日本栄養・食糧学会誌
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47 巻 , 2 号
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  • 合田 敏尚
    47 巻 (1994) 2 号 p. 81-92
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Small-intestinal disaccharidases, including sucrase-isomaltase (S-I) and lactase-phlorizin hydrolase (LPH), are regulated by dietary nutrients at multiple steps of synthesis, post-translational modifications and degradation of S-I and LPH. These include 1) elevation of S-I mRNA and LPH mRNA levels induced by dietary carbohydrates, and 2) alteration of post-translational modification and/or enhancement of degradation of S-I and LPH caused by intake of diets rich in long-chain triglycerides or protein, due presumably to an increase in the luminal factors involved in degradation of disaccharidases on the microvillar membranes, e. g., bile acids and pancreatic proteinases. Thus, variation in the digestive-absorptive capability of carbohydrates in intestinal absorptive cells is determined not only by the adaptive response to dietary carbohydrates, but also modified by intake of other macronutrients, i. e., fat and protein.
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  • 坂本 秀樹, 森 啓信, 小嶋 文博, 石黒 幸雄, 有元 祥三, 今江 祐美子, 難波 経篤, 小川 睦美, 福場 博保
    47 巻 (1994) 2 号 p. 93-99
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    トマトジュースの連続飲用による血清中のカロテノイドの濃度の変化を調べた。また同時に飲用による血清中のコレステロール濃度の変化も調べた。65名の被験者を1日1本, 2本, 3本のトマトジュース飲用区と対照のリンゴジュース1本の飲用区の4区分に分け, 連続4週間の摂取を行った。
    1) リコペン濃度は飲用本数の増加に従い有意に増加し, 2本以上の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は3倍以上となった。
    2) β-カロテンは, トマトジュース中の含有量はリコペン量の約1/30であるにもかかわらず, 血清中において有意な増加を示し, 3本の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は約2倍近くとなった。
    以上の結果より, トマトジュースの飲用は血清中のリコペンとβ-カロテンの濃度上昇に有効であることが明らかとなった。
    3) トマトジュース中のリコペンはall-trans型がほとんどであるのに対して, 飲用後の血清中ではcis型の増加も見られたことから, 体内ではリコペンの異性化起きていることが示唆された。
    4) いずれの試験区においても, 血清中のLDL-コステロールをはじめとする脂質の増加は見られず, トマトジュースの飲用によるカロテノイドの血清中の濃度上昇は, 血清脂質濃度の上昇を促さないと考えられた。
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  • 青江 誠一郎, 小西 寛昭, 松山 博昭, 矢作 佐智子, 杉浦 正幸, 八尋 政利
    47 巻 (1994) 2 号 p. 101-109
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    大豆油を完全水素添加してトリステアリンを主体とするトリグリセリドを調製した。調製された完全水素添加大豆油 (FH油) の消化吸収性および脂質代謝に及ぼす影響を調べた。AIN-76基本組成の標準飼料ならびにコレステロール0.5%, コール酸ナトリウム0.15%を含む高コレステロール飼料に大豆油20%および大豆油の19%をFH油で置換した飼料をラットに給餌し, 28日間飼育した。飼育終了後, 24時間絶食させて血清ならびに肝臓脂質を分析した。
    1) FH油を給餌したラットは大豆油に比して, 定義上の摂取エネルギーが同じにもかかわらず, 体重増加量, 飼料効率および脂肪の量が低かった。
    2) FH油の消化吸収性をトリグリセリドの分子種別に調べた結果, いずれの分子種も消化吸収率が著しく低かった。トリグリセリド中のステアリン酸の比率が増すにつれて, 消化吸収率が低くなり, トリステアリンが最も低い消化吸収率であった (0.1~0.2%)。
    3) FH油の消化吸収率を脂肪酸別に調べた結果, ステアリン酸の消化吸収率が最も低く, ついでパルミチン酸が低かった。FH油群は, 大豆油由来のオレイン酸およびリノール酸の吸収率も有意に低くなった。
    4) 糞中ステロールの分析結果より, FH油群は内因性コレステロールの排泄が増加し, 食餌性コレステロールの吸収も低くなった。また, FH油群は胆汁酸の総排泄量が増加したが, 糞中胆汁酸濃度はむしろ低下した。5) 肝臓脂質の分析結果より, FH油群の肝臓脂質量が低かった。とくに, 食餌性コレステロールの肝臓への蓄積率が著しく低かった。肝臓脂質中の脂肪酸分析の結果より, 飽和脂肪酸を主体とするFH油を摂取しても, そのほとんどが吸収されないことから, 飽和脂肪酸が多く蓄積することはなかった。
    6) 標準食下では, FH油群は血清トリグリセリドおよび総コレステロール濃度が低値を示した。高コレステロール食下では, FH油群の血清トリグリセリド濃度が低値を示したが, 血清コレステロール濃度は大豆油群のほうが低くなった。
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  • 萩原 清和, 小篠 栄, 矢野 友啓, 市川 富夫
    47 巻 (1994) 2 号 p. 111-116
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    VE欠乏ラットのGSH低下による腎臓障害に対するγ-glutamylcysteine ethyl esterの投与効果を明らかにするため, リポフスチン生成および腎臓機能や組織障害を指標に検討を行った。
