日本栄養・食糧学会誌
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45 巻 , 3 号
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  • 綾野 雄幸
    45 巻 (1992) 3 号 p. 209-219
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 石田 裕美, 菊池 正一, 本郷 哲郎, 鈴木 継美
    45 巻 (1992) 3 号 p. 221-226
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    成人女子8名を対象に9週にわたる期間の中で1人当り平均28日の食物摂取調査を行い, 亜鉛摂取量を計算により推定した。また同調査開始直後と終了の翌日に採血を行い血漿亜鉛濃度を原子吸光分析法により測定した。
    1) 食物摂取調査開始時の血漿亜鉛濃度は0.74±0.10μg/ml, 終了時0.78±0.13μg/mlであった。
    2) 1人1日当りの平均摂取量はエネルギー1, 685±120kcal, タンパク質58.7±7.4gであり, 推定亜鉛摂取量は6.3±0.7mgであった。また体重1kg当りの亜鉛摂取量は0.114±0.019mgであった。
    3) 平均28日 (23~32日) での体重1kg当りの亜鉛摂取量の変動係数の平均は34.1%であった。
    4) 体重1kg当りの亜鉛摂取量と食物摂取調査終了時の血漿亜鉛濃度との間に有意な正の相関が認められた (r=0.793, p<0.05)。とくに終了時採血に先立つ4~6週の体重1kg当りの亜鉛摂取量と血漿亜鉛濃度との間には相関係数0.905 (p<0.01) と高い正の相関が認められた。
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  • 西原 照代, 大下 市子, 高木 達也, 那須 正夫, 西原 力
    45 巻 (1992) 3 号 p. 227-237
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    男子学生118人, 男性社会人142人について平日2日, 休日1日の3日間生活時間調査を行い, それぞれ343, 417例のデータを得, エネルギー消費量, xを算出するとともに生活時間を「睡眠」, 「座る」, 「立つ」, 「歩く」, 「走る」の5生活動作に分けて, それぞれの平均RMR値を求めた。社会人は職業の作業形態から, 座り仕事, 座・立仕事, 立ち仕事のグループに分類し, xの分布をみたところ, 正規分布をとらず, 幅の広い分布になった。これより, 男性はその活動の多様さから, 立ち, 歩き等活動時間の長さだけで生活活動強度を決めることはできないことがわかった。また, 平日の全体の平均RMR値を求めると, 「座る」が0.34±0.11, 「立つ」が0.80±0.41, 「歩く」が2.34±0.56, 「走る」が4.73±1.81であった。この平均値を用いて, xを算出するための簡易式を作成した。また, 個人に合わせるための補正法を考案し, 両者を合わせて簡易算出式は次のようにした。
    0.9×睡眠時間 (分) +1.54×座る時間 (分) +2.00×立つ時間 (分) +3.54×歩く時間 (分) +Σ [(走るRMR+1.2) ×走る時間 (分) +補正係数×時間 (分)] =1600 (1+x)
    この簡易式を用いて, 実際に社会人と学生の動作時間を代入したところ, 算出したxの標準誤差は0.05程度であり十分実用的に使用できるものであった。
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  • 北村 禎三
    45 巻 (1992) 3 号 p. 239-247
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ックホーン種成鶏の胸筋を5℃で7日間冷蔵し, この冷蔵した鶏の胸筋が硬直期および解硬期に示す食品組織学的変化を観察し, 冷蔵した鶏の胸筋の熟成過程を微細構造学の立場より明らかにした。
    1) 冷蔵した鶏胸筋の硬直・解硬の状態を知る指標値として, 筋節の長さを測定した。その測定結果から冷蔵1日目は硬直期にあたり, 冷蔵3日目より解硬期に入った。冷蔵7日目は解硬が進行し, 自己消化が顕著であった。
    2) 冷蔵中の鶏胸筋の筋細繊維は比較的安定で, 冷蔵3日目では, 筋細繊維のI帯部に亀裂が生じたが, 全体として微細構造の保持が良好であった。冷蔵5日目より, 筋細糸の遊離が始まり, 7日目では, 筋細繊維の著しい崩壊および筋細糸の欠損が認められた。
    3) 冷蔵した鶏の胸筋のZ線およびミトコンドリアは不安定で, 冷蔵中におけるこれらの崩壊は筋細繊維の崩壊より早期に認められた。冷蔵1日目では, Z線に粒状化の傾向が起こり, 冷蔵3日目ではZ線の各所が切断された。また冷蔵3日目では, ミトコンドリアは膨化し, その外膜およびクリステが崩壊した。
    4) 成鶏の胸筋の熟成期間は短く, 5℃で冷蔵した鶏胸筋の可食期間は, 屠殺後, 最大限5日間であった。
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  • 柳井 稔, 大森 俊弘, 川西 悟生, 光山 正雄
    45 巻 (1992) 3 号 p. 249-255
