昭和医学会雑誌
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59 巻, 5 号
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  • 島村 忠勝
    1999 年 59 巻 5 号 p. 485
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 戸田 眞佐子
    1999 年 59 巻 5 号 p. 486-491
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 大西 司
    1999 年 59 巻 5 号 p. 492-495
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―全国調査報告と昭和大学病院の実態の比較―
    米山 啓一郎
    1999 年 59 巻 5 号 p. 496-502
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 有賀 徹, 杉本 勝彦
    1999 年 59 巻 5 号 p. 503-511
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 石井 博, 星野 光典, 中村 明央, 小池 康, 新井 一成, 草野 満夫
    1999 年 59 巻 5 号 p. 512-520
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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    1988年から1998年までに教室で経験した膵疾患治療の変遷について検討した.
    1.浸潤性膵管癌
    浸潤性膵管癌は94例でStage I 1例, II 2例, III 10例, IVa 41例, IVb 40例で, 切除38例, 非切除20例, 非手術36例であった.切除38例の50%生存期間は10ヵ月で累積生存率は1年45%, 2年25%, 3年10%, 非切除20例の50%生存期間は3ヵ月で累積生存率は1年0%, 非手術36例の50%生存期間は3ヵ月で累積生存率は1年15%, 2年10%で切除と非切除, 非手術の間に有意差を認めた (p<0.0012) .浸潤性膵管癌の治療成績はいまだに満足する成績とはいいがたく, 早期膵管癌の診断体系の確立と正確な進展度診断に基ずく有効な治療法の開発が必要で, Stage別治療プロトコールを用いた治療法の開発が必要であるものと考えられた.
    2.膵腫瘍 (膵癌を除く)
    膵腫瘍 (膵癌を除く) 手術例は23例で膵管内乳頭腫瘍, 膵嚢胞腺腫各6例, 内分泌腫瘍5例, SC (solid cystic) 腫瘍3例などであった.近年その症例数は著増し, 多彩な腫瘍がみられ様々な術式が考案されており, 今後の発展が期待される分野である.
    3.膵炎・膵外傷
    膵炎・膵外傷では慢性膵炎32例, 急性膵炎31例, 膵外傷は6例であった.慢性膵炎に対する手術が増加し, 全胃幽門輪温存術式や内視鏡下膵管ステント挿入の試みも施行され, 良好な経過が得られている.膵外傷では主膵管損傷の有無に留意すべきで膵管造影に基ずく手術術式の選択が重要である.
  • 池田 幸穂, 土肥 謙二, 神保 洋之, 嶋津 基彦, 豊田 泉, 林 宗貴, 佐々木 健, 松本 清
    1999 年 59 巻 5 号 p. 521-527
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 鈴木 恵史, 新井 浩士, 村上 雅彦, 角田 明良, 伊藤 洋二, 河村 正敏, 新井 一成, 草野 満夫
    1999 年 59 巻 5 号 p. 528-534
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    過去10年間の大腸癌肝転移肝切除例34例中, 肝切除前のCT画像より腫瘍占拠率の算出が可能であった22例を対象とし, 単変量解析による予後の検討および多変量解析による予後の検討を施行した.予後因子としては肝転移時期, 肝転移程度, 肝転移個数, 腫瘍占拠率, 肝切除術式, 残肝再発予防動注について検討した.単変量解析では腫瘍占拠率は有意差 (p<0.01) を認めたが, 肝転移時期, 肝転移程度, 肝転移個数, 肝切除術式, 残肝再発予防動注は予後に有意差を認めなかった.残肝再発予防動注施行例を5FUの総投与量により15g以上動注群 (A群) , 未満動注群 (B群) に分類すると, A群は5年生存率64.3%とB群より有意 (P<0.05) に予後良好であった.多変量解析による予後の検討では有意差が認められた因子は腫瘍占拠率のみであり, 腫瘍占拠率10%未満は10%以上と比較し, 有意 (p=0.0029) に予後良好な因子であった.以上より, 腫瘍占拠率は予後因子として重要であり, また, 5FUの総投与量15g以上残肝再発予防動注は, 肝切除後の補助療法として有用であると思われた.
  • 高橋 一衛, 圓 吉夫, 佐藤 孝雄, 久光 正
    1999 年 59 巻 5 号 p. 535-542
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    近年, 「噛みしめ」と様々の競技のパフォーマンス・全身の運動機能の相関が注目を集めている.しかし「噛みしめ」と運動能力の関係について, 効果を認めるもの, 有効でないとするものなど様々で必ずしも一致した結果が得られていない.この原因の一つとして, 咬合挙上装置の問題・プラセボ効果の問題・測定筋や測定筋力の性質などの方法論上の問題が考えられる.そこで, 「噛みしめ」時に生体内ではどのような変化が生じているのか, 運動機能の客観的評価の可能なヒラメ筋H反射を用い, 「噛みしめ」時の脊髄反射回路への影響について調べた.なおその際, 従来の筋電図の積分値から張力を推定する方法ではなく, Occlusal Force-Meterを用い直接的に筋力を測定する方法を用いた.そして被験者 (n=8) に, 10kg, 20kg, 30kgの噛みしめの運動課題を与えた.なお各運動課題の前後に非噛みしめ (Control) をはさみ, 電極間抵抗などの環境条件に変化がないことを確かめた上で実験を行い, 以下の結果を得た.
    1) 10kg, 20kg, 30kgの噛みしめ時は, 非噛みしめ (Control) 時にくらべ, いずれの強度においてもH反射に促通が見られた.
    2) 促通の効果は10kg噛みしめ時では8名中7名に認められ, 29.7%の増加であった.20kg噛みしめ時では同じく8名中7名に促通が認められ, 39.9%の増加であった.しかし30kg噛みしめ時では8名全員に促通が認められたものの, 促通の増加量は32.0%の増加にとどまった.
