JSL漢字学習研究会誌
Online ISSN : 2432-1974
Print ISSN : 1883-7964
最新号
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イベント報告 (JSL漢字学習研究会 in Toronto)
論文
研究発表 要旨
ワークショップ 要旨
  • 濱川 祐紀代
    2020 年 12 巻 p. 96
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2024/03/15
    ジャーナル オープンアクセス
    濱川(2018)はあるフィリピン人日本語教師にカウンセリングを行い,そこで,漢字学習は好きだが得意ではないという複雑な感情や,漢字指導に関して理想と現実の狭間で葛藤を抱えていることがわかったという。第79回研究会ではワークショップを行い,この事例を紹介した。次にグループで,参加者にも同じような経験があるか共有した。最後に,仮にそのフィリピン人教師が後輩だったとしたら,どのようなコメントをするかについて話し合った。ワークショップのあと,「多かれ少なかれ全員同じ経験があるのではないか」「解決方法はわからないが,話しているうちに“大した問題じゃない”と思えるようになった」「同業者にしか言えない愚痴がある。自分もカウンセリングを受けてみたい」などのコメントが届いた。
  • 濱川 祐紀代
    2020 年 12 巻 p. 97
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2024/03/15
    ジャーナル オープンアクセス
     外国人生活者が目にする「漢字」にはどのようなものがあるだろうか。教科書の順に漢字を学んでいて,生活に支障がないのだろうか。第80回研究会では“金沢の生活漢字”を検討するワークショップを行った。検討材料として,金沢の街で撮った写真(看板など)や金沢のスーパーのチラシ,観光用のパンフレットなどを使用し,そこで必要な漢字・優先度の高い漢字が何かをグループで検討した。ワークショップのあと,「漢字を必要な順に教えるという考え方は初見だった」「学年別漢字配当表の順に教えていては,生活できるレベルになかなか到達できないことがわかった」「学習者によって優先度が異なるため,学習者と相談しながら支援していきたい」などのコメントが届いた。
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