日本栄養・食糧学会誌
検索
OR
閲覧
検索
44 巻 , 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 山本 孝史, 井上 五郎
    44 巻 (1991) 3 号 p. 155-162
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 井口 正典, 梅川 徹, 高村 知諭, 石川 泰章, 片山 孔一, 児玉 光正, 高田 昌彦, 加藤 良成, 郡 健二郎, 栗田 孝, 片岡 ...
    44 巻 (1991) 3 号 p. 163-169
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Dietary and drinking habits of 277 male renal stone patients and the same number of their coworkers, who served as age- and sex-matched controls, were investigated to clarify the effects of dietary habit on stone formation. The results were compared with those for 4, 386 age-matched healthy male Japanese. We found that the stone formers had dietary habits underirable for prevention of stone formation. On the other hand, their co-workers also had more unbalanced dietary habits than the healthy Japanese, and their dietary habits were intermediate between those of the stone formers and the healthy subjects. This investigation revealed that the socio-economic conditions of both the stone formers and their co-workers may play some part in stone formation, and that their co-workers who are in a social situation similar to that of the stone formers may themselves become stone formers eventually if they continue their poor dietary habits such as unbalanced diet and over-eating. It is speculated that greater public awareness of the importance of diet habits is necessary for reducing the risk of renal stone formation.
    抄録全体を表示
  • 和田 光一, 水谷 潤, 鈴木 宏美, 早川 邦彦
    44 巻 (1991) 3 号 p. 171-176
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    大豆オリゴ糖を構成する難消化性糖類 (ガラクトオリゴ糖類) のうち, 最近新たに同定されたMntについて, in vitroにおけるヒト腸内菌111株による資化性試験を行い, またin vivo試験として健常成人7名のボランティアにMnt粉末3g/日を7日間連続摂取させ, 腸内フローラと糞便アンモニアおよび糞便pHを調べ, 次の結果を得た。
    1) in vitroにおけるヒト腸内菌による資化性を調べたところ, Staなど他の大豆オリゴ糖を構成するガラクトオリゴ塘類とほとんど同一の資化性を示し, Bifido-bacterium属 (B. bifidumを除く) に選択的に利用された。
    2) Mntの摂取によりBifidobacteriumの菌数に有意 (p<0.01) な増加が認められ, Clostridiumが有意 (摂取前とp<0.05) な減少が認められた。
    3) Mntの摂取により糞便アンモニアに低下傾向が認められた。
    4) 糞便pHはMnt摂取で変化しなかった。以上のことから, Mntは他の大豆オリゴ糖を構成する難消化性オリゴ糖類 (ガラクトオリゴ糖類) と同様, ビフィズス菌を増加させる一方, 腸内有害菌を減少させることが示唆された。
    抄録全体を表示
  • 鈴木 豊, 海津 浩美, 山内 吉彦, 中里 溥志
    44 巻 (1991) 3 号 p. 177-182
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    発酵乳を市販飼料に添加し, マウスに長期間自由摂取させ, 平均生存率に及ぼす影響を検討した。実験は2回繰り返した。
    1回目の試験では市販飼料およびこれに脱脂粉乳を添加した飼料を対照として, ヨーグルト (L. delbrueckiisubsp. bulgaricus SBT0098, S. salivarius subsp. thermophilus SBT1014) の効果について検討した。マウスを121週齢まで飼育し, 平均生存時間を求めた結果, 対照群が77週齢, 脱脂乳群が83週齢, 生菌ヨーグルト群が89週齢, 殺菌ヨーグルト群が86週齢となり, ヨーグルト群の平均生存時間が市販飼料を摂取した対照群や, 脱脂乳群に比べ長かった。そこでヨーグルトのこの効果を再確認し, 合わせて種々の生理効果が注目されているビフィズス発酵乳 (B. longum SBT2933R) の効果を検討するため, 2回目の試験を実施した。
