日本栄養・食糧学会誌
検索
OR
閲覧
検索
38 巻 , 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 細谷 憲政
    38 巻 (1985) 5 号 p. 341-345
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 金子 佳代子, 天谷 節子, 小池 五郎
    38 巻 (1985) 5 号 p. 347-350
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 女子大学生125名を対象として, 肉・魚摂取量を100g/日以下とした3日間の尿クレアチニン排泄量を測定し, 体密度, 全身カリウム量から算出したLBMとの関係を検討した。
    2) 体密度と全身カリウム量の両者を測定した82例について, それぞれ算出されたLBMを比較すると, 相関は高いものの, 体密度より算出したLBMのほうがやや低値であった (p<0.01)。
    3) 尿クレアチニン排泄量と, 体密度, 全身カリウム量より算出したLBMの間にはそれぞれ高い相関がみられ, 得られた回帰直線式は大差のないものであつた。
    4) 本研究で得られた尿クレアチニン量よりLBMを算出する回帰式を, これまで米国人を対象として得られた式と比較したところ, 有意に異なると判定された。
    抄録全体を表示
  • 井崎 やえ子, 日高 公雄, 吉田 宏三, 戸田 和子
    38 巻 (1985) 5 号 p. 351-357
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 国民栄養調査を基礎にして, 家計調査, 農林水産統計データ等による季節補正, 細目化を施した詳細な食品リストにより, 277食品を収集し, トータルダイエットコンポジット分析を行ない, トコフェロール同族体および各種脂肪酸の1日摂取量について推定を行なった。
    2) Toc同族体の1日摂取量は, α-Toc 5.67mg, γ-Toc 8.39mg, δ-Toc 1.04mg, 総Toc 15.1mgであった。生物活性合算値は6.52mgであり, 食品群別寄与率は油脂が37.7%, 緑色野菜が17.4%, 穀類・種実・いも類が10.8%, 魚介類が9.9%, 豆類が9.4%, その他14.8%であった。
    3) トータルダイエットの総脂質実測値は53.5gであつた。脂肪酸総量は, 44.5gであった。その内訳は, 飽和脂肪酸12.4g, モノエン酸18.3g, ジエン酸9.6g, トリエン酸1.6g, テトラエン酸0.13g, ベンタエン酸0.40g, ヘキサエン酸0.61gであった。
    4) Toc/PUFAバランスは, Harrisらの式では0.46, Bieriらの式では0.51が得られた。
    トリエン酸以上のPUFAに対して二重結合数による重みづけを行なうと, α-Toc (Eq) /リノール酸 (Eq) =0.31mg/gと計算された。これは, Horwittらの必要最小比率0.8と比較すると非常に低い値となった。
    抄録全体を表示
  • 金子 佳代子, 石川 和子, 福田 加代子, 小池 五郎
    38 巻 (1985) 5 号 p. 359-362
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 女子大学生20名を2群に分け, 一方には野菜, 果実, 芋類を含まない食事 (A群) を, 他方には野菜の摂取量を通常の倍量含む食事 (B群) を1週間摂取させた。
    2) 平均栄養摂取充足率を算出すると, A群ではビタミンA, ビタミンC, 鉄, 粗繊維の充足率が低く, B群ではほぼ所要量を充足していた。
    3) 実験期間の前後に血液を採取し, ヘモグロビン, ヘマトクリット, 赤血球数, 白血球数, MCV, MCH, MCHC, 血清総タンパク質, 血清鉄, ビタミンC濃度を測定した。血清ビタミンCは, A群で低下し, B群では増加した。またB群の血清鉄濃度が低下する傾向がみられた。
    4) 実験終了後に実施した身体の健康状態に関するアンケート調査の結果によると, A群で頭がボーッとした, イライラした等身体の不調を訴えたものが多く, 一方B群ではおおむね体調は良好であった。
    抄録全体を表示
