日本栄養・食糧学会誌
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41 巻 , 4 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
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  • 吉良 竜夫
    41 巻 (1988) 4 号 p. 255-262
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
  • 八尋 政利, 村上 雄二, 皆川 憲夫, 阿彦 健吉
    41 巻 (1988) 4 号 p. 263-271
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    日本人の母乳中の脂肪酸, とくにPUFA含量を明らかにするため, 初乳16, 常乳30試料の総脂質の脂肪酸をAgNO3-TLC, CC-GCおよびCC-GC/MSにより分離定量した。また母乳中のPUFAの栄養学的意義について考察した。
    1) 炭素数8から24までの飽和酸, モノエンおよびジエンからヘキサエンまでのPUFAさらに奇数酸, 分枝酸を含めて52種類の脂肪酸を検出し同定した。
    2) C16: 0, C18: 1ω9およびC18: 2ω6がそれぞれ10wt%以上の主要な脂肪酸であり, この36種の脂肪酸で全体の60wt%以上を占めた。
    3) 飽和酸のうちC10: 0, C12: 0は常乳のほうが初乳よりも有意に高値であったが, C16: 0は初乳のほうが高かった。
    4) トリエン以上のω-6系PUFAはC20: 4, C20: 3, C22: 4およびC18: 3の順で少なくなり, 0.03~0.5%含有した。C18: 3は常乳のほうが初乳よりも高かったが, その他は初乳のほうが有意に高かった。
    5) トリエン以上のω-3系PUFAはC18: 3およびC22: 6が約1%, 次いでC22: 5, C20: 5, C20: 4およびC20: 3の順で少なくなり, 0.05~0.5%含有した。C18: 3は初乳と常乳に差がなかったが, その他は初乳のほうが有意に高かった。
    6) ω-6, ω-3系PUFAの多くは, 初乳のほうが常乳よりも有意に高いことから, これらの乳児に対する栄養生理学的重要性が示された。ω-6/ω-3比は, 初乳で4.43, 常乳で6.43であった。また両系列の中で含量の高いC18: 2ω6とC18: 3ω3には高い正の相関があり, 乳児の脂肪酸代謝との関連性が注目された。
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  • 坂本 元子, 川野辺 由美子, 石井 荘子
    41 巻 (1988) 4 号 p. 273-278
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    1) 低栄養状態においてC3を増強することによって細菌感染防御がみられた現象について, 補体系のiC3b形成能とMφの貪食能が高まっていることを証明するために, iC3b形成能の測定法とiC3bとMφのレセプターとの関係について検討した。
    2) 異物に対する補体系の反応からMφの活性の関係をみる方法として血清中のiC3b形成能を測定する方法を述べた。iC3b形成能を測定するために抗原抗体補体C3b結合物にHuEを粘着させて起こる反応 (IAHA) を陰転化させる活性で測定する方法を明らかにした。
    3) 単球の表面にあるCR3に対するモノクローナル抗体を用いて単球, Mφの貪食が阻止されることから, 異物上のiC3b形成が食細胞のCR3を介した貪食に関係していると考えられる。
    4) 低栄養ラットに補体増強剤, Zn-Ch, レンチナンをi. p. で投与し, C3, iC3b形成, Mφの貪食を検討した。3%タンパク質飼料で飼育を続けた非投与群の低栄養が進行したものではiC3b形成は漸次衰退するが, この傾向はC3タンパク量の減少と同じ傾向を示した。しかしiC3b形成能はMφのlatex beadsの貪食能と密接に関係しており, とくにZn-Chやレンチナンの投与によってiC3b形成が高められ, MφのCR3を介して起こる異物の貪食や清掃作用が増強されるものと考えられる。
    5) C3の増強がある種の細菌に対して感染防御を示した現象には, 血清中のC3の活性化によるiC3b形成とそのレセプターであるMφのCR3を介しての貪食能が重要な役割を果たしていると考えられる。
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  • 鄭 承〓, 滝田 聖親, 中村 カホル, 早川 享志, 福富 麻子, 西郷 光彦, 印南 敏
    41 巻 (1988) 4 号 p. 279-286
