JSL漢字学習研究会誌

表紙

原稿種別: 表紙
2014 年 6 巻 p. Cover1-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_Cover1

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JSL漢字学習研究会誌第6号(標題紙)

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. App1-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_App1

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目次

原稿種別: 目次
2014 年 6 巻 p. Toc1-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_Toc1

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中国人日本語学習者の漢字語彙の音声処理について : 処理の正確さと迅速さを主として(第43回研究会,1.研究発表)

魏娜

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 1-9
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_1

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本稿では,中国人中上級日本語学習者が漢字語彙を処理する際の音声情報の処理の仕方を検討することを目的とし,文字情報だけを呈示する漢字語彙テスト(無声版漢字SPOT)と,文字情報と同時に音声情報を呈示する漢字語彙テスト(有声版漢字SPOT)を実施した。両テストの正答率及び解答時間の面で結果を比較することにより,中国人中上級学習者の音声情報の利用状況を処理の正確さと迅速さという二つの面から明らかにした。

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テレビ番組を使用した漢字教育の実践報告(第43回研究会,1.研究発表)

飯嶋美知子

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 10-17
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_10

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本稿は,筆者が早稲田大学で担当した,半年コースの中上級レベルの漢字教育の授業に関するものである。この授業は,受講生が身の周りにある素材を利用して,漢字学習を自律的に行えるようになることを目的としており,その素材の1つとして,日本語をテーマとしたテレビ番組を,授業において使用した。コース終了時に実施したアンケート結果から,受講生がテレビ番組を漢字学習に役立つ素材だと認識したことが明らかとなった。

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日中漢字教育比較 : 漢字指導における注意点(第43回研究会,1.研究発表)

吉田雅子

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 18-24
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_18

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中国人日本語学習者にとっては,日本漢字の使用は容易いことである。理由は初出の漢字がほとんどないためだ。しかし,字形の違いに学習者が注意を払うことは多くない。そのため,学習者の書く作文中に簡体字と繁体字の使用が目立つ。字形の差に注意を向けさせ,日本語の漢字であることを意識させ,容易く中国語の漢字使用をさせないよう指導することが,書き誤りを減らすための方法である。

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言語の枠を超えた第二言語としての漢字教育の研究と連携 I : 日本語学習者に対する漢字教育研究の歴史を概観して-漢字圏学習者への漢字教育を中心に-(第43回研究会,1.研究発表)

山田京子

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 25-29
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_25

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戦後の日本語教育では,学習者の漢字の習得に対する困難を指摘する声が多数あがってきた。当初,漢字圏の学習者の漢字学習には大きな問題が存在しないと言われ続けてきた。しかし,母語による干渉が,日本語の漢字の習得に影響を与えていることも明らかになってきている。本稿では,1960年代から現在までの漢字教育について各時代の主な研究の中から,漢字圏学習者を対象とした漢字教育についてまとめることとする。

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言語の枠を超えた第二言語としての漢字教育の研究と連携 II : 基礎資料としての漢字2,200字の汎用性調査(第43回研究会,1.研究発表)

徳弘康代

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 30-35
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_30

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本稿では,言語の枠を超えた第二言語としての漢字教育の研究のための基礎資料として,インターネット上での漢字の出現頻度と汎用性を調査する。本研究で漢字の汎用性とは,漢字が多言語で使われる度合のこととし,その算出方法は各漢字のウェブ全体の出現頻度における日本語ページの出現頻度の占める割合とする。この割合の低いものほど,他言語でも使われる汎用性が高い漢字といえる。汎用性の情報は,漢字圏の日本語学習者には日本語でのみ使用頻度の高い漢字に重点を置いて学習することに役立つ。また,複数の漢字圏の言語に興味を持つ学習者にも有用な情報となる。

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タイ人初級日本語学習者の漢字学習に関する事例研究 : 漢字の自由記述課題の結果から(第45回研究会,1.研究発表)

チョーラッダーヴィモンヴィタヤー

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 36-43
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_36

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本研究では,漢字の形に注目して,タイ人初級日本語学習者の入門期における漢字の字形学習の実態を探るために,タイ国内のA国立高等学校の1年生を対象に漢字の自由記述課題を行った。その結果,入門期のタイ人初級学習者における,漢字字形の再生の実態および彼等が入門段階で抱えている漢字の字形把握の問題の一部が明らかになった。

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日本語学習者に対する漢字字形の選好調査 : 台湾の学習者の場合(第45回研究会,1.研究発表)

高田智和

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 44-53
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_44

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台湾の日本語学習者に対して,字体差やデザイン差のある漢字字形の選好調査を行った。調査結果から, (1)字体レベルの形の違いでは,相手の日本人がふだん使っている漢字字体の推測・類推が選択結果に影響を与え, (2)字形レベルの形の違いでは,初等教育以来接してきた字形が選択結果に影響を与えることがわかった。

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外国人日本語学習者の漢字力の評価について : TTBJ(筑波日本語テスト集)を利用して(第45回研究会,1.研究発表)

加納千恵子, 魏娜

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 54-62
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_54

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TTBJ(筑波日本語テスト集, Tsukuba Test Battery of Japaneseの略)は,筑波大学留学生センターにおいて長年にわたって研究・開発されてきた様々な日本語のテストをWEB上で受験可能なシステムにしたものであり, 2013年6月から個人受験用に一般公開された。本稿では, TTBJに格納されている2種類の漢字テスト,漢字SPOTと漢字力診断テストの概要を紹介しながら,漢字力の評価のあり方について検討する。