  • 大谷 貴美子, 三崎 旭
    38 巻 (1985) 5 号 p. 363-370
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 一般的に生食される山の芋 (Dioscorea Batatas), 消化がよいとされているじゃがいも (Solanum tubero-sum), 消化が悪いとされているさつまいも (IpomoeaBatatas) について, それぞれの細胞壁にとり囲まれた状態で加熱糊化されたデンプンの消化性を試験管内で比較した結果, いずれのいもの場合も細胞壁が存在しない陽合に比し, デンプンの消化率は低く, 消化抑制率は山の芋が最も低く, さつまいもが最も高い値を示した。
    2) 3種のいもの細胞壁構成多糖の構成比を検討した結果, じゃがいも, 山の芋では主としてペクチン, ヘミセルロースから成るのに対し, さつまいもでは, セルロースの含量が他のいもに比し, 顕著に高値を示した。また各種いもの細胞壁構成多糖の構成糖を比較すると, 発生学的に根に属するさつまいも, 山の芋ではグルコースの比率が高いのに対し, 茎に属するじゃがいもではグルコースのほか, ガラクトース, ラムノースの比率も高値を示した。一方, セルロースの比率が最も低い山の芋では細胞壁の構造のもろさが示された。
    3) それぞれのいもの細胞壁構成多糖による, α-アミラーゼの阻害性を検討した結果, いずれの場合も, 細胞壁構成多糖そのものによって, α-アミラーゼ作用が阻害を受ける事実は認められなかった。
    4) いもの種類によって, 細胞壁存在下のデンプンの消化性に差が認められたのは, 細胞壁構成多糖の量, 種類, 構造等の違いによって, 細胞内へのα-アミラーゼの透過性が影響を受けたためと考えられた。また, このことは生体内でのデンプンの消化性にも何らかの影響を与えるものと考えられた。
    抄録全体を表示
  • 西川 善之
    38 巻 (1985) 5 号 p. 371-376
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    非熱凝固性卵白液 (TEW) の経腸栄養剤としての利用性を検討した。
    1) 本TEW液はNaCl (1%) の添加では熱凝固しないが, CaCl2 (Ca2+: 0.05%) の添加では熱凝固が起こった。そこでTEWを調製する際にオートクレーブ時間を従来の10分から60分, 120分にすると, pH 9.0, では熱凝固しないことがわかった。しかしpH 7.0では120分オートクレーブしても依然, 熱凝固した。
    2) そこでpH 7.0下でCa2+添加後加熱による熱凝固性の消失について検討したところ, 水希釈法の代わりにエチルアルコール希釈法を行なっても, また生卵白の凍結融解変性処理を施しても効果はなかった。
    3) 一方, pH 7.0下でCa2+を添加しても, あらかじめオートクレーブ20分以上したTEW液は白濁しなかった。したがってタンパク液成分とCa2+成分をあらかじめ別々にオートクレーブ滅菌した2液混合型の経腸栄養剤を調製した。
    4) Caイオン剤の種類を検討したところ, グリセロリン酸カルシウムを用いると, pH 7.0下でオートクレーブ60分のTEWは熱凝固しなかった。したがって本Caイオン剤を用いることにより, 全混合型の経腸栄養剤の調製が可能と思われ, 調製したところ, 透明な溶液が得られた。さらに, TEWの粉末標品を用いることにより粉末の経腸栄養剤が得られることがわかった。
    5) 以上の結果より, 本非熱凝固性卵白液は経腸栄養剤として十分利用できることが明確となった。したがって, その他, 卵飲料や微生物工業等にも本液が広く利用できるものと思われる。
    抄録全体を表示
  • 西川 善之
    38 巻 (1985) 5 号 p. 377-382
    公開日: 2010/03/25
    ジャーナル フリー
    著者らは既報のごとく, 生卵白を水で希釈し, 生じた凝集物をろ過除去後, オートクレーブ加熱を行なうことにより, 非熱凝固性卵白が調製できることを見いだしたが, 今回本卵白が食品素材として有効であるか否かについて栄養価の面から検討した。
