日本集中治療医学会雑誌
Online ISSN : 1882-966X
Print ISSN : 1340-7988
ISSN-L : 1340-7988
早期公開論文
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  • 中村 京太, 飯尾 純一郎, 鹿瀬 陽一, 栗田 健郎, 仙頭 佳起, 武田 聡, 内藤 貴基, 新津 健裕, 森 一直, 森安 恵実, 川 ...
    原稿種別: その他
    論文ID: 2400002
    発行日: 2024/11/26
    [早期公開] 公開日: 2024/11/29
    ジャーナル フリー 早期公開

    Rapid Response System (RRS)は病態変化を早期に察知し,迅速に対応することで,院内心停止などを軽減する医療安全管理システムである。「Rapid Response System 運用指針」はRRS の効果的な運用により,病状増悪時の対応を標準化することを目指して作成された。本指針は組織体制とRRS の運用から構成されている。組織体制に関しては,病院管理者が責任者となって運営委員会を設置し,システムの計画・監督・質改善を行うことが推奨される。各施設に最適化された運営マニュアルの作成を推奨し,主治医チームと対応チームが連携することを提案する。一方,RRS の運用面では,システムの維持運営とスタッフ教育を推奨し,起動基準の周知とバイタルサインの適切な測定を推奨する。また,迅速な対応を提案し,起動事例のデータ収集と分析を推奨する。また,各事例を検討し、その結果を関連各所にフィードバックすることも提案する。

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