日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
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42 巻 , 2 号
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  • 高橋 徹三
    42 巻 (1989) 2 号 p. 113-121
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 菅原 正義, 竹内 政保, 中久喜 輝夫, 光岡 知足
    42 巻 (1989) 2 号 p. 123-127
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    マルトテトラオース (G4) を高濃度に含有する水飴の粉末品を30g/日となるように液状の飲料に溶解し, 健常な成人男子のボランティア7名に10日間投与し, その投与前の対照期2回, 投与期2回, 投与後の対照期2回の計6回ボランティアの糞便を採取し腸内フローラと糞便pHを調べ, 次の結果を得た。
    1) G4投与により下痢, 鼓腸感などの現象は認められなかった。
    2) 糞便pHは, G4投与により変化しなかった。
    3) 腸内フローラを構成する優勢菌の菌数, バランスに変化はなかった。
    4) Enterobacteriaceae, C. perfringensなどの腸内腐敗菌の菌数, 検出率が低下した。
    以上の点からG4は腸内腐敗菌, とくに C. perfringensを特異的に抑制することから, 腸内腐敗の防止による腸内環境改善効果を有するものと推測した。
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  • 八尋 政利, 村上 雄二, 阿彦 健吉
    42 巻 (1989) 2 号 p. 129-137
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ω-6/ω-3比を1/4および4/1とする条件で, ω-6系脂肪酸として, それぞれC18: 3とC18: 2を含む飼料を成長期のラットに5週間摂取させ, 両脂肪酸の肝臓および脳中の脂肪酸組成, さらに水迷路における学習能に及ぼす影響を比較し, 以下の結果を得た。
    1) 肝臓および脳重量に差がなかった。
    2) 肝臓および脳中の総脂質量および, 総脂質, PE, PC中のリン含量に差がなかった。
    3) 肝臓中の総脂質およびリン脂質の脂肪酸組成は摂取脂肪酸の構成比により異なった。C18: 3ω6摂取群はいずれのω-6/ω-3比においても, C18: 2ω6摂取群より有意に総ω-6系PUFAの割合を高めた。ω-6/ω-3比が1/4のC18: 2ω6摂取群ではω-6系PUFAの割合が, 4/1のC18: 3ω6摂取群ではω-3系PUFAの割合が著しく減少した。
    4) C18: 3ω6摂取群の肝臓中C20: 3ω6の割合はC18: 2ω6摂取群より有意に高く, C18: 3ω6はPGE1の前駆物質になりやすいことを示唆した。
    5) 脳中の脂肪酸は摂取脂肪酸の影響をうけにくく, 必須脂肪酸欠乏食群においても, 欠乏状態を示さなかった。しかし, C18: 3ω6はC18: 2ω6よりもω-6系PUFAの割合を有意に高めた。
    6) 水迷路実験の学習効果は試行回数の増加に伴って向上したが, 摂取脂肪酸による差はなかった。
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  • 青江 誠一郎, 太田 冨貴雄, 綾野 雄幸
    42 巻 (1989) 2 号 p. 139-145
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    RBH, HMP, MCCを2%添加した飼料をラットに17日間投与し, 消化管組織の形態変化についてSEMおよびLMによる検索を行い, DF無添加飼料を投与したラットと比較した。
    1) 水溶性DFであるRBHおよびHMPを投与したラットの空腸の絨毛に, 若干の腫張が起こることがLM検索により認められ, 空腸~回腸の絨毛の間隔・配置が不規則になる傾向があることがSEMにより明らかにされた。変化の度合いは, HMP投与ラットのほうが高かった。しかし, ラットの発育がDF無添加群よりも良好であったことから, これら変化が消化管の機能にまで影響を及ぼしているとは考えられない。
    2) 不溶性DFであるMCCを投与したラットの十二指腸~回腸の絨毛先端に, 腫張が起こることがLM検索により認められた。絨毛形態そのものは, 水溶性DFほどの変化がSEMにより認められなかった。MCCによるこの消化管の器質変化も水溶性DFと同様に, 腸管の機能にまで影響を及ぼしているとは考えられない。
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  • 鈴木 道子
