日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
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40 巻 , 3 号
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  • 野口 民夫
    40 巻 (1987) 3 号 p. 157-164
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 三好 弘子, 奥田 豊子, 小林 紀崇, 奥田 清, 小石 秀夫
    40 巻 (1987) 3 号 p. 165-170
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    5人の健康な若年成人男子を被験者として, 白米食と玄米食を比較することにより, 米繊維のミネラルの出納, およびみかけの吸収率に対する影響を検討した。体重当たり1.2gのタンパク質を含んだ玄米食, 白米食をそれぞれ2週間与えたが, 食物繊維としては, 玄米食は白米食の約2倍含んでいた。摂取ミネラル量は, 白米食, 玄米食ともミネラル必要量を充足していたが, 玄米のほうが白米よりミネラル含量が多く, とくにK, P, Mgの摂取量が玄米食で多くなった。糞中排泄量は玄米食で白米食に比べて, K, P, Mgが有意に多くなり, 摂取量を反映していた。また, Na, Caにおいても玄米食で糞重量が約2倍と有意に多かったことを反映して糞中排泄量が多くなる傾向がみられた。しかし, これから計算される吸収量においてはK, P, Mgとも有意差は認められなかった。みかけの吸収率ではK, Pで摂取量が多かったにもかかわらず, それ以上に糞中排泄量が大きく, 玄米食で有意に低下した。その結果, 出納をみると, 各ミネラルとも白米食と玄米食の間に有意差は認められなかった。
    血漿ミネラル濃度ではNa, K, Cl, P, Ca, Mgのいずれの項目にも白米食と玄米食で有意差はみられなかった。
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  • 村松 成司, 山田 哲雄, 高橋 徹三
    40 巻 (1987) 3 号 p. 171-177
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    The present study dealt with the effect of intensity of exercise on the transient changes in urinary and dermal nitrogen losses. Six healthy men served as the subjects. The experiment consisted of four consecutive days, pre-control day, control day (C), 60% VO2max exercise day (60% E) and 80% VO2max exercise day (80% E). Exercise was loaded for 40min with bicycle ergometer at the intensity of 60% or 80% of VO2max during exercise period (from 9: 00 to 11: 00).
    Urinary nitrogen excretion was depressed, while dermal nitrogen loss was elevated by exercise loading, especially in 80% E. During recovery period (from 11: 00 to 19: 00), higher urinary excretion was observed in 80% E than in C or 60% E, but no significant difference in dermal nitrogen loss was observed in C, 60% E and 80% E. The sum of the urinary nitrogen excretion and the dermal nitrogen loss from 9: 00 to 19: 00, including both exercise and recovery period, was higher in 80% E than in C or 60% E.
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  • 鈴木 継美, 小林 香苗, 山内 豊, 本郷 哲郎, 石田 裕美, 鈴木 久乃
    40 巻 (1987) 3 号 p. 179-192
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    某女子大学学生の延べ12日分の献立および実験的に作成した2日分の献立により, 用いられた食材料 (生鮮70種, 加工・調理済66種) を市場より購入し, それを用い101種の料理を作成した。
