本研究では, MCT (Mental Cutting Test) をラオス語に翻訳し, ラオス国立大学一般教育課程の学生及び工学建築学部建築学科の学生とその卒業生に適用した結果, 平均点が各女性グループで6.77点~12.38点, 各男性グループで7.55点~13.51点となり, 一般教育課程の学生に比べて建築学科の学生とその卒業生の得点は高いこと, 建築学科4年生~6年生及び卒業生についての7科目の学業成績とMCTの得点に対して主成分分析を適用すると, 第1主成分と第2主成分で構成される2次元空間において当該科目のうちArchitectural DesignとStudio in DesignがMCTの近くに布置されること, また, これらの科目についてはMCT得点と成績の間にある程度の相関があることが見出された.
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