日本図書館情報学会誌
Online ISSN : 2432-4027
Print ISSN : 1344-8668
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62 巻 , 1 号
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論文
  • 滑川 貴之
    原稿種別: 論文
    62 巻 (2016) 1 号 p. 1-19
    公開日: 2017/04/23
    ジャーナル オープンアクセス
    日本の公共図書館のうち2011年現在で208館がビジネス支援に取組み,多様性のあるサービスを提供している。近年の調査により,サービスの全体像が明らかにされつつあるが,図書館のビジネス支援サービスの有用性については十分な検証がなされていない。本研究では,公共図書館が外部専門家である中小企業診断士と連携して起業相談を行っている事例を取上げ,サービスの有用性を検証した。図書館および専門家が個々の相談者に提供するサービスの効果を明らかにするため,相談記録調査,相談後の質問紙調査,起業者への聞き取り調査を行った。図書館による資料提供とレファレンス機能,および中小企業診断士が行うアドバイスとアイディアの提示により,相談者の知識は整理され事業イメージが形成されていた。この過程を「ビジネス支援サービスにおける事業イメージ形成モデル」として示し,専門家と連携した公共図書館のビジネス支援サービスの有効性を明らかにした。
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  • 池内 有為, 逸村 裕
    原稿種別: 論文
    62 巻 (2016) 1 号 p. 20-37
    公開日: 2017/04/23
    ジャーナル オープンアクセス
    学術雑誌によるデータ共有ポリシーの分野別状況を明らかにするため,22分野各10誌の投稿規定を調査した。リポジトリにデータを公開して論文に識別子を記すポリシーと補足資料のポリシーを,それぞれの要求の強度に従って4段階に分類した。生物・医学の10分野はリポジトリによるデータ共有ポリシーの掲載率や強度が高い傾向にあり,共通のリポジトリを例示していたが,農学,薬理学・毒物学,精神医学・心理学の掲載誌はそれぞれ7,6,2誌であり領域内で差がみられた。地球科学,宇宙科学,社会科学はデータ共有が盛んであるが,リポジトリによるポリシーの掲載誌は7,6,4誌であった。また,工学など6分野は0〜2誌であった。全220誌の掲載率はリポジトリが59.5%,補足資料が89.5%であった。研究倫理やCOI(利益相反)に関する記述がある雑誌や商業出版社の雑誌は掲載率や強度が高い傾向にあることから,データ共有ポリシーは研究不正と関連があることが示唆された。
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  • 浅石 卓真
    原稿種別: 論文
    62 巻 (2016) 1 号 p. 38-53
    公開日: 2017/04/23
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,高校理科教科書を読み進めていく過程に対応した知識の形成過程を明らかにすることを目的として,専門用語を頂点,同一段落内での共起関係を辺とする語彙ネットワークの成長過程を4科目(物理,化学,生物,地学)の教科書で分析した。複数のネットワークの統計量の推移から,知識すなわち概念の体系が形成されていく過程は以下のようにまとめられる。(1)全体的に新しい概念はコンスタントに出現していくが,新しい概念が多く出現する部分も見られる。(2)殆どの概念は初出時から他のいずれかの概念と結びついており,部分的な概念体系の中で最大のものが一貫して概念全体の大部分を占めている。(3)個々の概念はより多くの概念と直接的に結びつけられていく。また,最大の概念体系の中で概念同士は平均で2〜3,最大でも4〜8程度の概念を介して間接的に結びついており,部分的な概念集合の中で強く結びついている。(4)少数の概念が特に多くの概念と直接的に結びついたり,概念同士の間接的な結びつきを仲介・媒介する傾向は次第に弱まる。いずれの教科書でも専門用語がランダムに出現した場合とは語彙ネットワークの成長過程は明らかに異なり,教科書間で多くの傾向が共通する一方で科目ごとの特徴も一部に見られた。
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