    1) の結果のように, いずれの噛みしめ強度においてもH反射の捉通が見られたことは噛みしめ強度をコントロールしないマウスピース・テンプレート・スプリントなどの噛みしめによっても, 運動のパフォーマンスが向上する可能性を示唆する.
    また2) の結果から考えると, H反射促通の機序として口腔内からの情報と, 中枢からの運動指令が考えられるため, 出力する筋力をコントロールするような運動条件下では, 噛みしめの強さにより促通の増加量は増すものの必ずしも比例するものではないことが示された.
    今回, Occlusal Force-Meterを用い直接的に筋力を測定する方法は, 筋電図の積分値から張力を推定するより簡便で, 被験者の身体内外からの様々な影響を減らす上で有効であると考えられた.
  • 河村 正敏, 嘉悦 勉, 鈴木 恵史, 丸森 健司, 高村 光一, 田嶋 勇介, 山崎 智巳, 草野 満夫
    1999 年 59 巻 5 号 p. 543-548
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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    当科で手術を行った胃癌873例のうち, 残胃癌, 重複癌症例を除くStage IV胃癌190例を対象にし, その成績と治療戦略を述べた.根治度B症例の生存率は根治度C, 非切除例に比し良好であり, また, 進行度決定因子が1因子のものは2因子以上のものより予後が有意に良好であった.3年以上生存例と3年未満癌死例の比較では3年以上生存例で有意に郭清度が高く, 静脈侵襲が少なく, 根治度B症例が多かった.これより, Stage IV症例では根治度Bを目指す手術を行うべきであり, 特に進行度決定因子が1因子の場合は拡大手術も考慮すべきである.根治度C症例では癌が1因子のみ遺残する症例の予後は2因子以上遺残する症例より良好であった.D2以上のリンパ節郭清を行った群と行わなかった群では有意差がみられず, 根治度Cではリンパ節郭清の意義は認められなかった.切除不能例では平均生存期間3.9カ月と予後が短く, 手術の適応を検討する必要がある.
    Stage IV胃癌は病態が多様であるため, それぞれの症例で的確な治療方針を立てることが望まれる.
  • 重政 香代子, 森山 浩志
    1999 年 59 巻 5 号 p. 549-556
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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    ヒト顎二腹筋の前腹と後腹を結ぶ中間腱の詳細な形態を検討するためにその形状, 支持組織, 滑液包様構造, 角度, 舌骨からの距離などの観察を行った.前腹側の腱膜形態と中間腱の支持形態をそれぞれ4型に分け, 顎二腹筋の中間腱部分の形状と舌骨との関係についての形態計測学的な評価を行い, 滑液包様構造物が加齢に伴なって増加することを見出した.顎二腹筋の中間腱部分についての教科書の記述は加齢変化を含めて修正の必要がある.
  • 光谷 俊幸, 鈴木 孝夫, 岸本 浩次, 遠藤 豊, 楯 玄秀
    1999 年 59 巻 5 号 p. 557-562
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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    症例は47歳男性.発熱, 腹痛, 胸水で1998年1月, 当院血液内科入院.胸部X-P上両側下肺野の斑状影と上部消化管内視鏡で十二指腸に全周性腫瘤を認めた.TBLBで (malignant lymphoma, non-Hodgkin's lymphoma) , angiocentric lymphoma (NK/T cell lymphoma) と診断.リンパ腫細胞はCD3, CD8, CD56陽性.細胞障害性分子 (granzyme B, TIA-1) 陽性.胸水細胞診でlarge granular lymphocyteの形態を示し, またTCR遺伝子再構成が認められ, いわゆるNK-like T cell lymphomaであった.治療に抵抗性で入院後約3ケ月で死亡.剖検施行し, 十二指腸原発と考えられた.
  • 光谷 俊幸, 鈴木 孝夫, 岸本 浩次, 楯 玄秀
    1999 年 59 巻 5 号 p. 563-568
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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    症例は, 37歳男性.発熱, 全身倦怠感を主訴に, 平成10年12月28日当院血液内科入院.血球減少.肝脾腫, 肝機能障害, 高LDH血症等が認められた.骨髄穿刺, および肝生検施行し, リンパ腫細胞の浸潤を認めた.頸部リンパ節生検のHE (Hematoxylin-Eosin) 染色標本, および免疫組織化学所見よりMalignant lymphoma, Non-Hodgkin's lymphoma, so-called NK/T cell lymphomaと診断.CHOP療法2クール, CHOP-E療法1クール, E-POCH療法1クールの計4回の化学療法施行したが, 反応に乏しく平成11年3月27日, 入院後3ヵ月で死亡.剖検検索でgranzyme B, T cell-restricted intercellular antigen (TIA-1) などの細胞障害性物質の発現, およびIn situ hybridization (ISH) 法によりEpstein-Barr virus (EBV) 陽性であり, またT-cell receptor (TCR) 遺伝子再構成がないことよりNK cell lymphomaと診断した.原発は脾と考えられた.
  • 松村 卓哉, 吉田 仁, 北村 勝哉, 津保 勝郎, 馬場 俊之, 西田 均, 新川 淳一, 田中 滋城, 舩冨 等, 三田村 圭二, 塩尻 ...
    1999 年 59 巻 5 号 p. 569-572
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 坂口 純代, 牧野 靖, 本田 浩一, 黒木 亜紀, 北澤 孝三, 杉崎 徹三, 市川 博雄, 千年 宣忠, 佐藤 新介, 李 しゅせん, ...
    1999 年 59 巻 5 号 p. 573-576
    発行日: 1999/10/28
    公開日: 2010/09/09
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