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    8%カゼイン食餌と27%カゼイン食餌でマウスを4週間ないし5週間飼育し, 各種免疫機能の変動について検討し以下の結果を得た。
    1) 低タンパク食餌群は体重増加が抑制され血清タンバク濃度も低下した。
    2) リステリアに対するDTH反応において, 低タンバク食餌群はC3H/He, ICRのいずれのマウスにおいても反応性の低下が示唆された。
    3) SRBCに対する一次応答性抗体産生能において, 低タンバク食餌群は脾細胞数の増殖抑制により全体として抗体産生細胞数は低値を示した。
    4) YAC-1細胞に対するNK活性は低タンパク食餌群とコントロール食餌群は同程度であった。
    5) 腹腔マクロファージの大腸菌に対する貪食能においては, 低タンバク食餌群由来のマクロファージが低い貪食性を示した。
    6) 細菌感染抵抗性に関しては, 大腸菌とリステリアに対する一次感染抵抗性において, 低タンパク食餌群がコントロール食餌群に比べやや高い抵抗性を示した。しかしリステリアに対する二次感染抵抗性は明らかに低タンパク食餌群で低下した。
    以上の結果, 低タンパク食餌投与により生じる低栄養状態と免疫機能との間に密接な関連性のあることが明らかになった。
    さらにこのモデルが栄養剤や栄養素材の評価に用いることができる可能性も示唆された。
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  • 藤野 正行, 阿武 尚彦, 赤羽 義章, 福本 憲治, 峯岸 裕, 安本 教傳
    45 巻 (1992) 3 号 p. 257-263
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ウシの凍結乾燥胸腺 (FDT) を入手し, アセトンにより脱脂後, 水抽出, 加熱処理し, 噴霧乾燥して低分子画分 (LMT) を得た。10% FDTもしくは2% LMTを含有する飼料を調製し, SHRもしくはWKYに3週齢後期から投与を開始した。
    6, 8, 10, 12週齢に非観血法により収縮期血圧を測定した結果, 8週齢以降, FDTもしくはLMTを摂取したSHRの血圧の上昇が低く抑えられた。しかし, WKYではFDTもしくはLMT摂取による血圧の変化はほとんどみられなかった。
    14~16週齢まで, FDTもしくはLMT含有飼料を投与して飼育した後, 全血および臓器を採取し, 臓器重量, 各種血清酵素, 血清タンバク質分画, 血清コレステロール, 脾細胞の幼若化等を調べた。
    SHRへのFDT投与により, 肝臓重量, 血清グロブリン, 血清コレステロール, 血清GPT活性, PRC等に変化が認められた。LMT投与では, 血清コレステロールの低下をみたが, その他の生理学的因子に変化はみられなかった。
    以上より, FDT中には, SHRの血圧上昇を抑制する複数の因子の存在が推測された。その作用機序は, SHRの高血圧症発症機序にかかわるものと推定された。
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  • 杉山 公男, 佐伯 茂, 田中 明雄, 吉田 知史, 坂本 秀樹, 石黒 幸雄
    45 巻 (1992) 3 号 p. 265-270
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    血漿コレステロール低下作用物質をキノコ類から検索するための一環として, 11種類のキノコ粉末を高コレステロール食に5%添加してラットに2週間投与した後, 血漿と肝臓脂質濃度および糞中ステロイド排泄を測定した。
    1) 11種類のキノコのうち, 7種類に血漿コレステロール低下作用がみられた。既報のとおり, シイタケの投与は血漿コレステロール濃度を顕著に低下させ, ニンギョウタケもシイタケに匹敵しうる強い作用を示した。
    2) ニンギョウタケはシイタケとは異なり脂肪肝を引き起こさなかった。また, ニンギョウタケ中にはエリタデニンは検出できなかった。
    3) ニンギョウタケの投与は糞中へのコレステロールおよび胆汁酸の排泄を促進し, これがニンギョウタケの効果に少なくとも一部は関与している可能性が推察された。
    4) 以上の実験結果から, ニンギョウタケは血漿コレステロール低下作用を有する有用性の高いキノコであると考えられた。
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  • 麻見 直美, 森川 尚美, 星名 綾, 江澤 郁子
    45 巻 (1992) 3 号 p. 271-276
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    研究では, DEXA法による骨密度測定, および従来より用いてきた骨代謝のパラメータを用いて, 卵巣摘出骨粗鬆症モデルラットの骨代謝に対するグロビン (ポリペブチド) の効果を検討した。
    体重約150gの6週齢SD系雌ラットに卵巣摘出術を施し, 低Ca食 (Ca, 0.01%; P, 0.3%) で32日間飼育した後, カゼインのみをN源とするcontrol群 (18% casein) と, カゼインにグロビンを添加したglobin群 (18% casein and 0.24% globin) に分け27日間飼育した。
    その結果, globin群はcontrol群に比べ,
