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82 巻 , 2 号
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巻頭言
原著
  • Takehiko TOYOSATO, Yuuka IHA, Misuzu TAKAHARA, Takao YOKOTA, Yasuko KO ...
    82 巻 (2016) 2 号 p. 59-71
    公開日: 2016/04/25
    ジャーナル フリー
    目的: 本研究の目的は,地域在住高齢者のスピリチュアルウェルビーニングが独居に伴う抑うつ状態に対する緩衝効果を検証することである.
    対象と方法: 本研究は,2010 年に沖縄県の地域在住高齢者413名(男性165名,女性248名)を対象に半構成的質問紙調査を実施した.質問内容は,基本属性,住居形態(独居または同居),抑うつ状態の評価には5-item Geriatric Depression Scale (GDS-5) およびスピリチュアルウェルビーニングの評価には Spiritual rating scale for elderly を設問した.主効果および交互作用の分析には階層的重回帰分析と単純傾斜分析を使用した..
    結果: 本研究対象者のうち,110名(26.6%)が独居高齢者であり,同居者に比較して,GDS-5得点が有意に高値であった(P=0.001).また,抑うつ傾向とスピリチュアルウェルビーニングとの関連において,負の有意な相関を認め(r=-0.27,P<0.001),スピリチュアルウェルビーニングの高い高齢者ほど抑うつ傾向が低くなるという結果が得られた.階層的重回帰分析と単純傾斜分析の結果,住居形態とスピリチュアルウェルビーニングの交互作用項と,抑うつ傾向と有意な交互作用を認め,スピリチュアルウェルビーニングが低値である場合にのみ,独居高齢者が同居高齢者に比べ抑うつ傾向が有意に高値であるという結果が得られた..
    結論: 本研究結果より,スピリチュアルウェルビーニングが独居に伴う抑うつ状態を緩和することが明らかとなり,スピリチュアルウェルビーニングの向上を目的とした働きかけが独居高齢者のメンタルヘルス改善の一助となる可能性が示唆された.
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  • Hiroteru OKAMOTO, Koji TERUYA, Akinori NAKATA, Yoshihiro YAMAGUCHI, Ta ...
    82 巻 (2016) 2 号 p. 73-82
    公開日: 2016/04/25
    ジャーナル フリー
    目的:本研究は,ナチュラルキラー細胞活性(NKCA)を通して,診察した患者数が医師の労働負荷を反映する有用な指標になるかどうかについて検討する目的で行った.その際,医師の労働負荷との関係から,診察患者数が救急医師のNKCAに影響を与えるかもしれない仮説を我々は立てた.
    方法:日本の主要な救命救急センター6施設に勤務していた救急医師34名(スタッフ医師が18名,研修医師が16名)を対象に,2005年夏季に調査を行った. 被験医師の勤務中に,彼らの労働負荷(勤務時間,休息時間,診察患者数)について質問票調査を行い,NKCA測定のために勤務開始時(朝)と終了時(翌夕)に採血を行った.解析には統計ソフトSPSS version20.0を用いた.本研究は,杏林大学医学部倫理委員会の審査を受け,承認された(承認番号127).
    結果:連続約32時間も病院内に拘束されて勤務していた当時の救急医師において,労働負荷については,スタッフ医師に比べ研修医師が診察した重症病棟患者数が有意に少なかった(p<0.01).スタッフ医師では勤務後のNKCAが勤務開始時に比べ有意に低値であったが(p<0.01),研修医師のNKCAでは勤務前後の有意差はなかった.NKCAの変動(勤務終了時のNKCA-勤務開始時のNKCA)を従属変数とした重回帰分析の結果,NKCAの変動に有意な関係を示した独立変数は医師が診察した重症病棟患者数だけであった(標準化偏回帰係数=-0.49,p<0.01).
    考察:今回の所見に対してNKCAの日内変動の影響を十分に考慮できていない可能性はあるが,医師が診察した重症病棟患者数がNKCAの増減に影響を与えるかもしれないことを本結果は示唆した.従って,医師が診察した重症病棟患者数は,日本の救急医師の労働負荷の一指標として用いられるかもしれない.
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