昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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67 巻, 2 号
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  • 吉田 英機
    2007 年 67 巻 2 号 p. 99-104
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
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  • 川田 忠典
    2007 年 67 巻 2 号 p. 105-116
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 友安 茂
    2007 年 67 巻 2 号 p. 117-122
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 塩沢 英輔, 矢持 淑子, 瀧本 雅文, 太田 秀一
    2007 年 67 巻 2 号 p. 123-125
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 楠山 太郎, 鈴木 洋, 正司 真, 佐藤 龍次, 大森 康歳, 早田 輝子, 佐藤 貴俊, 礒 良崇, 木庭 新治, 下司 映一, 片桐 ...
    2007 年 67 巻 2 号 p. 126-133
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    Tumor necrosis factor-alpha (TNF-α) は炎症性サイトカインの一つで, in vivo, in vitroで血管新生を促進あるいは抑制することが報告されている.その中で, 動物実験では虚血下肢にTNF-αアンタゴニストを筋肉注射し, 局所的にTNF-α作用を抑制し, 虚血下肢の血流改善効果が得られたことが報告されているが, 全身的なTNF-α欠損による虚血下肢の血流改善効果についての報告はない.今回, TNF-αノックアウトマウス (KO) を用い虚血下肢の血流改善効果の検討を行った.実験には10~12週齢 (25~30g) の野生型 (balb/c) マウス (WT, n=9) .KO (n=12) を使用した.鼠径部を切開し大腿動脈の近位部, 遠位部を結紮, 切除し下肢虚血モデルを作成した.結紮前, 直後, 1週, 2週, 4週後に下肢血流をレーザードップラー (LDPI) で近位部, 遠位部に分け経時的に測定した.結紮前, 1週。4週後にWT, KOを屠殺採血し, 血清サイトカイン濃度 (TNF-α, 血管内皮細胞増殖因子 (VEGF) ) をELISA法で測定した.4週後の虚血組織を免疫組織学的解析で評価した.LDPIではWT, KOともに下肢血流は漸増し, 近位部血流は2週後でKOで有意に改善し (WT53.9±17.1%, KO84.7±27.8%, p<o.ol) , 4週後でKOで有意に改善した (WT67.0±13.7%, KO96.8±22.6%, p<0.005) .また, 遠位部でも4週後でKOで有意に改善した (KO71.4±25.3%, WT51.8±11.5%, p<0.05) .免疫組織学的解析では, Capillary (p<0.05) , Arteriole density (p<0.005) ともKOで有意に多く.Mac-3, TUNEL陽性細胞数ともKOで有意に少なかった (p<0.0001) .ELISA法では, 血清TNF-α濃度は, WTで1週後で結紮前と比べ有意に上昇し (p<0.05) , 4週後で結紮前と同等にまで低下した.一方, 血清VEGF濃度はKOで結紮前から4週後まで一定であったのに対して, WTでは漸減し, 4週後でKOで有意に高値であった (p<0.001) .TNF-αの全身的欠損により, VEGF濃度の低下の抑制や炎症やアポトーシスの抑制により血管新生が促進し, マウスの下肢虚血での血流改善が促進したと考えられた.
  • ―骨密度と骨代謝マーカーについて―
    永田 将一, 深貝 隆志, 五十嵐 敦, 鈴木 康太, 森田 將, 益山 恒夫, 吉田 英機
    2007 年 67 巻 2 号 p. 134-140
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    前立腺癌に対するアンドロゲン除去療法 (ADT) は骨量の減少を促進することが知られており, 高齢者が多い前立腺癌においては重大な副作用といえる.また近年前立腺癌患者では, 骨転移がなくかつADTの施行前でも骨密度の低下を認め得るとSmithらが報告している.そこで日本人の骨転移を認めないADT施行前の前立腺癌患者の骨量, 骨代謝について検討した.また, 骨転移を認めるADT施行前の前立腺癌患者についても同様の検討を行った.骨転移を認めない未治療前立腺癌患者53名 (平均73.6±6.4歳) , 骨転移を認める16名 (平均73.6±7.9歳) を対象とし骨量の評価を行った.骨量の評価には二重エネルギーX線吸収測定法 (DEXA) によって大腿骨近位部全体, 大腿骨頸部, 腰椎 (L2-L4) , =僥骨遠位端の4箇所の骨密度 (BMD) を測定した.また骨転移を認めない未治療前立腺癌患者62名 (平均74.0±6.9歳) と骨転移を認める22名 (平均70.0±7.5歳) , 健常人101名 (平均70.1±8.3歳) を対象として骨代謝マーカーを測定し比較検討した.骨代謝マーカーは血清1型コラーゲンN末端架橋テロペプチド (血清NTX) と血清骨型アルカリフォスファターゼ (血清BAP) を測定した.骨転移を認めない未治療前立腺癌患者のうち, 大腿骨近位部全体の骨密度の測定では17%, 大腿骨頸部の骨密度の測定では21%が男性骨粗霧症に相当した.また骨密度を測定した4箇所のうちZ scoreの平均値が負の値を示したのは橈骨遠位端のみであった.血中骨代謝マーカーの検討では骨転移を認めない未治療前立腺癌患者のうち11%に血清NTXの増加を認めた.またstageD2症例では骨代謝マーカーは, 骨転移を認めない症例より有意に高値であり, 前立腺特異抗原 (PSA) との間に有意な相関関係を認めた.日本人においては骨転移を認めない未治療前立腺癌患者の骨密度の低下は認めないと考えられた.しかし, すでに骨粗霧症の患者, 骨密度が低下している患者, 骨吸収マーカーが高値な患者も存在していることより, 診断時やADT開始時, 開始後の骨評価は重要と考えられた.