    1) 非熱凝固性卵白液, 卵白粉末の一般食品分析を行なった結果, 生卵白と同じく粗タンパク質を10%含有し, その95%がタンパク質であった。また本タンパク質のアミノ酸組成も生卵白と比べて大差がなかった。したがって本卵白は, 処理行程中に栄養的な価値の低下が起こらなかったものと考えられる。
    2) ラットを用いて動物成長実験を行なったところ, 本非熱凝固性卵白液はカゼイン以上に良好な成長を示した。
    3) E. ashbyii, A. oryzae, およびS. cerevisiaeを用いた微生物生育実験を行なったところ, 本卵白の粉末標品では十分な生育を示さなかったが, 卵白液はタンパク質源 (窒素源) としてたいへん有好であった。
    4) 以上の実験の結果, 本非熱凝固性卵白は, 栄養的にも食品素材として十分利用できるものと考えられる。
    抄録全体を表示
  • 村井 都, 伊藤 和枝, 小野 チエ子, 熊川 キミエ, 坂本 美代子, 豊川 裕之
    38 巻 (1985) 5 号 p. 383-386
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    食事調査におけるナトリウム摂取量について, 実測値と計算値とにかなりの差異を認めたため, ナトリウム計算値の補正を試み, 精度の高い摂取ナトリウム量を得た。
    1) 食事中ナトリウムの実測値と計算値を比較すると計算値が20%高かった。
    2) 調理による調味料ナトリウムの残存係数2) を用いて計算値を補正した。また九州産のしょうゆ, みそのナトリウム実測値 (三訂補日本食品標準成分表1) 値に対して, 濃口しょうゆ83%, 淡口しょうゆ85%, みそ86%) を用いて, 残存係数による補正値をさらに補正した。その結果, 実測値と計算補正値の相関係数は0.88と高くなり, 両者間の比も1: 1.07となり統計学的な有意差は認められなくなった。すなわち計算補正値からナトリウム実測値を推定することが可能と判断された。
    以上のことから, 食事調査におけるナトリウム量の計算には少なくとも調味料ナトリウムの可食部への歩留りを加味すること, すなわち, ナトリウム残存係数2) を適用することと地方産のしょうゆ, みそを使用した場合にはその実測値を用いることが摂取ナトリウム量の精度をより高めるうえで望ましいと考えられる。
    抄録全体を表示
  • 熊江 隆, 菅原 和夫, 町田 和彦, 大下 喜子, 島岡 章
    38 巻 (1985) 5 号 p. 387-394
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    同一食事について秤量法, 買上げ計算法, 思い出し法の3種類の調査を行ない, その結果につき四訂日本食品標準成分表を用いて, カルシウム, リン, 鉄, カリウムを計算した。さらに買上げ計算法によるサンプルをホモジナイズし, 湿式灰化を行なったのちに原子吸光法と高周波誘導結合アルゴンプラズマ発光分光 (ICP) 法とでカルシウム, リン, 鉄, カリウムを測定した。測定によって得られた実測値と上記3調査方法による計算値とを比較検討し, 次のような結果を得た。
    1) 実測値と計算値の間には, カルシウムで, 秤量法r=0.799, 買上げ計算法r=0.800, 思い出し法r=0.665, リンで, 秤量法r=0.840, 買上げ計算法r=0.843, 思い出し法r=0.627, 鉄で, 秤量法r=0.565, 買上げ計算法r=0.733, 思い出し法r=0.545, カリウムで, 秤量法r=0.857, 買上げ計算法r=0.746, 思い出し法r=0.742といったごとく強い相関関係を認めた。
    2) 実測値と計算値の平均値間には対応のあるt-検定を行なったところ, 秤量法ではリンとカリウムが有意に高く, 買上げ計算法ではカルシウム, リン, 鉄が有意に低く, 思い出し法ではカルシウムが有意に低いという結果が得られた。
    3) 本調査を行なった地域では, ミネラル群はおもに穀類・野菜類より得られており, これらのものはミネラル含有量が比較的少なく, また産地・季節等の影響を受けやすいために, 従来の報告と異なった結果を与えたものと思われた。したがって, ミネラルに関する栄養指導を行なう場合には慎重に考慮する必要があり, できうれば実測することが望ましいと考えられた。
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top