    この食材料, 料理の亜鉛含量を原子吸光法を用いて測定し, 既存文献値と比較し, さらに食材料実測値または食材料文献値を用いて料理ごとに計算による含量 (計算値) を求め実測値と比較した。
    (1) 食材料実測値は既存文献値と比較するとやや低値を示した。
    (2) 料理に含まれる亜鉛量は1回に摂取される分量についてみれば, 動物性食品を主材料とするものが高値であった。
    (3) 食材料実測値を用いた計算値, 文献値 (含量表として最近公刊されたもの) を用いた計算値のいずれも, 実測値と高い正の相関を示したが, 前者の相関係数のほうがより1に近い0.955という値を示した。
    (4) 1日あたり亜鉛摂取量はかき (oyster) 料理を含む1日が17.8mgと大きかったが, 残り13日分中12日は10mg未満であり, 1日のエネルギー, タンパク質摂取量のいずれとも有意の相関を示さなかった。
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  • 河野 裕一, 中野 長久, 北岡 正三郎, 加藤 清, 重岡 成, 大西 俊夫
    40 巻 (1987) 3 号 p. 193-198
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Euglena細胞の摂取がコレステロールの吸収・代謝に及ぼす影響を検討するために, タンパク質の75%をEuglena由来とした飼料を与えたラットへの [14C] コレステロール投与実験を行なった。
    Euglena食群は対照群と同様の生育を示し, 両群で有意な差は認められなかった。また両群の臓器比体重にも有意差はなかった。
    経口投与した [14C] コレステロールの排泄量はEuglenaを摂取することにより著しく増加し, コレステロール消化管内保持時間も大きく短縮された。このため各組織への放射活性の分布率は多くの組織で対照群よりEuglena食群が有意に低値を示し, さらに対照群では各組織への分布率で12時間後より24時間後に増加する傾向が認められたがEuglena食群ではほとんど増加しないあるいは減少する傾向が得られた。吸収されたコレステロールに対する各組織への分布率は両群に大きな差はなく, 肝臓, 小腸における放射活性の脂質成分中の分布にも有意な差は認められなかったため, Euglena食の摂取は, 摂取コレステロールの組織分布には影響を及ぼさないと考えられた。またEuglena食群の糞より抽出した脂質の遊離コレステロール画分への放射活性分布率が対照群より高かったこと, 糞抽出水溶性画分の放射活性の分布率が対照群より低かったことより, Euglena食による摂取コレステロールの排泄量増加は, 胆汁酸の再吸収阻害というよりむしろコレステロールの吸収自体を抑制することに起因すると判断した。
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  • 宮田 富弘, 海老原 清, 中島 昭
    40 巻 (1987) 3 号 p. 199-205
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    胃切除ラットの消化管の機能ならびに形態に及ぼす食物繊維 (DF) の影響を検討した。胃切除手術を施したラットに精製飼料 (FF飼料), FF飼料+10%小麦ふすま, FF飼料+10%ソルカフロックあるいはFF飼料+5%ペクチンを与えて10週間飼育し, 以下の知見を得た。
    1) 胃切除ラットの成長は正常ラットより有意に低下したが, ペクチン摂取により成長低下が有意に改善された。
    2) DF摂取により, 胃切除ラットのタンパク質のみかけの消化吸収率が低下したが, 脂肪あるいは灰分のみかけの消化吸収率は変化しなかった。
    3) 胃切除ラットではTTが遅延する傾向にあったが, DFはこれを短縮した。
    4) 胃切除ラットの小腸組織, 粘膜および筋層湿重量に及ぼすDF摂取の影響は一部を除いて認められなかった。胃切除によって小腸粘膜DNA含量は有意に増加したが, ソルカフロックあるいはペクチンを摂取するとこの増加がさらに増強した。
    5) 胃切除ラットの小腸粘膜スクラーゼ活性に及ぼすDFの影響はまったく認められなかった。
    6) 胃切除ラットの盲腸組織湿重量はペクチンを摂取したときのみ有意に増加した。
    7) 胃切除により結腸筋層湿重量が有意に減少したが, DF摂取によってこの減少が抑制された。結腸粘膜DNA含量はソルカフロックあるいはペクチン摂取によって有意に増加した。
    胃切除ラットにおいても正常ラットで観察されるようなDFの生理作用が認められ, 同時に正常ラットではみられない新しいDFの生理作用が明らかになった。さらに, 胃切除後においてもDF摂取による著しい悪影響は認められなかった。
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  • 立屋敷 かおる, 今泉 和彦, 荻田 善一