    市販飼料に脱脂粉乳を5%添加したものを対照とし, ヨーグルトおよびビフィズス発酵乳を5%添加したものを試験飼料として, 97週齢まで飼育した。その間, 死したマウスを解剖し, 病態や死因を調べた。また飼育終了時に生存していたマウスの血清成分値を測定した。
    97週齢における生存率は, 脱脂乳群で52.5%, ヨーグルト群で65%, ビフィズス群で67.5%となった。脱脂乳群とヨーグルト群との間には, p=0.67 (Wilcoxon検定) およびp=0.11 (Log-Rank検定) の有意確率で差があり, ビフィズス群との間には, おのおのp=0.095およびp=0.10の有意確率で差があった。また解剖所見の結果をXX2検定すると, 3群間に有意差 (p<0.05) が認められ, ビフィズス群では, 老齢期においてもマウスを正常に維持する効果があるものと推察した。さらに血清成分値の測定結果から, 腎機能の指標となる尿素窒素, 尿酸およびクレアチニンに有意差が認められ, 発酵乳の投与が, 糖および脂質代謝の改善にも効果をもたらす可能性が示唆された。
    以上のことから, マウスに発酵乳を投与すると平均生存率が高まり, この現象は, これらの発酵乳のもつ種々の効果が, 疾病に対し抑制的に作用した結果による可能性があり, とくにビフィズス発酵乳で顕著であると推測した。
    抄録全体を表示
  • 河野 節子, 賀来 正俊, 細野 道夫, 堀 清記
    44 巻 (1991) 3 号 p. 183-188
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    SHR 24匹を高 (40%) 大豆タンパク食運動 (トレッドミル: 15m/分, 30分/日, 週3回) (40E) 群, 同非運動 (40NE) 群, 低 (10%) 大豆タンパク食運動 (10E) 群, 同非運動 (10NE) 群に分け, 生後8~16週齢まで飼育し, 毎週経時的に体重, 血圧, 尿成分を測定し, 16週齢時に採血して, 血液成分を測定した結果, 以下のような結果を得た。
    1) 高タンパク食群と低タンパク食群の比較では高タンパク食群で成長がよく, 尿中カリクレイン, 総タンパク, アルブミンは高く, 血圧, 血漿アルドステロン, 総脂質, 総コレステロールは低値であった。生存率は高タンパク食群100%に対し, 低タンパク食群では運動群67%, 非運動群83%であった。
    2) 高タンパク食運動群を同非運動群と比較すると, 体重, 血圧, 血中アルドステロン, 尿中カリクレインなど有意差が認められないものの12週齢までは成長がよく, また血圧は最終的には平均値で非運動群が低値になったが, 11週齢までは運動群のほうが低値であった。
    3) 低タンパク食運動群と同非運動群の比較では, 運動群で体重が軽く, 昇圧因子の一つである血漿アルドステロン濃度が上昇し, 降圧因子の一つである尿中カリクレインの排泄が低下し, 血漿カリウム濃度も低下し, その結果として血圧上昇を招来したものと思われる。4) 低タンパク食運動群は他の3群に比し, 成長の抑制, 血圧の上昇をきたした。
    高タンパク食で強制運動であってもむしろ好結果をもたらしたのに対し, 低タンパク食運動群では生体に必ずしもよい結果をもたらさなかった。
    抄録全体を表示
  • 小田 泰士, 青江 誠一郎, 綾野 雄幸
    44 巻 (1991) 3 号 p. 189-194
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    脱脂オーツブラン (脱脂率78.5%) を二軸エクストルーダー (Ex) を用いて処理し, その成分ならびに組織の変化を調べるとともに, ラットに投与してコレステロール代謝に及ぼす影響を, 蒸煮したEx未処理試料と比較した。
    その結果, 一般成分分析値には差が認められなかったが, 食物繊維 (DF) 組成は, 水溶性DF含量が増加し, 不溶性DF含量が減少した。不溶性DFの減少はSEMによっても観察された。
    各オーツブランを高コレステロール飼料に添加してラットに投与した結果, いずれも精白米添加飼料群に比べて血清コレステロール濃度の上昇ならびに肝臓コレステロールの蓄積を抑制したが, Ex処理オーツブラン添加群のほうが血清コレステロール濃度上昇抑制効果が強い傾向にあった。
    以上の結果, オーツブランのEx処理は水溶性DFの有効性を高め, ラットの血清コレステロール濃度の上昇抑制に有効な加工法であることが示唆された。
    抄録全体を表示
  • 福永 隆生, 古賀 克也, 中原 浩
    44 巻 (1991) 3 号 p. 195-201
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) 生卵白, 半熟および完熟卵白からキモトリプシンをリガンドとするアフィニティークロマトグラフィーによりオボインヒビター (OI) を分離し, そのプロティナーゼ阻害活性を調べた結果, 収量, 阻害活性ともに生卵白が最も高く, ついで半熟, 完熟卵白の順であった。
    2) 生卵白から分離したOIをpH 7~9で半熟, 完熟条件下で加熱後, アフィニティークロマトグラフィーで回収し, 阻害活性を測定した結果, 加熱度の増強, pH上昇に伴い, 収量, 阻害活性はともに著しく低下した。
