日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
Print ISSN : 0288-6200
ISSN-L : 0288-6200
25 巻, 2 号
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特集「生体分子振動領域での新しいレーザー診断・治療」
解説
  • 粟津 邦男, 鈴木-吉橋 幸子
    2004 年 25 巻 2 号 p. 79-82
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/11/02
    ジャーナル フリー
  • 内藤 康秀
    2004 年 25 巻 2 号 p. 83-91
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/11/02
    ジャーナル フリー
    本解説は, まずマトリックス支援レーザー脱離イオン化法 (MALDI) と飛行時間型質量分析 (TOFMS) およびそれらのプロテオーム研究における重要性について簡単に紹介し, さらに, 選択的分子振動励起用レーザー光源としての可能性を有した中赤外自由電子レーザー (MIR-FEL) の導入によって見込まれる, 質量分析をベースにしたプロテオーム解析の改良について言及する. 質量分析へのMIR-FEL応用の実例として我々が開発に取り組んでいる, 可溶化剤を大量に含んだ分析物-マトリックス混合試料にN2レーザーとMIR-FELを同時に照射するUV/FEL-MALDIを提示する. 8 M尿素溶液中の毛髪ケラチン測定結果はUV/FEL-MALDIによってMALDI過程に新規な選択性を付与できる証拠であり, またこれによって従来の解析アプローチの対象になりえなかった不溶性蛋白質についてもプロテオーム研究の進展が期待される.
  • 佐藤 英俊, 小町 祐一, 朝倉 徹, 下瀬川 徹, 會沢 勝夫, 田代 英夫
    2004 年 25 巻 2 号 p. 93-100
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/11/02
    ジャーナル フリー
    我々は医学生物学研究のための先進的な分析技術の開発を目指し, 電子制御波長可変レーザーを基礎とした新しいラマン分光分析技術, および新しい分光ツールの開発を行っている. そのために現在, 1) 蛍光による妨害を除去してラマンシグナルを抽出する手法, 2) 共鳴ラマンスペクトルに埋もれた非共鳴分子種のラマンスペクトルを抽出する手法, 3) 直径750 μm以下のラマンプローブ, の3つの開発研究を行っている. 本総説では, 3つの新しい分光技術, 直径600 μmのマイクロラマンプローブの開発について概観する.
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