BME

生体温度計測の歩み

吉利和

1988 年 2 巻 3 号 p. 155
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.155

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生体温度計測の進歩と現状

戸川達男

1988 年 2 巻 3 号 p. 156-160
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.156

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臨床検温は水銀体温計によって確立され今日に至っているが, 電子体温計をはじめ, いろいろな体温計測機器が臨床に導入されるようになり, 検温の方法が変わりつつある. しかし, 多くの体温計測機器は完成度が低く, 問題が多い. 検温法の見直しとともに, 完成度の高い機器の開発が望まれる.

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MRIによる体温計測

的崎健

1988 年 2 巻 3 号 p. 161-166
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.161

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従来, 体温の計測は体表, 体腔, または体表からアプローチ可能な部位に限られていた. 近年, 温熱療法のための体内深部の温度計測の要望があり, これに対し体部断層画像の描出を実現したCT技術の温度計測への適用が試みられている. ここではmagnetic resonance imaging (MRI)の緩和時間像による温度計測の可能性について, 実験的検討を行った.

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超音波による生体内温度計測

福喜多博

1988 年 2 巻 3 号 p. 167-170
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.167

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超音波を用いた非侵襲体内温度計測の基礎となる生体組織音響特性の温度依存を述べ, ハイパーサーミアなどに応用する場合の問題点を示した. さらに, 生体内音響特性測定における誤差要因を説明し, 誤差低減と測温精度向上が期待できる非線形効果を利用した新測定方式を紹介した.

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マイクロ波による無侵襲体温計測

水品静夫

1988 年 2 巻 3 号 p. 171-174
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.171

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生体から熱雑音の形で出るマイクロ波の強度を複数の観測周波数で測定して得たデータを適切に処理すると, 体表からの深さの関数として体内温度分布を推定できる. 本論文では, この新しい体内温度無侵襲計測法の原理と, 3周波測定法による実験結果について述べる.

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マイクロ波による体温分布の画像化

宮川道夫

1988 年 2 巻 3 号 p. 175-179
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.175

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マイクロ波技術を応用して体内温度分布を無侵襲計測する方法として, ラジオメータ法は絶対値を, CT法とホログラフィ法は温度変化量を画像として与える. いずれも基礎実験では温度計測の可能性が実証されている. 逆問題の安定化, 空間分解能の改善, 生体計測のための工夫などにより今後実用化が期待される.

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高速赤外サーモグラフィ

―温度からみた動的生理機能画像の将来性―

藤正巖, 鎮西恒雄, 阿部裕輔, 渥美和彦

1988 年 2 巻 3 号 p. 180-184
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.180

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赤外サーモグラフィ法は高速画像の時代に入った. 熱の動画像から一体どのような生理機能が抽出できるであろうか. この論文は, 筆者らのチームが世界で初めて試みる, 時系列でとらえた熱画像の処理から描き出される生理機能の可能性について述べたものである. まだ, どのような機能が抽出されるかは明瞭とはいえない領域ではあるが, 生体の恒常性維持に関連した多くの機能を表わしうる魅力的な潜在能力を秘めている.

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深部温計測

辻隆之

1988 年 2 巻 3 号 p. 185-191
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.185

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本稿では, プローブを体表に固定することにより無侵襲に組織温が計測できる深部体温計の原理を解説し, それによる前額深部温が中核温の性質を示すこと, さらに, 前額-足底深部温が解離すれば血行動態に注意を要し, 両深部温の変動が血行動態のモニタになりうることを示した. また, 意識のない患者で, 頭部表面冷却によって前額深部温が低下し足底深部温より2℃以上逆転する場合には, 脳死と診断できることを示した.

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水晶振動子体温計

斉藤義明

1988 年 2 巻 3 号 p. 192-196
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.192

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侵襲的方式と非侵襲的方式の中間的方式である植込み式温度測定について述べる. 温度依存性を有する小形の水晶振動子と結合コイルのみを体内に植え込み, 体外から電磁結合で共振周波数を検出する. 電池を必要としないため長期間の使用が可能であり, 測定誤差が小さいという特徴がある.

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手術中の体温計測

盛生倫夫

1988 年 2 巻 3 号 p. 197-198
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.197

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新生児・小児の体温計測

三川宏

1988 年 2 巻 3 号 p. 199-200
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.199

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ハイパーサーミア

金井寛

1988 年 2 巻 3 号 p. 201-203
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.201

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第9回ME技術実力検定試験結果の報告

堀川宗之, 石島正之

1988 年 2 巻 3 号 p. 204-206
発行日: 1988/03/10
公開日: 2011/09/21

DOIhttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.2.204

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