日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
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44 巻 , 4 号
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  • 門脇 基二
    44 巻 (1991) 4 号 p. 239-250
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 岩田 多子, 稲山 貴代, 三輪 里見, 川口 一男, 小池 五郎
    44 巻 (1991) 4 号 p. 251-259
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    実験1
    健康な成人女子を被験者とし, 日常飲用する濃度の3または5倍量の茶葉を浸出させた濃い濃度の烏龍茶を負荷したときの血漿脂質の経時変化を, 空腹時ならびに脂肪食経口負荷時において観察した。
    1) 血漿中の総コレステロール, HDLコレステロール, 中性脂肪およびリン脂質は, 空腹時および脂肪食負荷時ともに烏龍茶負荷の影響はみられなかった。
    2) 空腹時において血漿中のFFA量は時間の経過とともに上昇するが, 鳥龍茶負荷によりFFAはさらに高値を示し, 血中への放出が有意に増加した。脂肪食経口負荷時においても烏龍茶負荷によりFFAの放出が明らかに増加した。
    実験2
    健康な成人女子を被験者とし, 日常飲用する普通濃度の鳥龍茶を1日7杯, 6週間飲用させ血漿脂質ならびに血中LPL, H-TGL活性の変化を観察した。
    1) 烏龍茶の飲用により中性脂肪ならびにリン脂質は低値を示した。総コレステロールに変化はみられなかったが, 飲用後6週の時点において動脈硬化指数が改善された。
    2) 血中のH-TGL活性には有意な変化は認められなかったが, LPL活性は烏龍茶の飲用により高い活性値を示し, その傾向は烏龍茶の飲用終了後も引き続き観察された。
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  • 藤原 茂, 廣田 哲二, 中里 溥志, 水谷 武夫, 光岡 知足
    44 巻 (1991) 4 号 p. 261-266
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Bifidobacterium longum SBT2928 (BL2928) を腸管定着させ, 雄性C3H/HeGbマウスの肝腫瘍自然発生ならびに腸内代謝に及ぼす影響について検討し, 以下の成績を得た。
    1) BL2928の腸管定着によって, E. coli M66のみが有意に減少し, 同時に糞便pHの低下が認められた。
    2) BL2928の腸管定着によって, 盲腸重量の著しい低下が認められた。
    3) 検索した糞便酵素活性には, いずれも差が認められなかった。
    4) 糞便内フェノール類含量には, 量的な差は認められず, 同時に検索したインドール類についても差は認められなかった。
    5) 肝腫瘍発生率はBL2928の腸管定着によって, 約30%低下し, 平均腫瘍発生数に差が認められた。
    以上の結果より, 今回検索した腸内細菌の代謝の項目にはいずれも差が認められず, とくに注目した糞便中のフェノール類含量にも差は認められなかった。したがって, 本実験系の腫瘍発生機作に関し, これら代謝系の関与の可能性は低いことが示唆された。
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  • 屋代 正範, 湊 美勝
    44 巻 (1991) 4 号 p. 267-272
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Beef tallow, corn oil, coconut oilおよびolive oilをおのおの食餌脂肪として約7週間飼育した動物に絶食および運動を負荷し, 組織脂肪酸組成, 血清グルコースレベル, 血清遊離脂肪酸レベル, 肝臓グリコーゲン含量および肝臓組織酸素消費量について検討した。
    1) 副睾丸脂肪組織の脂肪酸組成は, いずれも摂取脂肪の脂肪酸組成を反映していた。しかし, coconut群の脂肪組織脂肪酸組成においては, coconut oilの脂肪酸組成の中で最も高い割合を占めたC12およびG14の割合が著しく低かった。
    2) 血清グルコースレベルは, 全群で, 絶食および運動負荷によって減少を示した。
    3) 血清遊離脂肪酸レベルは, 絶食および運動負荷により, 全群で増加を認めた。なかでも, olive群およびbeef群で, その増加率は顕著に高かった。
    4) 肝臓グリコーゲン含量は, 絶食および運動負荷時のolive群ならびに絶食を負荷したbeef群で, ほとんど変動が認められなかったのに対して, その他の群では著明な減少が認められた。
    5) 肝臓組織酸素消費量は, olive群, beef群およびcorn群が高値を示した。
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  • 細山田 康恵, 高居 百合子, 加藤 敏光
    44 巻 (1991) 4 号 p. 273-277
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    スピルリナ水溶性画分, スピルリナ不溶性画分を基本飼料に20%混入して, Sprague-Dawley系雄ラットを28日間飼育し, 生体に及ぼす影響を比較した。
    1) 成長, 飼料効率は, 対照と等しく良好であった。
    2) 血糖値
    i) 空腹時血糖値は, スピルリナ水溶性画分投与群において低い傾向が認められた。
    ii) 糖負荷時の血糖値上昇抑制傾向は, スピルリナ不溶性画分投与群でスピルリナ水溶性画分投与群より大であった。
    3) コレステロール値
    i) 血清総コレステロール値は, スピルリナ水溶性画分投与群が低い傾向にあった。
    ii) HDL-コレステロール値は, スピルリナ水溶性画分, スピルリナ不溶性画分投与群に高い傾向がみられた。
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  • 中永 征太郎, 彌益 あや, 佐藤 孜郎, 高橋 正侑, 坂本 廣司
    44 巻 (1991) 4 号 p. 279-285
