昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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64 巻, 2 号
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  • 中館 俊夫
    2004 年 64 巻 2 号 p. 137
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 山野 優子
    2004 年 64 巻 2 号 p. 138-143
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―わが国の電磁場問題対策における課題―
    城内 博
    2004 年 64 巻 2 号 p. 144-157
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 米山 啓一郎
    2004 年 64 巻 2 号 p. 158-163
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 中館 俊夫
    2004 年 64 巻 2 号 p. 164-170
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―心臓血管外科の道を歩んで―
    高場 利博
    2004 年 64 巻 2 号 p. 171-189
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 宮崎 章
    2004 年 64 巻 2 号 p. 190-198
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―中枢性作用の可能性についての検討―
    吉田 真人, 植田 俊彦, 野田 敏雄, 嶋田 摂也, 小出 良平, 郭 試瑜, 久光 正, 小口 勝司
    2004 年 64 巻 2 号 p. 199-205
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    アンギオテンシンIIタイプ1受容体拮抗薬 (CS-088) の有色家兎における中枢性眼圧下降作用の可能性について検討した.有色家兎に50μLCS-088を無麻酔下で片眼投与, 口腔内投与, または耳介静脈より静脈内投与した.脳室内投与は, Fifkova脳図譜に従い, 側脳室にガイドカニューレを挿入し, 2週間経過した有色家兎に10μL CS-088 (5μL/min) を投与した.CS-088投与後, 経時的にpneumatonographを用いて眼圧を測定し, 合わせ, 血圧も測定した.6% CS-088片眼投与30分後に両眼の眼圧はコントロール群に比べ有意に低下したが (p<0.05, n=6) , 血圧は変化しなかった.6%CS-088口腔内投与では血圧及び眼圧は変化しなかった.6%CS-088静脈内投与30分後には, 両眼の眼圧及び血圧ともにコントロール群に比べ有意に低下した (p<0.05, n=5) .0.06%CS-088脳室内投与では, 眼圧及び血圧共に変化しなかった.以上のことから, CS-088点眼による眼圧下降作用には眼局所での直接作用だけでなく, 交感神経節が関与している可能性が示唆された.
  • 水野 裕美子, 上野 幸三, 小田島 安平
    2004 年 64 巻 2 号 p. 206-214
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    気管支喘息が好酸球浸潤を中心とした慢性の気道炎症と定義されて以来, 治療においても吸入ステロイドやロイコトリエン拮抗薬を中心とした抗炎症療法に注目が集まっている.テオフィリンも昨今, 抗炎症作用を有することが報告されているがその組織病理学的, 機能的検討は少ない.今回我々はモルモット気管支喘息モデルを用いてテオフィリンのもつ抗炎症作用をプランルカストと比較検討した.卵白オボアルブミン (以下OVAと略す) を用いて感作を成立させた喘息モデルモルモットにOVAチャレンジ (吸入) 及び投薬 (プランルカスト10mg/kg/d, テオフィリン7mg/kg/dともに経口) を29日目から33日目, 36日目から40日目まで行い, その前後での気道過敏性の変化, 病理組織学的変化を非感作群 (n=6) , 感作群 (n=6) , プランルカスト投与群 (n=6) , テオフィリン投与群 (n=6) の4群間で比較検討した.好酸球浸潤 (好酸球数/一気道断面) : テオフィリン群の区域気管支で上皮下層p<0.01, 平滑筋層p<0.01と感作群と比較して明らかな好酸球浸潤の抑制がみとめられた.また, 平滑筋層においてはプランルカスト群と比較しても明らかな好酸球の浸潤抑制をみとめた (p<0.01) .細気管支では薬剤投与による好酸球浸潤の抑制はみとめられなかった.気道壁 (μm2) : 区域気管支で感作群と比較してテオフィリン群でp<0.05と明らかな壁肥厚の抑制がみとめられた.しかしながら区域気管支のその他の群間, および細気管支での各群間には統計学的な差はみとめられなかった.気道過敏性 (倍) : チャレンジおよび投薬前後での気道過敏性の変化を検討した.感作群と比較してプランルカスト投与群でp<0.05, と気道過敏性の改善がみとめられ, テオフィリン投与群ではp<0.1と改善傾向がみとめられた.