  • 齋藤 克幸, 坂本 英雄, 七条 武志, 小川 良雄, 吉田 英機
    2007 年 67 巻 2 号 p. 141-148
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
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    精漿inhibin Bと造精機能の関係を評価し, 精漿inhibin Bが造精機能の有用な指標であるか検討した.対象は不妊症患者81名 (平均年齢36.4歳) で, 精液検査で13名は無精子症33名は乏精子症, 35名は精子濃度が正常であった.血清inhibin B, LH, FSH, testosterone, 精漿inhibin B, transferrin濃度を測定し, 精液検査を行い総精子数精子濃度を検討に用いた.精漿inhibin B濃度は1111±1665pg/ml, 血清inhibin B濃度は149.4±83.42pg/ml, 精漿transferirn濃度は86.88±99.87ng/mlであった.無精子症群, 乏精子症群, 正常精子群の3群間の比較で血清inhibin B濃度, 精漿inhibin B濃度transferrin濃度に有意差 (p<0.001) を認めた.血清inhibin Bは総精子数 (r=0.33) , 精子濃度 (r=0.451) , 血清LH (r=-0.434) , 血清FSH (r=-0.580) , 精漿transferrin (r=0.370) と有意な相関を認めた.精漿inhibin Bは精子濃度 (r=0.395) , 血清FSH (r=-0.259) , 精漿transferrin (r=0.647) と有意な相関を認め, 精漿inhibin Bは造精機能の指標と考えられた.しかし, 精漿inhibin Bは血清inhibin Bより精漿transferrinと強い相関を示していたが, 血清inhibin Bに比べ血清FSHと精子濃度との相関は弱く, 血清inhibin Bに比し造精機能を評価する上で有用性に欠けると考えられた.
  • 中尾 健太郎, 角田 明良, 竹中 弘二, 大中 徹, 鈴木 直人, 成田 和広, 神山 剛一, 草野 満夫, 竹内 義明, 井廻 道夫
    2007 年 67 巻 2 号 p. 149-153
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
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    症例1は25歳女性.平成15年5月急性虫垂炎手術を施行後, 回盲部Crohn病のためドレナージ孔跡に膿瘍・痩孔の形成がみられ, infiximabを使用したところ痩孔は閉鎖した.症例2は38歳, 男性.33歳よりCrohn病痩孔形成等のため3回の腸管切除と人工肛門造設が行われた.平成17年1月傍人工肛門膿瘍を認め, 人工肛門周囲のS状結腸に痩孔を認めた.infliximabを使用し, 痩孔は閉鎖した.6ヶ月後に痩孔再燃しその後infliximabを約2ヶ月おきに使用し軽快している.infliximabは抗サイトカイン療法として注目をあび, Crohn病の画期的な治療法である.しかし痩孔再燃もみられるため, 今後厳重に治療経過を診る必要があると思われた.
  • 茅野 博行, 上田 宏昭, 土至田 勉, 小林 洋一, 片桐 敬, 武藤 光範, 濱嵜 裕司, 櫻井 将之, 西村 英樹, 片桐 敬, 上田 ...
    2007 年 67 巻 2 号 p. 154-156
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2010/09/09
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