    40 巻 (1987) 3 号 p. 207-212
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    S.D. 系ラットの肝臓におけるアルコール脱水素酵素 (ADH) の比活性値とタンパク質濃度に対する部位差, 性差および発育差を定量的に検討した。
    1) 肝ADHの比活性値とタンパク質濃度は, 左臓側葉等の容積の大きい部位で高値をとる。一方, 尾状突起や乳頭突起等の容積の小さい部位では, 左臓側葉における両値に比べて約30~40%低い。したがって, 肝におけるADHの比活性値は部位差がある。
    2) 同一週齢のラットにおけるADHの比活性値は, 雄に比べて雌が約2.0倍大きい。また, みかけの肝ADH総活性値も, 雌が雄に比べて約1.5倍大きい。したがって, 肝におけるADHの両活性は, 性差が著明に認められる。
    3) 肝ADHの比活性値は, 生後3~12日目まで直線的に増加し, その後はプラトーに達する。したがって, 比活性値は生後約2週間でほぼ成体レベルに達する。みかけの肝ADH総活性は, 生後日数に対してS字形に増加する。ラットの肝ADHのKm値は, NADおよびエタノールに対して生後3~215日の範囲で変化が認められない。以上より, 発育に伴う肝ADHの活性の変化は, 両基質に対する親和性によらず, 酵素の比活性の変化によると考えられる。
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  • 桑野 和民, 酒巻 千波, 三田村 敏男, 吉田 勉
    40 巻 (1987) 3 号 p. 213-219
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    オキアミキチンの食物繊維としての特性を知るために, オキアミキチンの他, イセエビキチン, セルロースを5%レベルで加えた精製飼料 (カゼイン10%) 3種を調製し, 成長期のラットを用いてタンパク質およびミネラル (Ca, Mg, P) の利用性に対する影響を検討した。
    3種の食物繊維の水中沈定体積 (SV) は, オキアミキチンが36.0ml/g, イセエビキチンが12.0ml/g, セルロースが5.9ml/gであった。
    net protein ratioに対する影響ならびに飼料中窒素 (キチン態窒素を除く) の体内保留率を調べた結果, 各食物繊維による差は認められなかった。
    Ca, Mg, Pの出納試験の結果, 各ミネラルの利用性は, セルロース区が最もよく, 次いでイセエビキチン区であり, オキアミキチン区が最も劣っていることがわかった。この出納試験の結果とSVの対数との関係を検討したところ, 強い相関 (|r|=0.707~0.943, p<0.01) が認められた。また, 出納試験ほど顕著ではなかったが, 骨分析の結果でも似た傾向が示された。これらのことから, ミネラルの生体利用性への影響は, SVのような物理的性質によるところが大きいと考えられた。
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  • 立屋敷 かおる, 上杉 公仁子, 今泉 和彦
    40 巻 (1987) 3 号 p. 221-226
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    NO2-による食肉の詳細な発色機構を明確にするため, ホルスタイン種去勢牛の大腿筋の組織内ヘムタンパク質の酸化および還元の各過程を種々の条件で分光学的に測定し, 解析した。酸化反応過程については, NO2-によるHbO2の酸化反応と比較した。また, 筋組織内メト型ヘムの還元後の分光学的特性をしらべた。
    1) 大腿筋の組織内ヘムタンパク質は, ポリアクリルアミドゲル・ディスク電気泳動の分析から, Mbが約75%, Hbが約20%, 残りの約5%がその他のヘムタンパク質であった。
    2) NO2-による筋組織内ヘムとHbO2の酸化反応過程は, おのおのみかけの一次反応とS字形で進行した。したがって, 両反応系には著明な差が認められる。HbO2の酸化反応は, H2O2添加で促進, カタラーゼ添加で遅延した。しかし, 筋組織内ヘムの酸化反応は, H2O2やカタラーゼの添加による影響が認められなかった。一方, 両反応系ともにSOD添加による影響がみられなかった。これらの反応性の差異に対する理由を考察した。
    3) 筋組織内メト型ヘムの還元速度は, pH 6.0とpH 7.4ともにNO2-濃度の低いほうがはやかった。同一のNO2-濃度では, その速度はpH 7.4のほうがpH 6.0に比べて約20%大きかった。[NO2-] / [heme] =1~2では, pH 7.4のほうがpH 6.0より約10時間はやく還元された。[NO2-] / [heme] =1 (pH 7.4, 5℃) のとき, 筋組織メト型ヘムがほぼ完全に還元されるまでに約16日を必要とした。[NO2-] / [heme] =10では, まったく還元されなかった。還元後の筋組織内ヘムは, 544nmと577nmに吸収極大があった。これは, 2価鉄ヘム (Fe2+) にNOが配位したNO型ヘムの誘導体と類似していた。