    以上よりテオフィリンはモルモット気管支喘息モデルにおいて好酸球の浸潤を抑え, 気道壁の肥厚を抑制し, 気道過敏性の改善を認めることが判明した.また, テオフィリンの抗炎症作用は区域気管支で顕著にみとめられた.好酸球浸潤に関してはステロイド吸入療法では効果の期待できない区域気管支の平滑筋層にも有効であることが判明した.今後, 長期コントローラーとしてテオフィリンの抗炎症作用に一層の期待がもたれる.
  • 大嶋 伸雄, 星山 佳治, 川口 毅
    2004 年 64 巻 2 号 p. 215-228
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    主介護者と介護対象者における「介護以前の人間関係」が介護開始以後の介護負担感に影響を与えるという仮説により, 主介護者の介護負担感と他の個別的および環境的要因との関連性について検討した.アンケートは65歳以上の介護保険対象者を介護する女性の主介護者125名を対象として, zarit介護負担尺度 (以下, zarit尺度) および, 主介護者, 介護環境, 介護対象者のそれぞれの特性について調査した.介護以前の人間関係による「良好群」「普通群」「非良好群」の3群に群分けを行って検討した結果, zarit尺度の合計得点 (モデルI) において, またzarit尺度の因子分析により抽出された14項目の合計点 (モデルII) においても「非良好群」の介護負担感が有意に高い傾向を示した.次にモデルIとIIをそれぞれ目的変数とし, アンケート項目を説明変数として行ったステップワイズ重回帰分析の結果, 「非良好群」が有意に高い7項目のうち5項目がモデルIIによって採択された.以上より, 介護以前の人間関係と介護負担感との強弱の関係性からモデルIIと介護以前の人間関係3群は, 有意に介護負担感を反映していることが明らかになった.「良好群」の場合, 主介護者が専業主婦や会社勤務が多く, 「非良好群」ではパート勤務と介護に二分された.「非良好群」では介護対象者が義理の親の割合が大きく, 同居開始時期は病気がきっかけの場合が多かった.また, 介護サービスを受けている時間が長く, 家族理解も有意に良くなかった.これは介護対象者の要介護度が高く, かつ柄澤式による知的・意識レベルおよびN-ADLにおける日常生活動作のレベルも有意に低い傾向であることから理解できる.今回の調査では, ADLの数項目が有意に介護負担感と相関し, とくに「起座・歩行」および「摂食」といった介助の頻度が高い項目で高い相関を示した.以上の結果から, 本研究の仮説を含めた方向性の正しさが示唆された.
  • 中尾 健太郎, 清水 喜徳, 角田 明良, 嘉悦 勉, 草野 満夫, 成田 佳子, 石橋 悦子, 馬杉 朗子
    2004 年 64 巻 2 号 p. 229-233
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    近年, 標準的医療の提供と医療資源の適正な使用のために, クリティカルパス (Critical path, 以下CP) の運用が必須となってきている1, 2) .当科においても, 平成14年度は12のCPが運用され, 使用されたCPを用いた症例数は256症例であり, 全手術症例のうちの60.1%であった.一方, CP運用途中で中止された症例は5例 (2.0%) であり, そのバリアンスを検討したところ, 術中の合併症によるものが2例, 術式の変更によるものが1例, 早期退院のため中止されたものが2例であった.これらのうち, 早期退院の2例についてはCPの逸脱の原因を検討すると, それらはCPを続行できた可能性があると思われた.しかし, 合併症などを起こした3症例に関しては修正困難であり, CPの脱落と考えられた.このことから, 術式の変更や合併症が生じた場合, そのCPの運用において修正の可能性は少なく, 新たなCPへの切り替えが必要であると思われた.
