日本栄養・食糧学会誌
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40 巻 , 4 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
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  • 小石 秀夫
    40 巻 (1987) 4 号 p. 257-262
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 早苗, 赤塚 淑代, 近藤 恵美子, 松村 義寛
    40 巻 (1987) 4 号 p. 263-270
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    健康な被験者21名 (女: 19~22歳) を3群 (A, B, C) に分け, バターオィル1日50g (サンプル (1), (2), (3)) を投与した。実験期間は26日間で, バターオイル投与は連続5日間とし, 各群2回 (実験I期, 実験II期) 行った。サンプル (1) はコントロール添加なし, サンプル (2) は大豆ステロール486mg (β-シトステロールとして236mg) を添加, サソプル (3) は (2) +シクロアルテノール34mgを添加した。
    A群は (1) → (2), B群は (3) → (1), C群は (2) → (3) で実験期間中, 体重, 血圧, 皮脂厚, 脈拍, 身体症状, 血液 (血糖, タソパク質, ヘモグロビン, β-リポタンパク質, 総コレステロール, HDL-コレステロール), 尿の性状, 糞便 (重量, 窒素, ステロール類縁物質, コレステロール代謝産物, 粗脂肪) について測定した。
    その結果, 血清コレステロールは, どの群でも低下がみられたが, 糞便中のステロール類縁物質の排泄量が高値であったことから, シクロアルテノールの大豆ステロールに対するヒトでの相乗作用が示唆された。
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  • 坂田 利家, 倉田 一夫, 伊藤 和枝, 藤本 一真, 寺田 憲司, 衛藤 宏, 松尾 尚
    40 巻 (1987) 4 号 p. 271-277
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    行動療法としての食事確立療法に固形食化超低エネルギー食を導入し, 8名の中等度肥満患者の減量効果およびその維持について検討した。全治療期間, すなわち初診時より治療後12カ月までの平均体重減少は-20.6±7.8kg, 入院による併用療法実施期間中では-5.7±0.7kg, 退院後12カ月間の維持期間でも-4.3±2.5kgであった。空腹感および血清脂質類は正常化され, 脂肪細胞容積の縮小と体総脂肪量の減少を認めた。この減量効果とその維持はこれまでのどの成績よりも優れていた。以上の本併用療法による好結果は両療法の治療的相乗効果による。なかでも, 超低エネルギー食を液体食に代えて固形食化したことで, 低エネルギー摂取でも咀嚼法を実施でき, したがって十分な満腹信号を視床下部中枢へ送れたと考えられること, また, 今回用いた栄養組成がβオキシ酪酸の血中濃度を至適に上昇させたため, 空腹感を抑え摂食量を減少させたことなど, これらが認知能の変容を起こさせるのに重要な要因になったと考えられた。
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  • 柴田 克己, 鈴木 徹, 岩井 和夫
    40 巻 (1987) 4 号 p. 279-285
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    卵白 (EW) をRhizopus属の酸性プロテアーゼにより, 種々の時間分解したペプチドを調製し, その栄養価を幼若ラットの成長から求めた。EW酵素分解物中では, 分解率が最も高い低分子ペプチドであるEWP-5が最も栄養価が高かった。また, EWP-5の栄養価は未消化体であるEWおよびEWのアミノ酸組成に相当するアミノ酸混合よりも高かった。アミノ酸混合食群の血中アルカリホスファターゼ活性は, EW食群の値より有意に高い値を示し肝機能に支障をきたしている可能性が示唆されたが, 低分子ペプチドであるEWP-5食群では認められなかった。一般的によく使用されている精製全卵タンパク質, カゼイン, 分離大豆タンパク質, EWおよびEWP-5の栄養価を比較した結果, EWP-5食群の体重増加量は, 分離大豆タンパク質, カゼインおよびEW食群よりも有意に高く, 精製全卵タンパク質群とほぼ同じ値を示した。EWP-5の第一制限アミノ酸はTrpであるが, Trpの添加効果は認められなかった。以上のことから, 低分子ペプチドであるEWP-5は未消化体であるEW, もしくはアミノ酸混合食よりも良好な窒素源であると考えられる。