    1) γ-GC投与およびGly+γ-GC投与は腎臓内GSH量を増加させ, リポフスチン量の急激な上昇を抑制した。
    2) Gly+γ-GC投与は血清クレアチニン量の増加, LDH活性の上昇, および腎臓内酵素活性の低下を抑制した。
    3) γ-GC投与は近位尿細管上皮細胞壊死を完全には防御することはできなかったが, Gly+γ-GC投与は近位直尿細管上皮細胞の壊死が観察される程度に障害をとどめることができた。
    4) GSHは過酸化脂質からのリポフスチン生成を抑制し, 腎機能低下や腎障害の防御に関与する可能性が強く示唆された。
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  • 阿左美 章治, 平塚 静子, 北野 隆雄, 江指 隆年
    47 巻 (1994) 2 号 p. 117-122
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    生後4週齢のフィッシャー系雌ラットにカゼインをタンパク質源とし, その含有量をそれぞれ10%, 20%, 40%とした飼料, すなわち10%カゼイン食 (C-10), 20%カゼイン食 (C-20), 40%カゼイン食 (C-40) を5週間与えカルシウム (Ca), リン (P), マグネシウム (Mg) の出納実験を行った。また, ミネラル出納に影響を及ぼす腎臓についてその肥大や組織の形態学的な観察を実施した。さらにCaの恒常性に関する血清中のCa量, PTH量, 大腿骨や腎臓中のCa量についても検討した。
    結果は以下のとおりであった。
    1) Caの尿中排泄率はC-40が3群中最高値を示した。
    2) 腎臓の肥大はC-10, C-40に認められるもののC-10についてはCaの尿への高排泄を伴わなかった。
    3) C-10の腎臓Ca量はC-40のおよそ60倍を示し遠位尿細管部に著しいCaの沈着が認められた。
    4) C-40の血清中遊離Ca量は3群中最低値を示した。
    5) C-40の血清中PTH量は3群中最高値を示した。
    6) C-10の大腿骨中Ca量は3群中最低値を示した。
    以上の結果から, タンパク質の摂取レベルに対するCa代謝の対応は腎臓を中心に異なることが考えられた。
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  • 鈴木 道子
    47 巻 (1994) 2 号 p. 123-129
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    消化管の生後発達にともなう筋層間神経叢の形態を, ラットの胃と小腸を使いChampy-Maillet (ZIO) 法により調べた。
    1) 筋層間神経叢は, 誕生直後においても胃から回腸まで連続した網目として分布する。とくに, 幽門部は, 小腸に比べて緻密な網目をもつ。
    2) 消化管の生後発達にともない, 筋層間神経叢の網目の間隙は広くなる。間隙の内部には, ニューロンの突起の延長と分枝の繰り返しにより, 緻密な自律神経基礎網が構築される。
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  • 池田 順子, 永田 久紀, 米山 京子, 完岡 市光
    47 巻 (1994) 2 号 p. 131-138
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    中学生1~3年生の747名を対象者として, 食生活, 生活習慣, 疲労自覚症状を調査し, 同時に身長, 体重, 血圧, 血液性状を計測・検査し, 食生活や生活習慣が疲労自覚症状の有無や血液性状から見た健康状態とどのように関わっているかを検討し, 以下の結果を得た。
    1) 食品のとり方は, タマゴ, 牛乳, 野菜は半数以上の者が毎日摂取しているが, 魚, 大豆製品, 海藻, イモは毎日摂取する者の割合がいずれも20%以下と低かった。食べ方では朝食欠食や1人食べの割合が高く, 夕食の食事時間が不規則等の問題が見いだせた。
    2) 疲労自覚症状30項目の「症状あり」の平均値は8.5項目で, 朝食欠食や食事時間が不規則等の食習慣を有する者, 就寝や起床時間が遅い等の生活習慣を有する者で疲労自覚症状ありの割合が高かった。
    3) 食習慣や生活習慣の多くの項目で食品摂取のバランスや疲労自覚症状の訴え数と関連のあることが認められた。
    4) 食品の摂取状況から見た食生活は生活習慣, 疲労自覚症状および総コレステロールと関わっていることが認められ, 中学生では食生活, 生活習慣が健康の保持増進に大きく関与していることが示唆された。
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  • 井上 興一, 早田 保義, 眞部 孝明, 横田 弘司, 牧田 勝紘
    47 巻 (1994) 2 号 p. 139-143
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    L-アスコルビン酸 (AsA) 含量の豊富な野菜生産を目的として, 水耕栽培を利用し, 収穫直前に一般の培養液からAsAの高濃度溶液に切り替えることにより, サラダナ・レタスの地上部のAsA含量の増加の有無について検討し, 以下の結果を得た。浸漬処理では, AsAあるいはAsNa 1,000ppm溶液を処理することにより, サラダナ・レタスの地上部のAsA含量が対照区の場合に比べ4倍強となった。吸収されたAsAの大部分は, 地上部に移行・集積することが認められた。また, AsAの導入手法としては, NFT処理より浸漬処理が有効であることが認められた。以上の結果から, 水耕栽培を利用することによってAsAを豊富に含む葉菜類生産の可能性が示された。
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  • 井上 興一, 眞部 孝明, 横田 弘司, 早田 保義, 牧田 勝紘
    47 巻 (1994) 2 号 p. 144-147
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    鉄を豊富に含む葉菜類を生産する目的で, 水耕栽培を利用し, 収穫直前に一般の培養液からクエン酸鉄アンモニウムの高濃度液に切り替えることによって, サラダナ地上葉の鉄の増加の有無について検討した。浸漬処理では, 処理液の鉄濃度の上昇に伴って地上葉の鉄含量も増加し, 鉄100ppm処理区では対照区の場合に比べ約4倍の含量を示した。また, 浸漬処理の場合, 24時間の鉄導入処理によって地上葉の鉄以外の無機成分が大きく低下することはなかった。以上から, この処理法により鉄を高濃度に含む葉菜類生産の可能性が示された。
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  • 鯨 幸夫
    47 巻 (1994) 2 号 p. 148-151
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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