日本医療・病院管理学会誌
Online ISSN : 2185-422X
Print ISSN : 1882-594X
ISSN-L : 1882-594X
58 巻 , 1 号
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巻頭言
研究資料
  • 篠原 欣貴, 加藤 良平
    2021 年 58 巻 1 号 p. 2-11
    発行日: 2021/01/31
    公開日: 2021/05/20
    ジャーナル フリー

    【目的】 組織風土の病院に勤務する職員の定着・離職に与える影響を明らかにし,その関係性を説明する理論を構築する。【方法】大分県内の病院職員(医師,看護師,理学療法士,ソーシャル・ワーカーなど)に対して半構造化インタビューを行った。そして,インタビューによって得られたデータからカテゴリー及び下位概念を生成し,各カテゴリー間の関係性について分析を行った。【結果】27名の半構造化インタビュー等をもとに,3つのメインカテゴリー(職員同士の人間関係,仕事のやりがいと教育や生活への支援,尊重の風土)を導き出した。【考察】本研究から,職員同士の人間関係と仕事のやりがいと教育や生活への支援が尊重の風土と結びつくことによって働きやすい環境が整い,その結果,職員の離職率の低下と定着率の高さにつながることが示唆された。

  • 山内 和志, 森脇 睦子, 河原 和夫
    2021 年 58 巻 1 号 p. 12-22
    発行日: 2021/01/31
    公開日: 2021/05/20
    ジャーナル フリー

    【目的】東京都の在宅療養ワーキングの議事録について計量テキスト分析を行い,探索的に在宅療養に関する課題の検討を行うこと。【方法】在宅療養ワーキング議事録の文字データをKH Coderに取り込み,抽出された語について共起ネットワークを作成し,開催年度,開催地域と対応分析を行った。「死」に関連する発言の出現割合と開催地域の在宅療養に関するデータとの比較を行った。【結果】開催年度との対応分析から定められたテーマに即した発言が行われていた。共起ネットワークから語は大きく10のグループに分かれ,地域における病院と医師の役割や,医療や介護における連携,入退院の支援等に関する発言内容を認めた。開催地域との対応分析では,それぞれに特徴的な語を認めた。「死」に関連する発言の割合は西多摩が最も多かった。【結論】在宅療養ワーキング議事録の量的テキスト分析を行い,特徴的な語を明らかにし,探索的に地域における在宅療養の課題を検討した。議論の全体像と傾向を量的,視覚的に把握するのに計量テキスト分析が有用である可能性を示した。

編集後記
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