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  • 柴田 克己, 鈴木 徹, 岩井 和夫
    40 巻 (1987) 4 号 p. 287-292
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    EWP-5の第一制限アミノ酸はTrpであるので, その制限度を調べるためにTrpの利用率の悪いニコチン酸欠, ショ糖食を用い, 幼若ラットの成長からEWP-5のTrpの制限度を求めた。その結果, EWP-5食群の成長は, ニコチン酸もしくはTrpの添加により有意に増加し, EWP-5はTrpが制限になっていることが見いだされた。しかし, 糖質源をショ糖からα-コーンスターチに変えることによっても, ニコチン酸添加もしくはTrp添加と同じ体重増加量を示したので, EWP-5のTrp制限はそれほど強いものではないと思われた。投与Trpの形態の違い, すなわちタンパク態Trp, 低分子態Trp, 遊離Trpの相違が, どの程度Trpからのナイアシンへの変換に影響するのかを, 血液および肝臓NADレベルの比較, ならびに尿中へのN1-メチルニコチンアミドの排泄量の比較から調べた。その結果, ニコチン酸欠, ショ糖食における血中NADレベルは, 三つの形態による違いは認められなかったが, 肝NADレベルは, EW食群に比しEWP-5食群およびA.A. 食群は低い値を示したが, これはTrp含量の差異に起因するものであろう。しかし, 尿中へのN1-メチルニコチンアミド排泄量はEWP-5食群>EW 食群>A.A. 食群であった。また, ニコチン酸含有のα-コーンスターチ: ショ糖 (2: 1) 食においては, 血液および肝臓NADレベルは, EWP-5食群>EW食群>A.A. 食群であった。N1-メチルニコチンアミド排泄量も, EWP-5食群が他の2群に比し高い傾向が認められた。以上の事実から, ペプチド態Trpが最もよくナイアシンに変換され, 次にタンパク態Trpで, 遊離Trpは最も低いと考えられた。
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  • 小林 正, 岡野 登志夫, 増田 園子, 竹内 敦子, 津川 尚子
    40 巻 (1987) 4 号 p. 293-298
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    The bioavailability as calcium sources of dibasic calcium phosphate, calcium lactate and calcium carbonate was compared by means of in vivo and in situ experiments. For the in vivo experiment, vitamin D-deficient rats were fed ad libitum on food containing either dibasic calcium phosphate, calcium lactate or calcium carbonate with oral administration of vitamin D3 (200IU/rat/day). There were no significant differences in body weight, food consumption or plasma concentrations of calcium, phosphorus and 25-hydroxyvitamin D3 among the three groups after one week. In the in situ experiment, intestinal calcium absorption of the three calcium compounds was studied using an intestinal loop circulation method using vitamin D-replete and vitamin D-deficient rats. Again, little difference was observed among the respective data for the three calcium compounds. From these results, we concluded that there was practically no significant difference among the three compounds with regard to their bioavailability as calcium sources.
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  • 木幡 浩子, 原田 努, 松久保 隆, 高江洲 義矩
    40 巻 (1987) 4 号 p. 299-305
