巻号一覧
1986 巻, 126 号
選択された号の論文の13件中1～13を表示しています
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ダムの安全性管理長谷川 高士, 村上 章1986 年 1986 巻 126 号 p. 1-8,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリーKalmanフィルタによるダム漏水量の予測法,およびここで提案する漏水量挙動に対する判断規準を用いたダムの安全性管理手法を示す。まず,実際のダムで観測された漏水量データに関する解析結果を示して,予測モデルの有効性を検証した。次に,予測値と提案した判断規準とを併用して,安全性管理の検証を行った。湛水初期の現象や,突然発生する異常現象を対象として,短期的視野に立った新しい安全性評価法を示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (4420K) -
南 勲, 喜多 威知郎1986 年 1986 巻 126 号 p. 9-15,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー複数の貯水池を含む農業水利計画で,その最適運用方針を決定するためには,貯水池群システムとして取扱う理論の誘導が必要である。諸外国においては,数理計画法の応用による手法が試みられているが,わが国においては,その情況が異なるため適用し難い。本研究ではマトリクス微分方程式を用いて解析的考察を加えた。すなわち,水利システムの最適化を計るための基礎的研究を試みたものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1268K) -
溜池地域の水管理に関する研究 (II)藤井 秀人, 南 勲1986 年 1986 巻 126 号 p. 17-24,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー溜池地域(加古川西部地区)の水管理実態を地区内の1,000m3以上のほぼ全溜池を対象に実施したアンケート調査結果に基づき分析する。溜池水量に対する満足度を渇水に対する溜池強弱指標とし,水管理実態および溜池の状態項目との関連の強さを求め,関連の強い項目について考察を加える。地区内での満足度格差を調べるため,集落(水管理区)を3種類に分類し,満足度の低い集落について考察する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1844K) -
矢野 友久, 小谷 住人1986 年 1986 巻 126 号 p. 25-30,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー大豆の日蒸発散量を計量型ライシメータによって測定した。実測値とペンマン法による計算値との相関は弱く,その比と葉面積指数との関係をロジスティック曲線で近似させることによって葉面積指数の関数として作物係数を表現した° この係数をペンマン法による計算値に乗ずることによって,日蒸発散位を比較的に精度よく推定できた。生育のピーク時期までは発芽後の日数を葉面積指数の代りに用いることも可能であった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1581K) -
マトリック・フラックス・ポテンシャルを用いた土壌水分移動の解析 (III)清沢 秀樹1986 年 1986 巻 126 号 p. 31-40,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー下方に不透層が存在する土壌層について,マトリック・フラックス・ポテンシャルφの特性を利用して,恒率・減率両蒸発期の水分変化を表す近似解を導いた。すなわち,近似的な変数分離法で試行関数を定め,その中の未定関数を水分収支式で決定した。これは拡散係数Dが水分量の指数関数のときよく当てはまるが,一般的なDにも適用できる。さらにこの近似解に基づいて,水分フラックスや蒸発速度の性質を明らかにした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2099K) -
日下 達朗1986 年 1986 巻 126 号 p. 41-49,a1
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー傾斜圃場の各侵食要因を総合的に表現する新たな侵食係数を導入することにより,これまでに明らかにされてきた表面流と土壌流亡量の基礎的な関係を発展させ,降雨量から直接予測できる実用的な土壌流亡量推算式を提案した。この推算式の係数,ベキ数を降雨型,個々の圃場からの流出率等を用いて調整することにより,最大降雨量,確率降雨量等各種の降雨データからも,簡単で精度の高い土壌流亡量の推算が可能であることを示唆した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1674K) -
高木 東, 中野 政詩1986 年 1986 巻 126 号 p. 51-58,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー雨裂に付随する集水域をモデル化し,Shreveの次数化法を援用して,雨裂網を構成する各雨裂における流量を求め,さらに雨裂の流量および勾配の関数として表される侵食速度式を用いて,雨裂網を形成する雨裂からの降水による流出土砂量を評価する方法を考えた。この方法を現地の裸地斜面に形成されたガリ網の諸ガリに適用したところ,各ガリからの流出土砂量の計算値と実測値の間に比較的よい一致をみた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1439K) -
松本 康夫1986 年 1986 巻 126 号 p. 59-66,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリーマサ土の開畑地では,圃場面から多量の土砂が流亡する。この流亡土砂の堆砂計画を検討するために,調査地区を選定し,ガリ侵食の形態や排水路,土砂溜め,沈砂池における堆砂の形態を詳細に調べた。これらの結果に対して,各粒径成分ごとに土砂収支分析を行い,流出土砂の粒度特性と流亡土砂の堆砂配分率を明らかにした。さらに,これらの成果から,緩勾配排水路の堆砂施設化ならびに各堆砂施設の考え方を提示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7429K) -
五十崎 恒, 松本 康夫, 児玉 雄揮1986 年 1986 巻 126 号 p. 67-73,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリーマサ土からなる開畑地においてガリ侵食の初期発達形態を解明するため,勾配約6°,斜面長約80mの試験圃場を設け,約2ヵ月にわたりガリの発生・発達状況を観察・測量した。ガリは,10分間雨量約10mmの降雨でしだいに深くなりながら発達し,これに上方から流入水が加わると,上流部のガリがとくに大きくなることがわかった。ガリ発達の過程では,洗掘・堆砂のサイクルが降雨履歴に応じて変わり,斜面が長いと発達が遅れると思われた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3139K) -
立体視による孔隙の軟X線透写像の観察徳永 光一, 竹内 正己, 林 貴峰1986 年 1986 巻 126 号 p. 75-85,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー筆者らが開発した土壌用造影剤を孔隙に浸入させ,軟X線で孔隙の透写を行った。この際新たに工夫した簡易立体撮影法により孔隙縁の立体視観察が可能となった。
火山灰下層土(いわゆる赤土)の粗孔隙は直径数ミリ以下の管状孔隙のみが縦横に濃密に発達しており,それらは多数の分枝をもち.分岐ごとに細くなる草の根穴の形態と似ていた。これらはクロボク土を形成したイネ科草原(ササ,ススキ)の地史的生成物と推定された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (17444K) -
長 智男, 黒田 正治, 西山 壮一1986 年 1986 巻 126 号 p. 87-97,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー本論文では,とくにマイクロチューブ,可変オリフィスタイプ・エミッタを対象に,減圧特性,流滴(ドリップ)の発生機構,流滴の形成速度,滴下流と平滑流との境界,ジェット流におけるジェヅトの連続長さおよびそれによって生じる水滴径などの水理特性に関して,実験ならびに解析による検討を試みた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1863K) -
吉野 秀雄, 小山 潤, 岩崎 和巳, 中 達雄, 井上 京1986 年 1986 巻 126 号 p. 99-111,a2
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
ジャーナル フリー開水路流れで設計された暗渠,トンネルはこれまで管路流れとなるような使用は避けられてきた。この理由は,水理学的には空気の吸排気を含めた過渡流況の解析が十分なされていないためであった。そこで,このような現象を把握するための数値シミュレーション手法を開発した。
そして,これによる数値解析結果と水理模型実験結果との比較を行い,この手法の有効性について実証した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (4522K) -
農業土木学会資料整備委員会1986 年 1986 巻 126 号 p. 112-139
発行日: 1986/12/25
公開日: 2011/08/11
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