日本栄養・食糧学会誌
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41 巻 , 2 号
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  • 加藤 博通
    41 巻 (1988) 2 号 p. 77-83
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 岡崎 光子, 柏崎 浩, 鈴木 継美
    41 巻 (1988) 2 号 p. 85-90
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    都市の子供 (12人), 農村の子供 (9人) の1日の全行動を追跡調査し, エネルギー消費量を推定し, 同時にエネルギー摂取量を調査した。
    1) 各行動に費やされた時間都市の子供は農村の子供に比較し, “座っている時間”は有意に長い。逆に農村の子供は“走っている時間”が長い。
    2) エネルギー摂取量 (kcal/kg) 農村の子供は都市の子供に比較し, エネルギー摂取量 (kcal/kg) は有意に多い。またエネルギー摂取量中, 間食エネルギー摂取量 (kcal/kg) の占める割合も農村の子供が有意に大きい。
    3) エネルギー消費量 (kcal/kg) RMR法とTorúnの方法を用い, エネルギー消費量を推定した。都市の子供の場合には, 両方法により算出した推定値間に差はない。農村の子供の場合には, RMR法による推定値が有意に大きい。また農村の子供では2方法による推定値とも, 都市の子供より有意に大きい。
    4) エネルギー摂取量と消費量都市の子供では, エネルギー摂取量と2方法によるエネルギー消費量との間に差はない。しかし農村の子供では, エネルギー摂取量は2方法によるエネルギー消費量よりも大きい。農村の子供に両推定値間に差がみられたことは, 推定誤差や調査期間中の偶然変動の一部が反映した結果とも考えられ, この点についてはさらに検討を必要とする。
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  • 鈴木 継美, 今井 秀樹, 小林 香苗, 本郷 哲郎, 柏崎 浩, 大塚 柳太郎, 鈴木 久乃, 石田 裕美
    41 巻 (1988) 2 号 p. 91-102
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    食材料 (生鮮67種, 加工・調理済70種) を一般市場より購入し, 某女子大生の食事記録に基づき83種の料理を作成した。これらの食材料と料理のセレン含量をWatkinsonの方法によって測定し, その値を文献値と比較した。これらの値に基づき, 食品群別セレン含量を定め, 国民栄養調査の結果 (昭和60年) を用い, 日本人1人1日あたりセレン摂取量を推定した。
    1) 生鮮食材料のうち高値を示したものは, 魚介類, 肉類, 卵類であった。文献値と比較すると, 生鮮, 加工両食材料ともにかなり食い違うものがみられた。
    2) 1人1回分の料理のセレン含量の大きかったものは, めん類, 卵料理, 肉料理, 魚介類の料理であったが, 料理のエネルギー含量100kcalあたりでみると, もっとも大きいものは魚料理であった。なお, 調理によるセレンの損失の可能性が一部の料理に認められた。
    3) 日本人1人1日あたりの推定摂取量は, 調理損失を考慮しないと, 104.2μgであった。
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  • 中村 優美子, 外海 泰秀, 辻 澄子, 伊藤 誉志男, 内山 充
    41 巻 (1988) 2 号 p. 103-108
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    健康食品として市販されている深海鮫エキスの主成分であるスクアレンを, ラットに0.1, 0.5,1.0mlずつ28日間毎日経口投与して, 血清, 肝臓中のビタミンA含量およびステロイド代謝に及ぼす影響を調べ, 以下の結果を得た。1) スクアレンを0.5mlあるいは1.0ml投与したラットでは, 実験開始後2日目よりseborrhea症状がみられた。とくにseborrhea症状の激しい1.0ml投与ラットでは成長抑制がみられた。2) 血清および肝臓中のビタミンA含量については, スクアレン投与による有意な変動は認められなかった。3) スクアレンを投与することにより血清および肝臓中のスクアレン含量は増加した。糞中へのスクアレン排泄量は投与量とともに増加し, スクアレンの見かけの排泄率は34.2~44.0%であった。4) 血清, 肝臓のコレステロール含量についてはスクアレン投与による有意な変動は認められなかった。5) 糞中へのコレステロール, コプロスタノールおよび胆汁酸排泄量については, スクアレン投与量によって異なる傾向を示した。seborrhea症状を呈さなかった0.1ml投与ラットでは, control群のラットに比べてコレステロールおよびコプロスタノール排泄量はほぼ同量であったが, 胆汁酸排泄量は有意に増加した。しかし, seborrhea症状を呈した0.5, 1.0ml投与ラットではコレステロールおよびコプロスタノール排泄量は減少する傾向を示し, 胆汁酸排泄量については有意な変動を示さなかった。
    本実験は厚生科学研究費で行われた仕事の一部である。
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  • 宮田 富弘, 荻野 浩伸, 中川 貴子, 奥田 拓道
    41 巻 (1988) 2 号 p. 109-114