    42 巻 (1989) 2 号 p. 147-154
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    胃の内在神経叢の形態を抗S-100 bタンパク質血清を用いた免疫組織化学法によって研究した。モルモットを使い, 神経叢に分布するエンテログリア細胞を検出した。
    エンテログリア細胞は, 胃の内在神経叢の骨格を形成する。胃壁は, 粘膜, 粘膜下組織, 筋層, 漿膜まで, 個個に神経叢をもつ。神経叢は, 網目を呈し, 神経節, 神経束, 自律神経基礎網で構成する。
    今回, 観察した組織での粘膜下神経叢と筋層間神経叢の形態的特徴を空腸の両神経叢と比較すると以下のようである。
    1) 胃の粘膜下神経叢の神経節は小さく, 数は少ない。
    2) 胃の筋層間神経叢の神経節は大きく, 数は多い。
    3) 胃の筋層間神経叢の網目構造は, 胃体から幽門部方向に進むにつれて緻密になる。
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  • 宇田 靖, 平野 浩美, 木村 千夏, 沢田 真治, 前田 安彦
    42 巻 (1989) 2 号 p. 155-163
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    22品種のアブラナ科野菜種子および4日齢, 8日齢実生におけるCETA生成活性の分布, CETA生成活性とミロシナーゼ活性との相関性および両活性に及ぼすpHおよび温度の影響を検討した。
    CETA生成活性は試験したすべての試料中に検出されたが, 活性の程度と実生生育中における変動の様子は品種間で差異がみられた。すなわち, 種子および8日齢実生ではB. oleracea L., B. juncea CossおよびRaphanus sativus L. に属す野菜において単位重量当たり, ないし個体当たりの高い活性が検出された。これに対してB. campestris L. に属す野菜では種子, 実生とも一部を除いて全体的にCETA生成活性は低い値を示した。
    CETA生成活性とミロシナーゼ活性との相関性については, 種子および4日齢実生の場合で比較的高い相関がみられたものの, 8日齢実生では相関性はほとんどみられなかった。このことは, CETAの生成にはミロシナーゼ以外にもESPのような因子が関与することを示唆するものと思われた。また両活性に対する反応pHおよび温度の影響については, CETA生成の至適条件はpH6.0付近, 温度は15~25℃であり, ミロシナーゼのそれがpH 6.6~7.8, 温度45~55℃付近であることと著しく異なっていた。
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  • 古市 幸生, 窪田 靖司, 杉浦 洋一, 梅川 逸人, 高橋 孝雄, 河野 省一
    42 巻 (1989) 2 号 p. 165-172
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    エクストルーダーによる大豆タンパク質の組織化に最低必要とされている140℃よりもかなり高い温度 (175, 216, 239℃) で全粒大豆を二軸エクストルーダーで処理し, 以下の結果を得た。
    1) 処理温度が高くなるに従って褐変現象は顕著となったが, 塩酸加水分解後定量のアミノ酸の組成には差は認められなかった。さらに, FDNB法によって求めた有効性リジン含量についても変化は認められなかった。
    2) レクチン, ウレアーゼおよびトリプシン・インヒビターはほぼ完全に失活した。
    3) トリプシン・インヒビターの失活により, トリプシンによる人工消化試験での消化性は顕著に高くなった。また, 動物実験によって求めた栄養価 (PER, BV, NPU) についても顕著な向上が認められた。
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  • 松尾 真砂子
    42 巻 (1989) 2 号 p. 173-178
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    おから (OC) にRhizopus oligoporus (テンペ菌) を培養することにより, 加工性の優れた高繊維・低エネルギーの食品添加材料が得られるのではないかと考え, 検討した。おから製テンペ (OT) の特色を以下に述べる。
    1) テンペ菌の菌糸は空洞になった大豆細胞の内部に網状に増殖していた。
    2) OTはOCより遊離アミノ酸酸可溶性窒素, 遊離糖無機リンの各含量が多く, 総繊維量は少なかった。すなわち, テンペ菌によってOCの成分は低分子化され, 消化性が高まっていた。
    3) OTは食物繊維を50%以上含み, エネルギー量は小麦粉の約1/2であった。