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    供試飼料はDFを含まない基礎食に, ヘミセルロース, キトサン, アルギン酸, イソマルトオリゴ糖を含むFMを添加し, 成熟ラットに与えた。実験1はFMを1, 3, 5, 10%基礎食に添加し, 等量の基礎食をラットに4週間与えた。実験2は, 脂肪 (5, 15, 30%) 含量と同時にFM (1, 5, 10, 15%) 含量の異なる飼料を配合しラットに9日間与えた。
    全糞採取法により消化試験を行い, 食餌と糞便の熱量を測定し, 各食餌の可消化エネルギー (E) をもとめた。一方, FM中のDFを分析した。また, 排便と糞便の形状の実態を捉えるため, 胃腸通過時間と糞便の100粒重量を調査した。
    その結果, FM中のDF量は67%であった。FMの添加量の増加は糞便へのエネルギー損失量を増し, 実験1における食餌中のE含量は460kcal/100gから419kcal/100g, 実験2のE含量は544kcal/100gから379kcal/100gとなった。
    胃腸通過時間はFMを5%から10%添加した食餌において有意に短縮し, 糞便重量はいずれの脂肪添加食群においても5%以上のFMを添加することにより有意に増加した。
    以上の結果から, DFによるエネルギー利用率の低下をできる限り抑制し, しかも排便の亢進が期待されるE/DF比の範囲は76kcal/g DFから135kcal/g DFであった。
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  • 志村 進, 佐伯 洋二, 伊東 禧男, 鈴木 和春, 五島 孜郎
    44 巻 (1991) 4 号 p. 287-291
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ミネラル吸収に及ぼす乳糖 (LO), ガラクトオリゴ糖 (GO), フルクトオリゴ糖 (FO) の影響についてラットを用いて, 30日間 (短期間) と180日間 (長期間) の出納試験を行った。
    Caの吸収率には, LO群, FO群が短期試験で高値を示し, GO群は長期試験で高値傾向を示した。Mgの吸収率にはいずれの群とも対照群より高い値を示し, この傾向は長期試験でさらに著しかった。PについてはFO群が短期試験で高い体内保留を示した他は明瞭な差は認められなかった。Feの吸収率は短期試験ではGO群, FO群が低値, ならびに低値傾向を示し, 長期試験ではLO群, GO群が高値傾向を示した。
    盲腸内容物のpHは短期試験ではGO群, FO群が対照に比べ明らかに低い値を示したが, 長期試験では逆に若干高い値を示した。
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  • 倉沢 新一, 菅原 龍幸, 林 淳三
    44 巻 (1991) 4 号 p. 293-303
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    市販の栽培種8種類を含む47種類のキノコ類に含まれる食物繊維 (DF) の量を酵素-重量法を用い総食物繊維 (TDF) として定量した。TDFの定量と同時に中性界面活性剤法による中性界面活性剤繊維 (NDF) も測定したところ, 半数弱の試料でNDFのほうがTDFより多いという結果となった。
    TDFの定量法は, 78%エタノール不溶性画分からタンパク質を差し引いてTDFを求める。しかし, キノコ類にはDFの一つで, その構成元素として窒素を有するキチンが存在する。したがって, 78%エタノール不溶性画分に含まれる窒素量をすべてタンパク質に換算すると, タンパク質は実際より高い値となり, その結果としてTDFが低い値となる。そこで別にキチンを定量し, キチンを補正したタンパク質量を求め, その値を用いてキチンを補正した真のTDFを測定した。
    定量の結果を乾燥物基準値で示すと, キノコ類中に平均して, キチンが6.16±2.64%存在し, 見かけ上のタンパク質の平均9.36±3.50%がキチンを補正することにより6.70±3.03%となった。そのため補正前のTDFが平均で40.68±17.36%であったが, 補正後の真のTDFは43.33±16.71%であり, その差は2.64±1.15%であり無視できない差であった。その結果, 前述のNDFがTDFを上回る試料はなくなった。市販の栽培キノコ類においてもほぼ同様な結果となった。このように, 窒素を構成成分とするDFを含むTDFを測定する場合, その窒素を構成成分とするDFをあらかじめ別に測定し, この値を用いてTDFを補正する必要があろう。
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  • 大山 秀夫, 久保 眞清, 榎本 俊樹
    44 巻 (1991) 4 号 p. 305-308
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    HPLCによる食品中タウリンの測定法について検討を行った。吸着・分配型カラム, Shodex Ionpak C-811, を装着し, 0.3mM HClO4を移動相に用いて, ポストカラム法によりOPA-誘導体の350nmにおける吸収を測定する方法を採用した。分析に先立ち, 試料を陽イオン交換樹脂で処理し, O-ホスホセリンそのほか夾雑アミノ酸を除去することにより, カラムを保護するとともに, 迅速に多数の試料を測定することが可能となった。ピーク高はタウリン濃度1.0~100.0nmolの範囲で完全に比例し, また内部標準法によるタウリンの回収率は98.1±2.0%であった。本法は, 特異性, 再現性, 感度, 簡便性の点で, 多数の食品あるいは生体試料中のタウリン測定に適したものであることを示した。本法を用いて測定した各種魚介類のタウリン含有量についてもあわせて報告した。
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  • 古賀 民穂, 山内 ミサヲ
    44 巻 (1991) 4 号 p. 309-316
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    近年, 食生活の多様化にともない調味品類の消費が著しく, 市販品の種類も豊富である。これらに使用されている食用加工油脂類も多様化しているので, 調味品類の脂肪酸およびToc量について調べた。調味品類に用いられている油脂は多様をきわめ, マヨネーズ・ドレッシング類には液体植物油が, 風味調味料以外の複合調味料・食品類には牛脂, 豚脂および植物油の水添脂が使用され, トランス酸が検出された。調味品類は希釈されて用いられるのでトランス酸の影響は問題とならない。また, Tocはどの試料にも抗酸化剤として使用され, 例外はみられたが量的にも質的にも配慮がなされていた。
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