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    本研究は, 口腔内における食品の状態変化に影響を及ぼす因子と考えられる唾液分泌量および咀嚼時間と, 食感との関連を検討し, 口腔内での食品の状態変化を推定することを目的とした。27区分の食感に属する市販加工食品を用いて, 咀嚼から嚥下までの耳下腺唾液分泌量および咀嚼時間の測定を行い, 食感との関連性を検討した。
    1) 27の被験食品の水分は3~92%, 咀嚼時間は0.74~53.3sec/g, 唾液分泌量は0.01~1.33ml/gであった。
    2) 食感の“柔らかさ”および“なめらかさ”は咀嚼時間および唾液分泌量に関係し, 硬い食品ほど, また, ざらざらな食品ほど, 咀嚼時間が長く, 唾液分泌量が多い傾向であった。
    3) 27の被験食品のうち水分の近似した9食品 (水分: 70~92%) においても, “柔らかさ”と咀嚼時間および唾液分泌量との間に, 2) と同様の関係がみられた。
    4) “歯につきやすい”食品ほど, 唾液分泌速度が大きくなる傾向にあった。
    以上, 食感と唾液分泌および咀嚼時間との間に相関が認められたことから, 口腔内における食品の状態変化を反映した物性測定には, 唾液の介在による影響を加味すべきとの考察を得た。
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  • 伊藤 里美, 三好 保, 藤井 正信, 今木 雅英
    40 巻 (1987) 4 号 p. 307-312
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 同日・同場所で採取した養殖ワカメの生育段階別粗灰分・鉄・カルシウム・リンは無水換算値で幼葉期 (Stage 1-3) に多い傾向が認められた。ヨウ素は生育段階における含有量に有意差は認められなかった。
    2) 同日・同場所で採取した天然ワカメの生育段階別リン・鉄含量は, 幼葉期 (Stage 1-3) に多い傾向が認められた。粗灰分・カルシウム・ヨウ素に生育段階別の有意差は認められない。
    3) 養殖ワカメの各生育段階における部位別無機質含有量は, 成実葉形成期 (Stage 3) では粗灰分は根・茎部に多い。カルシウムは根・葉部に多い。リン・ヨウ素は部位別に有意差はなく, 鉄は根に多い。
    成熟期 (Stage 4) について試料の得やすさから葉・茎について先端・中央・基部に分けて試料を作成し定量した結果, 葉部ではカルシウム・リン・ヨウ素・鉄とも先端部に多く次に中央部に多い傾向を示した。粗灰分には差は認められなかった。茎部では粗灰分は先端・基部に多い。カルシウム・リンは先端・中央部に多い。ヨウ素は基部・先端に多い。鉄は基部・中央部に多い。
    老成期 (Stage 5) の粗灰分とカルシウムは茎・葉部に多い。ヨウ素は葉部に多い。鉄は茎に多く含まれる。リンは部位別含量に差は認められない。
    4) 養殖ワカメの生育条件別無機質含有量は粗灰分と鉄が密殖に多い。カルシウムは疎殖に多い。リンとヨウ素含有量に有意差は認められない。
    5) P/Caモル比は, 老成期にリンの急激な減少とカルシウムの増加により低値となり, したがってワカメの成長期に高値を示した。
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  • 徳江 千代子, 片岡 栄子, 谷村 和八郎
    40 巻 (1987) 4 号 p. 313-319
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    アメリカオハイオ州産ビーソン種の大豆胚軸および子葉の成分および脂質の品質性状を明らかにした。
    1) 胚軸および子葉脂質のAVは2.7~2.8, SVは192.1~195.7, IVは119.7~120.1と半乾性油の性質を示すものであった。胚軸の不けん化物は5.1%と子葉の約6倍ほど多く存在した。
    2) 胚軸および子葉の脂質組成は, NLが92~93%, GLが4.0~4.9%およびPLが3.0~3.1%であった。
    3) 胚軸および子葉のNL, GLおよびPLの脂質組成は, NLについてはTGが85.4~94.8%と高い割合を示し, GLではMGDとASGが多く, PLではPC, PEが多く認められた。
    4) 胚軸および子葉のTL, NLおよびTGの主要な構成脂肪酸は, C18: 2, C18: 1, C16: 0, C18: 3であり, GLではC18: 2, C18: 1, C16: 0, PLではC18: 2, C16: 0であった。
    5) 胚軸のDeMS含量は3, 967.1mg/100g脂質と子葉の約10倍ほど多く, その組成はシトステロールが約70%をしめ, ついでスティグマステロール, カンペステロール, コレステロールの順に認められた。
    6) 胚軸の総Toc含量は, 219.4mg/100g脂質で子葉よりかなり多く, その組成はγ-Tocが約65%をしめ, ついでδ-Toc, α-Tac, β-Tocの順に認められた。