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    GTG誘導性肥満マウスにおいて, 膀子宮脂肪組織腎周囲脂肪組織および皮下脂肪組織のcellularityを経時的に測定し, 部位によるcellularityの応答性の差異を調べた。同時に脂肪細胞数の増加のメカニズムについても検討した。
    各脂肪組織とも肥満の発達にともない脂肪細胞直径が増加した。膀子宮脂肪組織ではGTG投与後2週目以降に, 腎周囲脂肪組織ではGTG投与後より早い時期に脂肪細胞の数の増加が認められた。これに対し皮下脂肪組織では脂肪細胞の肥大が遅く, GTG投与後6週目に脂肪細胞のわずかな増加傾向が観察されたのみで脂肪細胞数には有意な変化はなかった。脂肪細胞直径の分布パターンは脂肪細胞数の増加にともない直径の小さな部分にもピークをもつ二相性を示した。このことは脂肪細胞数の増加が小さな脂肪細胞の補充によって生じたことを示唆している。また, この傾向はどの部位においても観察されたことから, 脂肪細胞数の増加は部位に関わらず同じメカニズムで生じるものと考えられた。
    今回の結果は脂肪がある一定の大きさに達すると新しい小さな脂肪細胞が補充されるという仮説を支持している。
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  • 村上 哲男, 岡本 耕造, 北岡 正三郎, 飯塚 義富
    41 巻 (1988) 2 号 p. 115-125
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    Euglenaの細胞 (Euglena gracilis z) をタンパク源にして調製した飼料を脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット (SHRSP) に5週齢から投与して血圧, 脳卒中病変および血管病変の発生, 寿命への影響を調べた。SHRSPは系統により血圧の上昇の緩急や生存日数が異なるので血圧上昇が緩やかで寿命の長い系統 (グループI) と血圧上昇が急激で寿命の短い系統 (グループII) で検討した。得られた結果の概要は次のとおりである。
    1. 5週齢からEuglena飼料を投与しても血圧上昇期の血圧を抑制する効果は認められなかった。しかし, グループIIでは10週齢以後の血圧は対照群よりやや緩やかであった。
    2. 生存日数は対照群に比べてEuglena群では著しい延長が認められた。そして自然死したラットの脳卒中病変の発生率は, 対照群に比べやや低かった。また, 腎臓, 副腎における血管病変の発生も幾分か抑えられた。
    3. 血管病変の進行程度を同一年齢で比較するためにグループIのSHRSPを35週齢時に屠殺して調べた。脳卒中病変および睾丸副腎における血管病変の発生割合は対照群に比しEuglena群では低かった。
    4. Euglena飼料を投与した群の35週齢時の血漿レニン活性 (PRA) 値は対照群よりやや低値であった。
    5. 大動脈の比体重は対照群に比べてEuglena群では有意に小さく, 血管壁の肥厚が抑制された。また, 大動脈エラスチンの加齢にともなう含有量の減少も抑制された。
    6. 腸間膜動脈末梢部の電顕観察でもEuglena群は, 対照群に比し変化が少なく, 血管壁の基本構造がよく保持されていた。
    7. 血清過酸化脂質は対照群では15週齢頃から増加したが, Euglena群では増加は抑制された。
    以上の結果から, Euglena飼料では血圧の上昇抑制作用を示さないが, 血管壁を強化し脳卒中病変や血管病変の進行を遅延させた結果, 生存日数の延長をもたらしたものと考えられる。
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  • 曹 永守, 堀米 隆男, 坂口 英, 内田 仙二
    41 巻 (1988) 2 号 p. 127-132
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    イタリアンライグラスおよびアルファルファから緑葉タンパク質 (LP) を調製し, 血清Chol降下作用について, カゼイン, 大豆タンパク質と比較検討した。これらタンパク質試料を, タンパク質レベル20%になるように無Chol・低脂肪飼料に混合し, ウィスター系雄ラットに21日間給与した。両LP給与群とも, 血清総Chol, LDL-Chol濃度はカゼイン群に対し有意に低く, 大豆タンパク質群に近かった。肝臓のChol総量は大豆タンパク質群が最も少なく, つづいてLP群で, カゼイン群が最も大きく, 肝Chol総量と血清Chol濃度とは関連あるものと思われた。LPに混在していると推測されたp-クマール酸, フェルラ酸, コーヒー酸を無Chol・低脂肪飼料に0.2%添加した場合およびアルファルファLPに混在すると考えられるクメストロールを50ppm添加した場合, ラットの血清Chol濃度には影響をおよぼさなかった。また, 両LPのArg/Lys比, Met+Cys/Gly比は大豆タンパク質のそれらに近似していた。これらの結果から, イタリアンライグラスおよびアルファルファLPの血清Chol降下作用は大豆タンパク質と類似のものと判断された。しかし, LPの粗タンパク質含量, 見かけの消化率が低いことなど今後検討すべき点も示された。
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  • 西明 真理, 片山 吉穂
    41 巻 (1988) 2 号 p. 133-140
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    4週齢SD系雄ラットを用い, 5%グルテンに魚油 (イカ油, イワシ油) を10%レベルで添加, 調製した飼料を4週間投与した際の臓器重量, 血液性状, 肝脂質成分および肝の組織化学的所見について検討した。対照群には, 魚油のかわりにコーンオイルを10%レベルで添加した。