    3) 前記3種の卵白のペプシン消化性は生卵白が最も悪く, 半熟, 完熟卵白間ではその差はほとんどなかった。トリプシン消化性は完熟卵白が最良で半熟, 生卵白は低く, キモトリプシン消化性は完熟卵白が最良で, ついで半熟, 生卵白の順であった。ペプシン, ついでトリプシンによる2段階消化の場合も同様であった。
    4) ヒト膵キモトリプシンはOIにより阻害されることを認めた。以上の結果から完熟, 半熟, 生卵白の順に消化がよいのは卵白中のOIの加熱失活が1要因であると判断された。
    抄録全体を表示
  • 宮西 俊彰, 土本 伸二, 小倉 素子, 飯尾 鉄臣
    44 巻 (1991) 3 号 p. 203-211
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) ’Delicious Bantam-90’の成熟に伴う種実の水分, 遊離糖含量の減少, デンプン含量そして固形成分量の増加等の各成分の量的変化は, 他品種と比べると, かなり緩慢であった。
    2) 収穫適期での種実中の遊離糖含量は, 約28~34g/100g-dry matter basisと高水準にあり, かつ, そのうちの約85%がsucroseであった。一方, デンプン含量は約40g/100g-dry matter basisであった。収穫適期を経て成熟が進むに従い, 遊離糖含量が減少し, デンプン含量が速やかに増加した。
    3) 香気成分前駆物質 (S-MMS) 含量は成熟に伴い徐徐に低下した。収穫適期種実中のS-MMS含量は1~2μmol/g-dry matter basisであった。全種実中のS-MMS量は収穫適期付近で最大値に達することを認めた。
    4) 栽培年度の気象因子の影響は大きく, 低温多雨で推移した1983年は, 平年並の気象条件下にあった1984と1985年より, 種実中の各成分の変動開始時期が著しく遅延した。
    5) 種実の水分含量と他成分の量的変化には相互に関連があり, かつ, 官能試験による品質との相関も明らかであることから, 種実水分含量の測定による収穫適期の判定は妥当と判断された。
    6) 収穫適期の’Delicious Bantam-90’種実の成分組成を極力明らかにした。本品種の呈味の特徴と種実の成分組成はほぼ一致した。ただ, 本品種に特有のコク味等は遊離糖と遊離アミノ酸含量だけでは説明しきれなかった。
    抄録全体を表示
  • 曽根原 直子, 泉 敬子
    44 巻 (1991) 3 号 p. 213-219
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    健康茶として飲用されている柿葉茶の有効成分, すなわち, ビタミンCとポリフェノール成分の含有量の挙動を, 季節別生葉とその乾燥法別柿葉茶, さらに柿葉茶浸出液について追究した。その結果は次のようである。
    1) 生葉のビタミンC量は, 7月葉に最も多く485mg/100gで還元型が70%を占めた。9月葉では著しく減少し, 季節の経過に伴い還元型が減少し酸化型が増加する傾向を示した。10月の若葉は春から成長してきた10月葉に比べてビタミンC量は高く, 酸化型の占める割合は63%であった。生業のポリフェノール量は季節の経過に伴ってしだいに増加し, とくに10月の若葉は著しく高く3, 100mg/100gであった。
    2) 生葉をそのまま乾燥, 蒸熱後乾燥, 真空凍結乾燥の方法で柿葉茶を作製した。柿葉茶のビタミンC量は, いずれの乾燥法でも著しく減少した。減少の少なかった真空凍結乾燥柿葉茶でも残存率は14~20%で, 酸化型が90%を占めた。ポリフェノール量は, ビタミンC量高く酸化型への変化の大きかったものほど顕著な減少はなかった。すなわち, ビタミンCとポリフェノールの相互関係が認められた。
    3) 柿葉茶を80℃の湯を用いた浸出液中のビタミンCとポリフェノールの溶出率は, 蒸熱後乾燥したものが著しく高かった。柿葉茶浸出液のビタミンCとポリフェノール量との間には正の相関が認められた。
    抄録全体を表示
  • 南森 隆司, 三ツ松 新, 河野 昭子, 宮武 和孝
    44 巻 (1991) 3 号 p. 221-224
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    アルファルファの種子, および発芽種子について栄養素分析を行った。その結果, 脂肪酸組成およびビタミン含量において, 他のもやしにみられない特徴が認められた。
    脂肪酸組成では, α-リノレン酸の比率が33%と高かった。また野菜類ではほとんど報告されていないエイコサペンタエン酸が, 種子, 発芽種子ともに約1.5%含まれていた。総脂質含量が種子で11%, 発芽種子で約1%と比較的高含量であることを考慮すると, アルファルファ種子および発芽種子は, α-リノレン酸およびエイコサペンタエン酸給源になりうると考えられる。
    ビタミン含量では, β-カロチンがA効力で, dark105IU, lightで661IU含まれていたが, これは他の種子起源のもやしには検出されていない。
    E (α-トコフェロール) は, ダイズとほぼ同程度検出された。このようにこれらのビタミン類は, C以外は種子にも含まれているが, 発芽によって増加し, 光を当てることによってさらに増加した。
    以上のことから, 種子から脂質を抽出したアルファルファオイルは, 栄養学的に, 有効性のあるものと考えられる。また発芽させたもやしは, 他の野菜, もやしにない栄養的特性を備えた食品として意義があろう。
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top