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  • 和田 淑子, 橋本 慶子
    40 巻 (1987) 3 号 p. 227-232
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 小麦粉, デンプン修飾小麦粉およびグルテン修飾小麦粉から油脂無添加でクッキーを調製し, ショートネスを官能評価したところ, デンプン修飾によってショートネスの高いクッキーが得られた。
    2) デンプン修飾クッキーは油脂添加でショートネスを出させたクッキーの組織に似ていた。
    3) 小麦粉クッキー生地に比べてデンプン修飾クッキー生地は硬く, グルテン修飾クッキー生地は柔らかかった。
    4) 油脂添加によって小麦デンプン糊の糊化が抑制された。
    5) 脂肪酸誘導体スピンプローブ存在下で小麦デンプンを糊化させると, プローブの運動性が極度に低下した。
    6) 以上の結果から, クッキーのショートネス発現はデンプン分子による油脂の脂肪酸側鎖の包接に起因すると推論した。
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  • 小林 香苗, 鈴木 継美
    40 巻 (1987) 3 号 p. 233-235
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    食料需給表による食品群別供給量および, 国民栄養調査成績による食品群別消費量を用い, かつ2種類の食品群別亜鉛含量を定め, 計算により1930~83年までの日本人の亜鉛供給・摂取量を推計し, 逐年変化を調べた。亜鉛供給・摂取量は, 第二次世界大戦直後に著しく低水準となり, その後1950年代半ばまでに急速に回復し, 1970年代以降は横這い状態であることが観察された。亜鉛摂取量の逐年変化パタンは, タンパク質摂取量のそれと類似性が高かった。なおわれわれの研究室で実測した食品の亜鉛含量に基づいて定めた食品群別亜鉛含量から計算した亜鉛摂取量は, マーケット・バスケット方式による実測値ときわめて近い値となった。
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  • 宮田 富弘, 有光 ゆかり, 海老原 清, 中島 昭
    40 巻 (1987) 3 号 p. 236-239
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    小腸における栄養素の消化吸収に及ぼす食物繊維 (DF) の影響を回-直腸吻合手術を施したラットで研究した。手術後ラットを4群に分け, 1) 精製飼料 (FF飼料), 2) FF飼料+10%小麦ふすま, 3) FF飼料+10%ソルカフロック, 4) FF飼料+5%ペクチンを与え飼育した。その結果, 以下の知見を得た。
    1) ペクチンを摂取したラットのみ有意な成長低下が認められた。
    2) 糞排泄量および糞中への水分排泄量はDF摂取により有意に増加した。
    3) タンパク質, 脂肪および灰分のみかけの消化吸収率はいずれもDF摂取により有意に低下した。
    4) タンパク質の真の消化吸収率もDF摂取により有意に低下した。
    5) Na, K, CaおよびFeのみかけの吸収率もDF摂取によって有意に低下した。
    6) これらの栄養素の消化吸収率あるいは吸収率の低下の程度はDFの種類によって異なっていた。
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  • 小垂 眞, 木本 文喜, 吉川 秀樹, 池内 常郎
    40 巻 (1987) 3 号 p. 240-243
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) インゲン豆を含む各種豆類種子についてAI活性を検索したところ, すべてのインゲン豆に活性が認められた。インゲン豆以外の種子ではAI活性はまったく検出されなかった。
    2) インゲン豆 (クランベリー) 中のAIは, 豆を室温で15時間水に浸漬後水中で加熱 (100℃) すると10分で完全に失活した。また, 浸漬しなかった場合は加熱15分でもなお50%の活性が残存した。
    3) インゲン豆 (クランベリー) 中のAI活性は豆を30分乾熱処理 (110℃) してもほとんど変化しなかった。
    4) インゲン豆 (クランベリー) 中のAIとTIの活性は, ともに発芽開始時に急激に減少したが, 発芽4日目まで増加し, 以後減少した。
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  • 山本 勇夫, 松田 和子, 山本 愛子, 山口 敦子
    40 巻 (1987) 3 号 p. 244-247
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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