    1) 体重増加量は, 4週を通じて減少傾向がみられ, その順序は対照群>イカ油群>イワシ油群であった。
    2) 臓器重量は, イカ油群において肝臓と脾臓が対照群に比べて大きく, イワシ油群では臓器全般に小さい傾向があり, 心臓, 腎臓 (右), 脾臓に有意差があった。
    3) 血液成分では, イワシ油群の血清タンパク量Alb量およびMAO活性が対照群に比べて高値を示し, 血清Feは有意に低値を示した。
    4) 肝臓中の脂質は, イワシ油群の総脂質量とTG量が対照群に比べて有意に低値を示した。肝TBARS値は, イカ油群において対照群, イワシ油群に比べて有意に低値を示した。肝Cholは, 今回の10%脂質レベルにおいては対照群と各魚油群との間で差は認められなかったが, 5%脂質レベルの飼料投与の場合に比べて肝Chol量が (2倍) 増加していた。
    5) 肝臓の組織化学的所見では, 対照群, イカ油群においては低タンパク性の脂肪肝の所見が著しく, イワシ油群では前二者ほど強くなく, 肝脂質成分の生化学的検索の成績とほぼ平行した。
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  • 竹久 文之, 星 清子
    41 巻 (1988) 2 号 p. 141-145
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    C3Hマウスの肝腫瘍自然発生と盲腸内容物の変異原促進活性に及ぼす食物繊維の影響を検討した。食物繊維としてセルロース, リンゴパルプ, グァーガムを用い, これらを5%含む食餌で44週間飼育し, 次のような結果を得た。
    1) 食物繊維はマウスの体重増加に影響を与えなかった。
    2) 肝腫瘍の自然発生率は無繊維群, セルロース群, リンゴパルプ群で90%以上と高率であったが, グァーガム群では62%であり有意に低率であった。
    3) 担腫瘍マウス当たりの腫瘤数は無繊維群に対して, リンゴパルプ群では少ない傾向を示し, グァーガム群では有意に少なかった。
    4) Trp-P-1に対する盲腸内容物の変異原促進活性は無繊維群とグァーガム群では認められなかったが, セルロース群とリンゴパルプ群では認められた。
    以上の結果より, 食物繊維のうちグァーガムはC3Hマウスの肝腫瘍の自然発生を抑制するが, この抑制効果は盲腸内容物のTrp-P-1に対する変異原促進活性では説明されないことが示された。
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  • 荒井 綜一, 前田 明子, 渡辺 道子, 河村 晴次, 光岡 知足
    41 巻 (1988) 2 号 p. 147-151
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    フェニルケトン尿症用食事素材として作成した低フェニルアラニンペプチド (LPP) およびそれと同等のアミノ酸組成をもつ遊離アミノ酸混合物 (AAM) につき, 正常ラットを用いて栄養特性を比較して次の結果を得た。
    1) ミールフィーディング中の摂食量はLPP飼料群のほうがAAM飼料群よりも有意に多かったにもかかわらず, ミールフィーディング後の門脈血中のアミノ酸レベルの経時変化は両群間で有意差はなく, LPPの投与は血中フェニルアラニンレベルの低下に有効であることがわかった。
    2) LPPとAAMを長期摂取したラットの体重変化, 血液性状および体重あたりの肝臓重量, 腎臓重量, 脾臓重量には飼料問で有意差がなかったが, ラットの毛の状態はAAMで異常であったのに対して, LPPでは正常であった。
    3) 小腸および盲腸の菌叢に関してはLPP飼料群とAAM飼料群の間で有意差はなく, LPPの投与が特定菌とくに有害菌の異常繁殖をもたらすことはなかった。
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  • 間野 康男
    41 巻 (1988) 2 号 p. 153-156
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    ジャガイモデンプンと, ポテトプロテインに内在している脂質を比較検討した。その結果は次のようであった。
    1) ジャガイモデンプンは0.015%の脂質を, また, ポテトプロテインは1.470%のそれを含有していた。
    2) 中性脂質と極性脂質の割合は, 前者が60: 40, 後者は70: 30であった。
    3) おもな中性脂質は, 両者とも遊離脂肪酸が圧倒的に多く, そのほかにジャガイモデンプンにはジアシルグリセロール, また, ポテトプロテインにはトリアシルグリセロールが次いでいた。
    4) 極性脂質として多いものは, ジャガイモデンプンでは糖脂質として, ステリルグリコシドやジグリコシルジアシルグリセロールなど, また, リン脂質としてホスファチジルコリンとホスファチジルグリセロールであった。一方, ポテトプロテインでは糖脂質として, ジャガイモデンプンと同じくステリルグリコシドやジグリコシルジアシルグリセロールは多かったが, リン脂質は少なかった。
    5) ジャガイモデンプン, ポテトプロテインとも, 全体としてもっとも多い脂質クラスは, 遊離脂肪酸であった。
    6) 構成脂肪酸については, 両者は全脂質でも遊離脂肪酸でも, パルミチン酸が首位を占めていた。
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  • 吉田 綾子
    41 巻 (1988) 2 号 p. 157-158
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
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