現在, 講義を中心とした遠隔学習はインターネット等の様々なメディアで増えてきている.これらの利用の利点は自由な時間, 場所, カリキュラムの選択ができることである.しかし, 動作に対しての学習では, 講義的なものでは効果的ではない.遠隔学習の対象を「動作」に設定した場合, 自分の動作と見本となる動作の差異を認識することが, 人体動作の学習に対して強力な支援になるといえる.本研究では, 動きを学習するための遠隔教育システムの構築を目標とした.動き情報の閲覧には, 動画像を中心としたものから, 動きそのものを3次元コンピュータグラフィックス (3DCG) モデルのキャラクターで再現し, そのキャラクターの動きと, 学習者の動きを対比させて, その差異を画像処理の技術より抽出し表示して, 教育評価を行うことを目的としている.
抄録全体を表示