情報知識学会誌
Online ISSN : 1881-7661
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ISSN-L : 0917-1436
19 巻, 1 号
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巻頭言
論文
  • 吉廣 卓哉, 井上 悦子, 田部 浩子, 中川 優
    2009 年 19 巻 1 号 p. 2-14
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2009/05/09
    ジャーナル フリー
    本研究では,生活習慣病予防教室により得られる身体測定や血液検査等のデータか,生活習慣病の予防効果の傾向を把握するための分析支援システムを開発した.近年,全国的に生活習慣病予防教室が実施され,予防への取り組みが活発化するに従い,どのような取り組みをすればどのような参加者に効果があるのか,その詳細を分析することの重要性が高まっている.本システムで,教室を実施することで得られる時系列の測定データから,どのような群の参加者に効果があったのかを組み合わせ的に調べて分析者に提示することで,少ない労力で教室の効果の傾向を把握できるようにした.また,分析者は,提示された群のデータを表形式で表示して分析結果を確認した上,群の切り出し条件を少し変えた場合等の周辺結果を試行錯誤しながら閲覧でき,本システムを分析および現場での取組み改善のための基本的なツールとして使用できる.
調査報告
  • 山西 史子
    2009 年 19 巻 1 号 p. 15-24
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2009/05/09
    ジャーナル フリー
    本研究は,日本文学および日本語学分野の雑誌に掲載された論文著者の属性について検討したものである.1993 年~2005 年の中から4ヶ年を選択し,7タイトルの雑誌から,のべ約3000 名の著者について,その性別や所属を集計した.結果は,日本語学の分野での先行研究での結果を補強すると共に,そこで提言されていた女性や外国人研究者の活躍が示唆されるものであった.また,大学など従来から研究機関として考えられている機関以外に所属する著者が全著者の20%前後を占め,研究者の裾野が広がっていることが判明した.日本文学や日本語学は研究の開始から発表までのサイクルも,研究動向の変化も自然科学系と比較すると長期に及ぶことが指摘されている.そのため,今後も継続的にデータを収集してゆくことにより,長期的な傾向が明らかになることが期待できる.
20周年記念特別号補遺
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