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漢字教育の現状と問題 : スリランカ中等教育を対象として(第46回研究会,1.研究発表)

ジャヤセーカラダルシャニ

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 63-67
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_63

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スリランカ人日本語学習者は日本語の漢字学習の場合は大きな負担を感じる。本稿では,スリランカの中等日本語教育の現状を取り上げつつ,その問題点として上級中学校で使用できるような漢字教材が作成されていないことと,高等学校で使用されている漢字教材が,非漢字圏学習者の特徴を考慮に入れず作成されていることを示す。改善策として,スリランカの日本語学習における特徴を考慮に入れた漢字教材開発の必要性を指摘する。

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漢字の音符を教える利点についての一考察(第46回研究会,1.研究発表)

クリングスザビーネ

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 68-74
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_68

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漢字の約8割を占める形声文字において,音符はその漢字の音読みを表す。例えば「コ」と読む漢字「古」とそれを音符として含んでいる形声文字「固」や「故」は,その音符と同じく「コ」と読む。日本語学習者は一般的に音符の意識が薄いが,音符の意識は漢字の学習や未習の漢字の音読みを推測する際に役立つと思われる。本研究では音符について説明されている教材を使い,音符学習がいかに形声文字の学習に影響するかを調査する。

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非漢字圏母語生徒の漢字習得実践報告 : 漢字検定試験5級合格までの経緯(第46回研究会,1.研究発表)

平出彰

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 75-79
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_75

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非漢字圏母語生徒に2011(平成23)年8月末から小学1年生漢字から学習させ,翌年6月,漢字検定試験5級を受験させ,124点(合格140点以上)だったが,その後も漢字学習を継続し,2回目の試験には147点と合格するまでの実践報告をする。漢字の語句の意味や読みと共に書き取りを重視した。筆者は教材を作成し,漢字ノートに漢字と読み仮名を書かせ,宿題として数回練習させた。本人の宿題と漢字学習への自律的な取り組みが見られた。

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マインドマップを用いた漢字学習法 : 質的分析の試み(第48回研究会,1.研究発表)

関麻由美, 池田幸弘

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 80-86
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_80

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近年,マインドマップを利用した教育が日本語教育においてもなされてきている。本稿では,執筆者それぞれが実践したマインドマップを用いた漢字学習の事例を紹介する。そして,マインドマップを使用した学習法についての学習者のコメントをSteps for Coding and Theorization (SCAT)という質的データ分析手法を用いて分析し,マインドマップを漢字学習に用いることにどのような特徴があるかを考察する。

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漢字指導のための教室活動を考える : 『Basic Kanji Book』vol.2を使って(第44回研究会,ワークショップ・ポスター発表の記録,1.研究発表)

濱川祐紀代

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 87-93
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_87

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第34・38回研究会に続き第44回研究会でも「教室活動を考えるワークショップ」を行った。本稿は,ワークショップの成果を報告し,読者と広く共有することを目的とする。昨今,授業目標や教室活動の目標を学習者に説明する教育機関が増えてきているが,漢字指導に携わる教師から教室活動のアイディアが浮かばない・目標設定の方法がわからないという声もよく聞く。そこで,当研究会では,教室活動や活動目標を協働で考える機会を持ち,共有していく場をもつことにした。

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日本語学習者のための漢字学習用教材の特徴を知る2(第47回研究会,ワークショップ・ポスター発表の記録,1.研究発表)

濱川祐紀代

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 94-104
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_94

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日本語学習者のための漢字学習用教材(以下,漢字教材)といったとき,どのくらいの教材を思い浮かべるだろうか。1990年以降に出版された漢字教材(付属教材や試験対策用教材を除く)は32冊以上ある。しかしながら,所属機関が教材や進度を決めているため担当教師が漢字教材を手にとって比べる機会はないという声をよく聞く。そこで,本稿では第47回研究会のワークショップの成果を報告し,漢字教材の特徴を読者と共有したい。

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日本語非母語話者教師の漢字指導法 : インドネシア・ウクライナ・エジプト・スリランカ・マレーシア・メキシコの事例報告(第48回研究会,ワークショップ・ポスター発表の記録,1.研究発表)

濱川祐紀代

原稿種別: 本文
2014 年 6 巻 p. 105-108
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_105

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国際交流基金日本語国際センターで海外日本語教師研修長期研修に参加している日本語非母語話者教師が,現地(インドネシア・ウクライナ・エジプト・スリランカ・マレーシア・メキシコ)でどのように漢字を指導しているのかについて,ポスター発表を行った。本稿は,ポスター発表の概要を記録するものである。

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JSL漢字学習研究会について

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. 109-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_109_1

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JSL漢字学習研究会規約

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. 109-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_109_2

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JSL漢字学習研究会ホームページ

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. 109-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_109_3

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JSL漢字学習研究会会誌

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. 109-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_109_4

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編集後記

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. 110-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_110

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JSL漢字学習研究会運営委員

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. App2-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_App2

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奥付

原稿種別: 付録等
2014 年 6 巻 p. App3-
発行日: 2014/03/20
公開日: 2017/05/26

DOIhttps://doi.org/10.20808/jslk.6.0_App3

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