    1) 腰椎および脛骨骨密度において, 有意 (p<0.05, p<0.01) な高値を示した。
    2) 大腿骨中Ca量において, 有意 (p<0.01) な高値を示した。
    3) 大腿骨破断力および破断エネルギーにおいて, 有意 (p<0.001, p<0.05) に増強した。
    4) 大腿骨新鮮重量・乾燥重量・灰化重量のいずれにおいても, 有意 (p<0.01) な高値を示した。
    5) Ca吸収量においても, 増加の傾向がみられた。
    以上よりグロビンは, 骨代謝に影響をあたえる素材として, 骨代謝改善に効果的であることが示唆された。
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  • 高橋 太郎, 江頭 祐嘉合, 真田 宏夫, 綾野 雄幸, 前田 裕一, 寺嶋 正彦
    45 巻 (1992) 3 号 p. 277-284
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    大豆を工業的に脱脂, 脱タンパクする際に産生する残渣をDF源として見直し, この大豆DF試料 (P.P. 500S) をラットに投与し, 成長, 栄養素の消化吸収, DFの分解発酵, 食物残渣の滞腸時間に及ぼす影響についてオカラ (okara), 小麦フスマ (W.B.) と比較検討した。
    1) 各DF試料投与群ともDFによる成長の抑制は認められず, 良好な成長を示した。各栄養素のみかけの消化吸収率は, 各群間に著しい差はなく, いずれも100%に近い値を示した。一方, DFのみかけの分解率はP.P. 500S群83.5%, okara群62.8%, W.B. 群30.3%と顕著な差が開き, 各群間に有意差が認められた (p<0.05).
    2) DF-free群の盲腸内容物のpHは, ほぼ中性であったのに対し, DF試料添加の各群は有意に低いpH値を示し (p<0.05), P.P. 500S群ではpH 5.91を示した。盲腸内容物中の有機酸含量はP.P. 500S, okara, W.B., DF-freeの各群の順に多く, pHの低い順と一致した。P.P. 500Sの添加により生成が増加した有機酸は酢酸, 酪酸があげられ有用菌の増加が示唆された。
    3) 各DF試料を投与したラットにおける食物残渣の滞腸時間はP.P. 500S群38.0時間, W.B. 群34.3時間でDF-free群の53.9時間に比べ有意に短縮された (p<0.05)。
    以上のことより, P.P. 500Sは, ラットの成長ならびに栄養素の消化吸収に悪影響を与えることなく, 腸管内pHの低下, 食物残渣の滞腸時間の短縮といった有効な生理作用を示すことが認められた。
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  • 梶本 五郎, 嘉ノ海 有紀, 田中 恵美子, 吉田 弘美, 芝原 章
    45 巻 (1992) 3 号 p. 285-290
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    アルミはくで油脂表面に接する空気面積の割合をかえて加熱後の油脂の性状とトコフェロール (Toc) の分解との関係について検討した。
    大豆油, 大豆硬化油, なたね油, オリーブ油および鯨油のいずれもアルミはくで被覆したほうが被覆しない油脂に比ベアニシジン価, カルボニル価, 酸化酸量 (石油エーテル不溶性の酸化脂肪酸) はともに低いが, 酸価は逆に高くなった。Tocの残存率は, 窒素ガス充填被覆油脂が最も高く, ついで, 被覆100%, 50%油脂の順で, 無被覆油脂が最も低かった。よってTocの分解は油脂の加水分解の生成物である遊離脂肪酸よりも, 熱酸化生成物である酸化酸およびカルボニル化合物の影響を強くうけるものと思われる。
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  • 梶本 五郎, 嘉ノ海 有紀, 川上 英之, 濱谷 美穂, 前田 裕一
    45 巻 (1992) 3 号 p. 291-295
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    油脂中のトコフェロール (Toc) の熱分解および油脂の熱酸化に及ぼす各種の抗酸化剤の作用, ならびにアスコルビルパルミテート (As. P) との併用による効果について検討した。
    1) 使用した抗酸化剤の内では, TBHQが最も油脂中のTocの熱分解を防止し, ついで, セサモール, オイゲノールの順で, ケルセチンおよびBHAは効果少なく, フラボンやβ-カロチンは防止効果が認められなかった。
    2) TBHQは添加量を増すにしたがい, Tocの熱分解防止効果は高められた。
    3) Tocの熱分解防止効果の高いTBHQやセサモールは, 油脂の熱酸化も抑制したが, β-カロチンおよびフラボン添加では油脂の熱酸化を促進した。
    4) BHA, セサモールおよびケルセチンのそれぞれの単独添加の場合ょりもAs. Pの併用によりTocの熱分解防止効果は高められた。
    5) Tocの熱分解防止効果のないフラボンでは, As. Pとの併用によりTocの熱分解防止効果が現れた。一方, β-カロチンにはAs. Pの併用による効果は認められなかった。
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