日本図書館情報学会誌
Online ISSN : 2432-4027
Print ISSN : 1344-8668
53 巻 , 2 号
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論文
  • 中村 仁美, 南部 志緒
    原稿種別: 論文
    2007 年 53 巻 2 号 p. 75-89
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2017/05/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的はブックスタートの概要を把握すること,ブックスタートや乳幼児と読書に対する担当職員の考え方を明らかにすること,先進的な取り組みをしている自治体での実施方法を明らかにすることの3点である。研究1の調査対象は,2003年8月時点で,関東でブックスタートを実施している69の自治体であり,実際に回答を得られたのは58自治体であった。研究2の調査対象は,研究1で回答を得た58自治体から,A町,B区,C市,D市の計4ヶ所に決定した。両研究から,ブックスタートの実施において,丁寧な説明や,図書館のPR,会場環境の整備,実施の時間帯を考慮することが,より効果的な実践方法であるという示唆が得られた。今後は,本研究の知見を踏まえて,ブックスタートのより充実した実践方法を検討し,その効果についても実証的に検討していくことが望まれる。
  • 鈴木 守
    原稿種別: 論文
    2007 年 53 巻 2 号 p. 90-102
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2017/05/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿では,NEA・ALA合同委員会が,1941年に出版された研究報告書Schools and Public Librariesに掲載された「学校図書館サービスの原則」において,学校図書館サービスを教育委員会の責任とする原則を表明した過程を明らかにするために,NEA・ALA合同委員会の関連文書を調査すると共に,Schools and Public Librariesとその原稿の内容の比較検討を行った。NEA・ALA合同委員会は,公共図書館との活動の重複を根拠とした学校図書館の必要性に対する疑問や学校図書館サービスの責任の所在に関する議論に対して,学校と公共図書館の関係と学校図書館の基本原理を明らかにするための研究を計画した。合同委員会は,学校図書館が公共図書館との重複ではなく,学校の教育計画の不可欠な要素と位置付け,学校図書館サービスにおける教育委員会の役割と責任を明確にした。
  • 気谷 陽子
    原稿種別: 論文
    2007 年 53 巻 2 号 p. 103-121
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2017/05/04
    ジャーナル オープンアクセス
    「学術情報システム」の最終利用者による学術図書の需要を近似する要求タイトルにもとづいて,未所蔵/所蔵を従属変数,出版地・出版者・出版年・分野を独立変数とするロジスティック回帰分析を行ない,ここで求めた回帰係数を用いて「学術情報システム」の総体としての蔵書で未所蔵になりがちな図書群の性質を調べ,次の知見を得た。出版年では,1979年以前で未所蔵図書の発生の確率を高める効果がある。出版地では,日本<南・北アメリカ諸国・イギリス<欧州(イギリスを除く)<アジア・アフリカ・オセアニア諸国という順,出版者では,出版社<民間・学会<政府機関<大学という順,分野では,人文科学<理学<工学<社会科学<生命科学という順に,未所蔵図書の発生の確率を高める効果がある。なお,生命科学分野と工学分野では解説書,技法書の需要が多く,これらの資料タイプで未所蔵図書が発生していた。
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