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    高コレステロール血漿ラットに脂肪酸系列の異なる脂肪酸を含む油脂を投与した場合の血清脂質, 血清リポタンパク質バターンおよびリポタンパク質各画分の脂肪酸組成の変動を比較検討し次の結果を得た。
    1) 血中TCはオリーブ油群に比して他の試験群で有意に低値を, HDL-Choはコーン油群のみが高値を示した。PLはn-3PUFA含量の高い魚油I群, 魚油II群およびペリラ油群が対照群に比して低値を, TGはコーン油群において最高値を示し, 魚油群で低値を示した。
    2) リポタンパク質パターンにおいてはオリーブ油群に比して他の試験油脂群ではHDLの割合が大きく, VLDLの割合は少なかった。
    3) 血清リポタンパク質各画分の脂肪酸パターンを見るとC18: 0以下の脂肪酸では各画分とも各群間で大きな差異を認めなかった。C18: 2以上のPUFAでは各画分とも各群間で差異を認め, 飼料油脂の脂肪酸組成を反映することを認めた。
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  • 八尋 政利, 村上 雄二, 阿彦 健吉
    41 巻 (1988) 4 号 p. 287-292
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    妊娠ラットに各種脂肪酸エチルエステル混合物を摂取させて, 食餌性脂肪酸の乳汁中脂肪酸構成に及ぼす影響を検討し以下の結果を得た。
    1) C16: 0は摂取量の影響を受けず, 乳汁中ほぼ一定の含量を示した。C18: 1ω9, C18: 2ω6およびC18: 3ω3は, 摂取量と乳汁中含量に高い正の相関があった。
    2) 一次回帰から推定して, C18: 1ω9=C18: 2ω6>C18: 3ω3の順でそれぞれの摂取量の増加により乳汁中含量は増加した。
    3) 食餌中のC18: 2ω6, C18: 3ω6およびC18: 3ω3の増加は乳汁中PUFA含量を高めた。ω-6系のC18: 3はC18: 2より有意に乳汁中ω-6系PUFA含量を高めることから, C18: 2より容易に母体で代謝されることを示唆した。
    4) ω-3系脂肪酸は摂取量の減少に伴って乳汁中含量も減少し, かつ母体由来からの移行も少なく, 食餌依存性が高いと考えられた。
    5) 無脂肪食は乳中のC8: 0, C10: 0, C12: 0およびC14: 0の割合を有意に高め, 乳腺のこれら脂肪酸合成能を促進することが示された。
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  • 伊藤 里美, 三好 保, 藤井 正信, 今木 雅英
    41 巻 (1988) 4 号 p. 293-298
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    1) 試料ワカメの一般栄養成分は, 粗灰分16~44%, タンパク質7.5~24.2%, 粗脂肪1.4~6.8%, 炭水化物37~49%, であった。無機成分含有量は, ワカメの大きさ, ならびに部位により差があり, 試料ワカメ100g当たり, 鉄6.3~30mg, カルシウム647~1,176mg, ヨウ素95~157ppm, リン273~425mg, マグネシウム163~312mgであった。
    2) ワカメに存在するヨウ素の溶媒別溶出量は, 温水可溶28~31%, エタノール可溶11~12%, ベンゼン可溶0%, 上記溶媒不溶57~59%であった。
    3) ワカメ無機成分の人工消化液による溶出量を測定した結果, いずれも初期30分の溶出が大で, さらに時間の経過とともに溶出が増し, 120分では部位ならびに加工法により差はあるが, 粗灰分85±10%, 鉄45±29%, カルシウム68±21%, ヨウ素61±6%, リン67±19%, マグネシウム77±22%の溶出が認められた。
    4) これらの溶出が消化酵素によるのか, たんに溶媒によるのか調べるために, 生ワカメを試料とし, 消化酵素を含まない液にも浸漬振盪して溶出を調べた結果, 鉄, ヨウ素, リンは, 消化酵素により溶出量が増加した。カルシウム, マグネシウムについては消化酵素の影響は認められず酸性液での溶出が大であった。
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  • 堀川 博朗, 降矢 〓
    41 巻 (1988) 4 号 p. 299-303
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    カフェ酸エチルエステルによるアミノ酸, タンパク質の緑色反応の特色とこの反応によるタンパク質の測定法について検討した。
    1. 呈色度
    アミノ酸の種類により異なった。芳香族アミノ酸やヒスチジンは強く呈色したがパリン, イソロイシンおよびセリン, スレオニンの呈色は弱かった。また, プロリンやシスティンは反応しなかった。一方, ペプチド末端のαアミノ基による呈色は弱かったがリジン残基のεアミノ基による呈色はかなり強かった。