    4) OTは保水力, 吸油力, 乳化力および抗酸化力が強かった。
    以上の結果から, OTは加工性の優れた高繊維・低エネルギー素材であることがわかった。
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  • 金子 憲太郎, 太田 匡子, 河野 圭助, 前田 安彦
    42 巻 (1989) 2 号 p. 179-184
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ウメ漬け原料としての果実採取時期と成分との関係を, ‘高田豊後種'のウメを実験材料として検討した。その結果, 果実の採取はリンゴ酸がクエン酸より顕著に多い時期に行う必要があると考えた。
    その理由は次のようである。
    1) AIS中のCaは6月中旬までほとんど変化しなかったが, それ以後しだいに減少した。
    2) TPに占めるHSPの比率は6月中旬までほとんど変化しなかったが, それ以後減少した。一方, HWSPの比率は6月の中旬までほとんど変化しなかったが, それ以後増加した。
    3) リンゴ酸とクエン酸の総量は果実の肥大に伴って増加したが, リンゴ酸は6月中旬に最高になり, それ以後急激に減少した。一方, クエン酸は6月中旬まで漸増, その後急増した。なお, 6月下旬にはリンゴ酸とクエン酸がほぼ同量になった。
    4) 6月の下旬以後に採取したウメで製造したウメ漬けは軟化した。
    以上の結果, ウメ果実の肥大中に増加したクエン酸はペクチン質と結合している多価陽イオンとキレート結合しそれらを遊離させ, その結果, HSPをHWSPに変化させると考えられる。そのことは, 結果的にペクチン質による細胞連結形態の変化を引き起こし, ウメ漬けにした際の軟化の要因になると考えた。
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  • 梶本 五郎, 生田 啓一, 吉田 弘美, 芝原 章
    42 巻 (1989) 2 号 p. 185-190
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    分別法を異にする方法で加熱大豆油から得た酸化酸 (OFA, 石油ェーテル不溶性の酸化脂肪酸) と脂肪酸重合物ならびにその二次酸化生成物 (SP, カラムクロマトグラフィーで分別) の性質および栄養成分の分解作用について比較した。
    1) OFAとSPのCOVは46.7および53.5, An. Vは562.0および640.6で, 両値ともSPのほうがわずかに高い。ペルオキシド, ェポキシド, アルデヒド, α-ケト酸の呈色反応はOFA, SPともに陽性であった。OFAおよびSPによりスーパーオキシドが発生した。
    2) TocとOFAおよびSPの1%添加混合物を60および20±2℃に保存した。60℃, 4日目でTocの残存率はOFAの場合32.0%, SPで27%であった。
    3) OFAの添加量が増すにしたがいアミノ酸は多く分解した。用いたアミノ酸中では, Cysが最も分解されやすく, ついで, His, Trpの順であった。SPとOFAとでは, SPよりもOFAのほうがアミノ酸の分解率がやや高い傾向にあった。
    4) OFAの添加量が増すにしたがいアスコルビン酸の分解率も高くなった。アスコルビン酸に対するSPの作用はOFAとほぼ同程度であった。
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  • 松沢 恒友, 天野 良彦, 小田切 一広, 幸野 憲二, 鈴木 恵美子, 倉田 忠男, 荒川 信彦
    42 巻 (1989) 2 号 p. 191-193
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    マタタビ茶のビタミンC効果について, モルモットを用い, 体重変化と肝臓, 副腎および脾臓中の総AsA含量をもとに検討した。
    1) マタタビ茶投与群の体重変化は, 対照のAsA投与群のそれと同様の増加量を示した。
    2) マタタビ茶投与群の各臓器中の総AsA含量は対照のAsA投与群と差はなかった。
    3) AsA無投与群の体重と, 他の試験群との間に有意差はみられなかったが, 各臓器中の総AsA含量は, 他の試験群に比べ非常に低かった。
    以上の結果より, マタタビ茶はAsA供給源として有用な食品であると考えられる。
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  • 米久保 明得, 小野田 敏昭, 文倉 美幸, 不動田 和子, 山本 良郎
    42 巻 (1989) 2 号 p. 194-197
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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