福岡市は事業系ごみ資源化推進ファンドを活用し、平成30年5月に新たに開設された事業系古紙の資源化施設「福岡市リサイクルベース」の建設及び運営支援を行っている。
福岡市リサイクルベースでは、古紙の資源化未実施の業者をターゲットとして、①古紙の種類に問わず一袋にまとめて排出、②少量排出及び③福岡市の清掃工場処理料金の半額の処理料とする等の古紙排出業者負担や経済負担を軽減する新たな回収方法を行っている。
福岡市リサイクルベースの利用者を増やし古紙回収量を上げるためには、福岡市リサイクルベースの認知度を上げると共に排出事業者のニーズを捉える必要がある。
そこで本研究では、福岡市事業系一般廃棄物排出事業者に、古紙分別への取り組みの有無、実施している古紙分別の方法や量、古紙分別の未実施理由、福岡市リサイクルベースの認知の有無や利用可能性等アンケート調査を行った。
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