    2. λmax
    多くのアミノ酸はおおむね680~690nmにλmaxを示したが芳香族およびイミダゾール環をもつアミノ酸は長波長側 (695~700nm) にあり, リジン, オルニチンおよびωアミノ酸では短波長側 (675~676nm) に位置し, それぞれλmaxに特徴が見られた。
    3. 反応温度
    アルブミンでは70℃, アミノ酸では60℃が最適温度であり, それ以上の温度では緑色調が減少し褐色調が増大した。
    4. αケト酸の影響
    アルブミン, アミノ酸いずれの場合もαケト酸存在下で反応の促進が見られた。促進効果はピルビン酸>αケトグルタル酸>オキザロ酢酸の順であった。βフェニルピルビン酸は本反応を阻害し, 反応液は褐色を呈した。
    5. タンパク質の定量性
    ウシ血清アルブミンは0.2~1.0mgの範囲で呈色度が直線的に増加した。さらに, ヒト希釈血清を用いて本法およびBiuret法によるタンパク質測定値間の相関を求めたところ高い相関性 (r=0.995) が認められた。
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  • 越智 宏倫, 渡辺 文雄, 重岡 成, 中塚 敏之, 中野 長久, 北岡 正三郎
    41 巻 (1988) 4 号 p. 305-308
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    ビタミンB1を生育必須因子とするEuglena gracilis zを用いて簡便なビタミンB1の定量法について検討した
    1) 14C-ビタミンB1を用いたラジオアイソトープ希釈法はビタミンB1制限細胞を用いて14C-ビタミンB1の細胞内取込み量を非放射性ビタミンB1による希釈効果を利用した定量法で3~500ngまで定量可能である。
    2) ビタミンB1欠乏細胞を用いたバイオアッセイ法はビタミンB1欠乏細胞にビタミンB1を添加し, 24時間後の細胞増殖度によるビタミンB1の定量法で6~70ngまでは定量可能である。
    3) これらEecglena細胞を用いた定量法で食品中のビタミンB1量を定量した結果はHPLC法で得られた値とよく一致しており, いずれも感度および再現性がよく, しかも非常に簡便な方法である。
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  • 児玉 直子, 西牟田 守, 小野 桂子, 米原 洋子
    41 巻 (1988) 4 号 p. 309-314
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    Three-day diets were recorded (weighing method) by 39 volunteer housewives (35-62 years of age), who were participants in the adult disease prevention program promoted by a local health center located in a suburban area of Tokyo. Nutrient intakes for 22 items in the records were calculated based on Standard Tables of Food Composition in Japan (4th revised Ed., 1982), and correlation coefficients among these items were computed statistically. From the viewpoint of mineral nutrition research, an indicator of “salt-free ash” (SFA: values obtained by excluding sodium as sodium chloride from ash) was introduced in this analysis. The intakes of SFA showed strong correlations with several components including protein, potassium and iron. These results, in combination with the earlier finding that SFA was also correlated well with dietary magnesium content, may indicate the applicability of SFA as an indicator, at least for potassium, iron and magnesium, in nutritional assessment.
