日本栄養・食糧学会誌
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50 巻 , 1 号
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  • 舛重 正一
    50 巻 (1997) 1 号 p. 1-14
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    In this paper, the author briefly summarizes the nutritional and physiological aspects of vitamin A metabolism and functions which we have investigated. Initially, I examined vitamin A's coenzyme-like function, as a water-soluble vitamin. It was revealed that mannosyl retinyl phosphate (Ret-P-Man) occurred in vivo in rat liver and intestinal mucosa, and that this may function as one of several lipid intermediates in the transfer of mannose to endogenous acceptors in rat liver membrane preparations. In the second investigation, the author demonstrated that there are some relationships between vitamin A status and protein metabolism in chick and rat. When newly-hached chicks were fed a high-protein diet without vitamin A, urate accumulated in the ureter and kidney, and growth stopped earlier than in chicks fed a standard protein diet. We then examined the relationship between nuclear retinoid receptor (RARs, RXRs) genes and expression of their target genes under varying vitamin A status. We found that the expression of nuclear receptors was very complex, and therefore it is quite difficult to summarize the regulation mechanisms of these genes systematically. Finally, we revealed that rapid in vivo isomerization of retinoic acid, e. g. all-trans-RA=9-cis-RA, occurred in rats. These results suggest that the apparent action of 9-cis- and all-trans-RAs or gene expression in vivo may be mediated to some extent by the converted stereoisomer.
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  • 横井 克彦
    50 巻 (1997) 1 号 p. 15-20
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Although tin and rubidium are essential trace elements for some bacteria and plants, their essentiality for higher animals is not fully established. This study examined the effects of low dietary levels of tin and rubidium on growth, tissue mineral concentrations and the selected plasma biochemical indices of growing rats. Compared to rats given 2μg tin/diet, rats fed a 17ng tin/g diet exhibited lower weight gain, decreased food efficiency, alopecia, altered mineral levels in some tissues and changes in plasma lipid concentrations. Compared to rats fed an 8μg rubidium/g diet, rats fed a 0.5μg rubidium/g diet showed decreased rubidium concentrations in all tissues examined, altered levels of other minerals in various tissues and an increased urea nitrogen level in plasma. These results suggest that tin and rubidium are essential for animals.
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  • 坂本 秀樹, 大嶋 俊二, 小嶋 文博, 石黒 幸雄, 小川 睦美, 福場 博保
    50 巻 (1997) 1 号 p. 21-24
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ニンジンジュースおよびトマトジュースの連続摂取に伴う, 血清中カロテノイド, レチノール濃度の変化を検討した。健康な女子大生64名を, 1日2本のニンジンジュース, トマトジュース, 対照としてリンゴジュースの飲用区に分け, 各々1日2缶, 6日間の摂取を行った。その結果, 以下に示す内容が明らかとなった。
