現している.大学で投影図を学ぶ者を対象に図に描いた四角錐を理解する実験をおこない, 投影図に熟練していない段階の学習者が図の座標系を認知しない現象を示した.彼らが, 座標系の知識にかわって投影図に描いた図形の幾何学的性質を用いて立体の頂点の位置を推論することを実験で明らかにした.彼らは, 投影図を理解する過程でこの幾何図形による推論を用いるために, 図に記述した立体の持つ計量的な大きさ, 長さや比率, 角度を誤解する.なぜ誤答者は頂点の位置の推論に座標でなく幾何図形の性質を使用するかを考察し次の二つを明らかにした.この段階の学習者は, 幾何図形の座標を参照するように学習した座標系の知識を構造化していなかった.また彼らは, 数学的な基礎にもとつかない内容の座標系の知識を使用していた.
  • 作図不能問題への活用
    加川 穂積, 牧 博司
    1999 年 33 巻 2 号 p. 21-27
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    手書きの製図は現在も広く行われているが, 現尺の図面のごく微細な部分を表現することは不向きである.それらの問題を一部解決するために, CADが有効な道具として開発されてきた.CAD作図でも, 表示画面上のメッシュより外れた点の間で線を引く場合, 例えば, 円と等積の正方形や角度の三分割の作図などの際に不都合が起きる.本報告では, その課題を作図する場合に近似的ではあるが十分な精度を有する方法を示す.器材はパーソナルコンピュータ (CPU=200MHz) とレザープリンタ (600dpi) を使い, オペレーションシステムはMS-DOS (第6.2版) を使い, それにより作動する市販の汎用CADソフト (CANDY第7版) を使用した.最初に, 作図不能とされる等積問題と角度分割の近似的解法を行うための関数曲線創製の理論的根拠を示した.次に, 以下の事柄; (1) マウスとキーボード使用による, 高度に拡大した表示画面の上で線引きや円を描く方法; (2) その方法を使うことで, 既存の方法よりも高精度で描いた近似面積と角度の分割の例について示した.上述した関数曲線の作図精度の向上とその広範な適用は今後の問題である.
  • 第2報実用上の諸問題とその図学的解決法
    大西 道一
    1999 年 33 巻 2 号 p. 29-36
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    前論文ではつなぎ写真の正確な接続線を計算法で求める方法を示した.本論文では前論文に引き続きこの接続線になる共有直線の図学的な説明を行った.次にこの共有直線を得るためのコンパス法と実体視法を紹介し, その作図精度について述べ, 実用性を論証した.さらに近景のずれを最小にするのに必要なレンズの第1主点の重要性を述べ, この第1主点の位置を実測する方法を述べ, この測定と実際の撮影とに共用できる指標台と回転アタッチメントの使用を提案した.
  • 三浦 貴宏, 徐 崢, 近藤 邦雄
    1999 年 33 巻 2 号 p. 37-44
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    細分割曲面とは任意位相の多面体を再帰的に細分割して得られる曲面のことであり, コンピュータ支援による形状設計の主要な曲面表現の一つになっている.細分割曲面は曲面の形状を微小な面の集合として表現しており, 表示する際には, 要求精度に応じた回数だけ細分割処理を行なった後, 微小になった面を1枚ずつ表示させる.したがって細分割処理の回数が多いほど滑らかな形状になるが, 面の数が急激に増すために, 表示に要する時間が増すことになる.本研究では, 指定された誤差の範囲内で形状を保ったまま面数を削減し, 表示の品質を落さずに表示速度を向上させることを目的とする.このために, 本研究では, Doo-Sabinの細分割曲面を対象として, 指定された誤差の中で形状を保ちながら, 不必要な分割を抑制し, 細分割処理による面数の増加を軽減させる手法を提案する.本研究の成果は以下のようである.本提案手法により, 要求された精度内で形状を保ったままで, 面数が少ない細分割曲面を生成することができた.本提案手法は, より平面に近い領域が多いほど効果があり, より分割回数が多くて面が小さく滑らかな形状ほど効果があることがわかった.
  • 梶山 喜一郎, 丸山 剛, 宮永 美知代, 村松 俊夫, 堤 江美子, 伊藤 由美子
    1999 年 33 巻 2 号 p. 45-50
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 1999 年 33 巻 2 号 p. 51-60
    発行日: 1999年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
feedback
Top