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  • 吉田 精作, 池辺 克彦
    41 巻 (1988) 4 号 p. 315-319
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    大阪府下在住の30歳代の主婦6名を対象とし, 1週間の陰膳についてNaとKの1日摂取量を実測し, 同じ陰膳についての四訂日本食品成分表による計算値との相関関係を検討した。Naの1日摂取量は, 実測値で3.74gから9.99gの範囲で平均6.36g, 計算値では1.81gから8,03gの範囲で, 平均4.10gであった。Naの実測値と計算値の間には相関関係が認められず, Naの実測値の平均値はp<0.001で有意に計算値の平均値より高かった (t=7.284)。Kの1日摂取量は, 実測値で1.22gから3.33gの範囲で平均2.32g, 計算値では1.52gから3.59gの範囲で平均2.679であった。Kの実測値と計算値の間には相関係数r=0.687と, p<0.001で有意な相関関係がみられた。Kの実測値の平均値は, 有意に計算値の平均値より低かった (t=3.263, p<0.01)。Kの実測値と計算値は, 総喫食量とそれぞれr=0.618 (p<0.001), r=0.496 (p<0.01) で有意な相関関係を示した。Na/K比 (mEq/mEq) は, 実測値で平均4.71, 計算値で平均2.67であった。Na/K比の実測値の平均値は有意に計算値の平均値より高かった (t=9.811, p<0.001)。Naの実測値は, 総喫食量, Kの実測値およびKの計算値とそれぞれr=0.530 (p <0.001), r=0.589 (p<0.001), r=0.401 (p<0.01) で有意な相関関係を示したが, Naの計算値はp<0.01では総喫食量, Kの実測値, Kの計算値のいずれとも相関関係を示さなかった。
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  • 吉田 宗弘, 安本 教伝
    41 巻 (1988) 4 号 p. 320-323
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    The selenium contents of wheat and soybean products consumed in Japan were determined byfluorometric analysis. Whole wheat and soybean samples, grown at various sites in Japan, showed low selenium values. The mean values were 0.02 (wheat, n=5) and 0.03 (soybean, n=18) μg Se/g, respectively. High selenium values (0.30 to 1.15μg Se/g) were found in imported American or Canadian hard or durum wheats. Australian wheat showed moderate selenium levels (0.07μg Se/g), and American soft wheat showed the lowest level (0.02μg Se/g). Selenium in commercial wheat products was also determined. The hard type of wheat nour, bread and Japanese spaghetti, produced from the American or Canadian hard or durum wheats, showed high selenium values (0.19 to 0.79μg Se/g). Similarly to wheat, the selenium contents of imported American soybeans were higher than those of other soybean samples. However, most commercial soybean products sold in local retail shops in Japan contained comparatively Iow seleRium levels (0.01 to 0.05μgSe/g). Based on the present results and the National Nutrition Suryey, selenium intake from wheat products by Japanese was estimated to be around 20μg/day/capita. These results indicate that wheat products produced from imported American or Canadian hard or durum wheat are a major source of selenium in the Japanese diet.
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  • 平林 照美, 佐藤 一精, 佐々木 卓治
    41 巻 (1988) 4 号 p. 324-327
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    酵母エキス中に含まれているL. helveticus B-1による発酵乳生成 (酸生成) を促進する物質について検討した。
    発酵乳調製時における酵母エキス中の酸生成促進物質は数種存在し, 相乗作用で促進効果を現しているものと考えられるが, 種々検討の結果単一の主たる活性を示す促進物質がセリンであることを見いだした。セリンはかなり低濃度 (0.05mg/ml) で酸生成を促進した。また, セリンのように酵母エキスから. 見いだされたものではないがシステインとホモシステインも添加量を増やすと酸生成促進作用を有することが認められた。
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  • 41 巻 (1988) 4 号 p. 333
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
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