  • 塩尻 泰宏, 井上 恒一, 板垣 太郎, 浅野 満, 尾頭 厚, 安藤 進, 高場 利博
    2004 年 64 巻 2 号 p. 234-242
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    心筋の虚血再灌流障害における細胞内Ca2+過負荷を抑制する目的で選択的Na+/Ca【2+】交換系阻害剤KB-R7943を虚血前灌流液に添加し, その心筋保護効果について検討した.ラット摘出灌流心を用い, 虚血前に以下の溶液を添加した灌流液を3分間灌流投与した3実験群と冠灌流を単純遮断して虚血にした対照群で検討した.10μM/lのKB-R7943溶液 (KBR群) , K+濃度を20mM/lに調整したKCI溶液 (KCL群) , 10μM/lのKB-R7943溶液にKCIを添加しK+濃度を20mM/lにした溶液 (KBR-KCI群) .30分間常温 (36℃) 虚血後に再灌流し, 心機能 (心拍数 [HR] , 左室収縮張力 [LVC] , 左室最大収縮力変化率 [LVdc/dt] , 冠灌流量 [CF] の回復率および細胞内カルシウムイオン濃度を虚血前値と比較検討した.KBR-KCI群はさらに虚血時間を60分間に延長して心機能を検討した (KBR-KCI60群) .再灌流後30分ではKBR群, KBR-KCl群KBR-KCI60群は対照群に比較してLVC, LVdc/dtおよびCFにおいて良好な回復を示した.また再灌流後30分でKBR-KCl群はKBR群に比較してLVC, LVdc/dtおよびCFにおいて良好な回復を示した.KBR-KCI群, KBR-KCI60群の各群間には有意差を認めなかった.細胞内カルシウムイオン動態において, KBR-KCI群, KBR群は対照群及びKCI群に比較し虚血再灌流時における細胞内カルシウムイオンの過負荷は認めなかった.虚血前にKB-R7943を投与することで虚血再灌流時の細胞内カルシウムイオン過負荷を抑制し, 心筋の虚血再灌流障害を軽減した.またKB-R7943を心筋保護液に添加することでより虚血再灌流障害を軽減し得る可能性が示唆された.
  • 塩澤 史隆, 笠間 毅, 小田井 剛, 磯崎 健男, 松縄 瑞穂, 矢島 宣幸, 依田 欣之, 花岡 亮輔, 井出 宏嗣, 足立 満
    2004 年 64 巻 2 号 p. 243-253
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    SLEモデルマウスMRL/Mp-1pr/lpr (MRL/lpr) における肺障害の発症機序について, ケモカイン, 特にIP-10の役割について病理組織学的, 免疫染色法, flow cytometry法を用いて検討した。コントロールとしてFas遺伝子異常がないMRL/Mp-+/+ (MRL/+) , およびC57BL/6 (B6) マウスを用いた.MRL/lprマウスの肺障害は気管周囲・血管周囲への著明な単核球浸潤により特徴づけられ, その病理組織像はMRL/+, B6マウスに比し月齢の増加にしたがい増悪が認められた.RT-PCR法を用いた解析により, IP-10およびその特異的受容体であるCXCR3のmRNA発現はMRL/lprマウスの肺組織では1か月齢から徐々に増加し, 特に4か月齢にて高くなる傾向が認められた.免疫組織化学的染色でIP-10陽性の細胞は形態学的にマクロファージに類似していた.また免疫染色によるCXCR3発現は連続切片にてCD4陽性Tリンパ球に発現していることが示唆された.Flow cytometry法によるMRL/lprマウス肺病変のCXCR3発現陽性細胞の検討ではCD4陽性リンパ球にその増加を認め, 病理学的変化のピークと一致して特に4, 6カ月齢にて増加を認めた.同様にCD8陽性Tリンパ球についてもMRL/lprマウスの方がMRL/+マウスに比べて4, 6ケ月齢においてCXCR3陽性細胞の増加を認めた.本研究でSLEモデルマウスにおける肺障害にはマクロファージ様細胞から産生されるIP-10によりCXCR3を介したTh1細胞の浸潤が重要であることが示唆された.
  • 吉田 明広, 三木 啓稔, 横山 才也, 嘉島 信忠
    2004 年 64 巻 2 号 p. 254-258
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    59歳の男性で放射線照射及び雪状炭酸圧抵療法 (Carbon dioxide snow therapy) を受け, 長期経過ののちに皮膚癌を発生した1症例を経験したので報告する.患者は約50年前に左頬部・眼窩部・前額部にわたる太田母斑 (Nevus Ota) に対して放射線療法及び雪状炭酸圧抵療法を受けた (一回線量及び総線量は不明) .当院初診の半年前よりその治療皮面上に腫瘍性病変を生じ, 左頬部・眼窩部・前額部に隆起性病変を認めた.病理組織診断の結果は扁平上皮癌であった.手術は隆起性病変を含め瘢痕組織を全切除し, 皮膚欠損に対しては分層遊離植皮術を施行した.現在術後2年経過するも局所再発および転移は認めない.
  • 黒木 啓之, 八木 正晴, 森脇 寛, 有賀 徹, 大久保 和俊, 依田 暁, 矢内原 敦, 高木 信介, 阪川 肇, 青山 亮介, 重原 ...
    2004 年 64 巻 2 号 p. 259-261
    発行日: 2004/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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