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  • 梶本 五郎, 吉田 弘美, 芝原 章
    40 巻 (1987) 4 号 p. 321-327
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    未硬化パーム油 (P) および硬化パーム油 (HP), ならびに硬化度の異なるなたね油について, 加熱時における油脂中のトコフェロール (Toc) の熱分解度合, 加熱後の油脂の酸化安定性, ならびに硬化油中のTocの熱分解防止に対する没食子酸 (GA), チオジプロピオン酸 (TDPA) およびレシチンなどの効果について検討した。
    1) 硬化度の低いいわゆる微水添HPとPとの間では, 加熱による油脂中のTocの熱分解率には差がなく, 180℃, 10時間の加熱でP中のTocの残存率は59.8%, HPで59.3%であった。加熱油の熱酸化度 (CV, An. V) はHPのほうが低く, 重量法試験からみた酸化安定性も高かった。
    2) なたね油 (R) では, 180℃, 10時間の加熱で油脂中のTocの残存率は57.8%, その硬化なたね油 (HR (I)), (HR (II)) で34.7および5.9%で, 硬化度の高いなたね油 (HR (II)) ほどTocの残存率は低く, いわゆるToc分解量が多かった。
    自動酸化に対する油脂の酸化安定性は, HR (II) >HR (I) >Rの順で, 硬化度の高いなたね油ほど安定性は高いが, 加熱後では, その酸化安定性は, HR (I) >HR (II) >Rの順になった。HR (II) の加熱による油脂の酸化安定性の急激な低下は, 油脂中のTocの完全消失によるものと考えられる。
    3) PとHP中のTocの熱分解に対しGA, TDPAなどは防止効果を示した。
    4) 180℃, 10および20時間加熱時のHR (II) 中のTocの残存率は5.9および0%に対し, GAを添加した場合のTocの残存率は66.0および25.7%であった。
    HR (II) 中のTocの熱分解に対するGA, TDPA, レシチンの効果は, いずれも大きな防止効果を示した。三者間では, Tocの熱分解防止効果には大きな差は認められなかった。
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  • 稲荷田 萬里子, 梶 敏勝, 保屋野 美智子, 野崎 正
    40 巻 (1987) 4 号 p. 328-332
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 牛, 豚, 鶏の各部位の肉および内臓の中のZn, Fe, Co, Cs, Scの含有量を熱中性子放射化分析法により測定した。
    2) Zn含有量は牛の各部位の肉では43.9~79.3ppm, 牛の可食内臓は19.1~45.0ppm, 豚の各部位の肉は20.4~114.9ppm, 豚の可食内臓は39.3~94.7ppm, 鶏の各部位の肉は3.5~10.8ppm, 鶏の可食内臓は7.5~21.8ppmであった。
    3) Fe含有量は牛の各部位の肉は10.7~24.9ppm, 牛の可食内臓は4.0~41.1ppm, 豚の各部位の肉は12.5~27.5ppm, 豚の可食内臓は12.5×325.6ppm, 鶏の各部位の肉は2.3~5.5ppm, 鶏の可食内臓は6.7~47.5ppmであった。
    4) Co含有量は牛の各部位の肉は4~31ppb, 牛の可食内臓は4~68ppb, 豚の各部位の肉は6~22ppb, 豚の可食内臓は40~90ppb, 鶏の各部位の肉は2~18ppb, 鶏の可食内臓は6~25ppbであった。
    5) Cs含有量は牛の各部位の肉は12~42ppb, 牛の可食内臓は5~14ppb, 豚の各部位の肉は10~64ppb, 豚の可食内臓は38~104ppb, 鶏の各部位の肉は10~8ppbで, 手羽肉, むね肉, ささ身は検出不能であった。鶏の可食内臓は砂ぎものみ4ppbを示し, 他は検出不能であった。
    6) Sc含有量は牛の各部位の肉は1.0~15ppb, 牛の可食内臓は0.3~0.9ppb, 豚の各部位の肉は0.1~1.8ppb, 豚の可食内臓は3.0~21ppb, 鶏の各部位の肉では0.7~43ppbで, ささ身は検出不能であった。また鶏の可食内臓はすべて検出不能であった。
    7) FeとZn, あるいはFeとCoの含有量の相関関係について調べた結果, 牛の各部位の肉および内臓ではFeとZnの含有量は負の相関 (r=-0.413, n=23, p<0.05) を示し, FeとCoの含有量の相関は認められなかった。また, 豚の各部位の肉および内臓ではFeとZnの含有量は正の相関 (r=0.577, n=17, p<0.05) を示し, FeとCoの含有量は顕著な正の相関 (r=0.769, n=17, p<0.005) を示した。
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