情報知識学会誌
Online ISSN : 1881-7661
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14 巻, 4 号
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特集 第9回 SGML/XML研修フォーラム「電子自治体とXML」
論文
  • 飯村 伊智郎, 加藤 誠巳, 中山 茂, 倉川 新也
    2004 年 14 巻 4 号 p. 89-104
    発行日: 2004/10/30
    公開日: 2016/12/16
    ジャーナル フリー
     筆者らは,階層構造を有する複数縮尺のベクトル地図データを一元的に管理する方式について検討を進めてきた.ベクトル地図データを本構造として管理することで,表示する地図の縮尺に応じて必要なデータのみを容易に抽出して描画できる方式である.この提案方式は縮尺に関係なく常にすべての情報を描画する方式に比べより高速な描画が可能であり,また縮尺ごとに独立したデータをあらかじめ用意する方式に比べ総データ量を削減できる特徴を備えている.また,提案方式は,縮尺の種類が多いほど総データ量削減の面で極めて有利であり,Web通信を利用したナビゲーションシステム等に有効であると考えられる.本論文では,そのデータ構造を明らかにして提案方式についてまとめるとともに,提案方式を日本列島の海岸線データに適用し現用のハードウェア環境下での評価を行い,提案方式の特徴を明確にする.
  • 石川 大介, 石塚 英弘, 宇陀 則彦, 藤原 譲
    2004 年 14 巻 4 号 p. 105-118
    発行日: 2004/10/30
    公開日: 2016/12/16
    ジャーナル フリー
     特許文献には,発明の手段とその結果もたらされる効果が記述されている.その手段-効果の関係は因果関係と考えられる.そこで,繊維工学の分野の特許文献から特定の文型パターンと用語リストを用いて因果関係を抽出した.今回の実験では特に化合物とその性質に注目した.また、これらの因果関係を基に知識の構造化を試みた.
  • ソンケオ タナコン, 山下 安雄
    2004 年 14 巻 4 号 p. 119-136
    発行日: 2004/10/30
    公開日: 2016/12/16
    ジャーナル フリー
     本論文では,ホップフィールドニューラルネットワークを用いて経験的データから定性推論知識を発見する手法を提案する.本手法は,4つのステップから成り立つ.まず,ヒストグラムの分析により,ファジーメンバーシップ関数の言語的変数を定義する.次に,ホップフィールドニューラルネットワークの重みを計算する.そして,ボップフィールドニューラルネットワークの状態は安定になるまで非同期的に変化する.最後に,提案する抽出アルゴリズムにより,定性推論知識を抽出することができる.本手法の有効性を3種類のデータを用いた実験により確認した.
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