    1) ニンジンジュースの連続摂取により, β-カロテンとともにα-カロテンの有意な血清濃度の上昇が認められた。
    2) トマトジュースの連続摂取により, リコペン濃度の有意な上昇とともに, 含有量の少ないβ-カロテン濃度も上昇傾向を示した。
    3) ニンジン, トマトおよびリンゴジュースの摂取によるレチノール濃度への影響は認められなかった。
    4) 以上の結果から, ニンジンおよびトマトのジュース形態による連続的な摂取は, カロテノイドの血清中の濃度の上昇に有効であることが明らかとなった。
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  • 黒田 圭一, 細山田 康恵, 小畠 義樹
    50 巻 (1997) 1 号 p. 25-30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ラットへの高Chol飼料投与は血清や肝臓のChol濃度上昇を起こすが, この飼料に5%卵黄リン脂質を添加すると, 血清, 肝臓Chol濃度は抑制され, 糞中への見かけのChol排泄率は増加した。魚油のみの添加では血清Chol濃度は低下したが, 肝臓Chol濃度の低下は起こらず, Chol排泄率にも影響しなかった。さらに, この飼料に卵黄リン脂質と魚油を同時に添加すると, 血清Chol濃度は低下した。しかし, Chol排泄率はリン脂質のみの添加より, むしろ低下した。魚油と似た脂肪酸組成をもつオキアミリン脂質を添加した飼料でもChol排泄率は低下した。しかし, 魚油の2倍のDHA濃度のDHA濃縮油はサフラワー油と同様にリン脂質によるChol排泄率上昇を抑制する効果を示さなかつた。これらの結果から, 卵黄リン脂質と魚油の同時添加における血清Chol低下作用は, 卵黄リン脂質は魚油脂肪酸と共同して, 糞中へのChol排泄以外の機作によって起こる可能性を示唆していた。また, その作用がDHAなどの高度不飽和脂肪酸によるのかどうか明らかではなかった。
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  • 村上 亜由美, 内田 三香子, 松浦 寿喜, 市川 富夫
    50 巻 (1997) 1 号 p. 31-36
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    雌ラットに普通量 (3.5mg Fe/100g food) と過剰量 (35.0mg Fe/100g food) のヘム鉄 (酵素処理ヘム鉄, HIP) および非ヘム鉄 (クエン酸鉄, FC) を投与したときの, 鉄利用性と各組織における鉄含量ついて検討を行った。
    1) 出納実験より求めた見かけの吸収率, 体内保留率には, 有意差はみられなかったがFC普通食群でHIP普通食群より約2%高い傾向があった。
    2) 血液検査でのヘモグロビン値, ヘマトクリット値, 血漿鉄およびトランスフェリン飽和率は, FC食群ではHIP食群より有意に高値であった。
    3) 鉄の過剰投与により, 肝臓での鉄の蓄積がみられたが, FC食群でHIP食群より, また過剰食群で普通食群より鉄含量が有意に高くなった。
    4) FCとHIPの鉄利用性の差違は, 小腸において吸収された後, 血中への鉄の取り込みの違いによるものであることが推察された。
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  • 松崎 広志, 新井 一禎, 上原 万里子, 鈴木 和春, 菅家 祐輔, 五島 孜郎
    50 巻 (1997) 1 号 p. 37-41
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    飼料中P濃度0.5% (正常食) と1.5% (高P食) の2段階に調製した飼料を4週齢のWistar系雄ラットに21日間投与し, 尿中NAG活性および尿中β2-マイクログロブリン排泄量に及ぼす高P食投与の影響について検討を行った。
    高P食投与により腎臓中Ca, MgおよびP含量は増加した。また, 腎機能の一指標であるクレアチニンクリアランス, 血清中尿素窒素濃度および尿中アルブミン排泄量は高P食投与により増加した。さらに, 高P食投与により近位尿細管機能の指標である尿中NAG活性および尿中β2-マイクログロブリン排泄量は増加した。
    以上の結果より, 高P食を投与することにより, 近位尿細管の機能障害が引き起こされることが示唆された。
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  • 菅原 正義, 鈴木 紀雄
    50 巻 (1997) 1 号 p. 43-49
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ラットにモデルカレー粉を1, 4%半精製飼料に添加し投与した結果, 血中成分と肝臓SOD, 腸内菌叢の構成に変化は与えないが, 菌叢を構成する微生物の代謝に影響を与え, β-グルコシダーゼ, β-グルクロニダーゼ活性が増加するが, アンモニアなどの腸内腐敗代謝産物を減少できることが示唆された。
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  • 荻野 浩幸, 坂本 秀樹, 石黒 幸雄
    50 巻 (1997) 1 号 p. 51-56
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    強力な発がんプロモーターとして知られるOAの阻害剤を検索すべく, OAが示す重要な性質であるPP2Aの阻害作用を抑制する物質について食品, とくに野菜搾汁液を中心にスクリーニングを実施した。その手法としてin vitro系の酵素活性測定方法を用い, 以下に示すような有効成分の存在を示唆する結果が得られた。
    1) ニンジン, ニンニク, パセリ, 赤ピーマン, アスパラガス, ニラ, ホウレン草, トマトのブタノール可溶区, アスパラガス, ニンジンの水溶性区にOAが示す阻害作用を抑制する成分の存在が明らかとなった。
    2) ニンジン, 赤ピーマンそれぞれの活性成分はカラム挙動などから互いに同一の成分ではない可能性が示唆された。
    3) 活性は単一な成分によるものとは限らず, 複数の成分による相乗作用で発現している可能性が示唆された。
    4) 活性成分はその極性からβ-カロテン等の低極性カロテノイド成分ではないと考えられた。また, ホルボールエステル等の作用に対して有効性が認められているフコキサンチン, リコペン, β-カロテンのOA活性阻害効果は認められなかった。
    5) トマトの特異的成分であり, 活性区に極性が近いと考えられるトマチンのOA活性阻害効果は認められなかった。
    6) エピガロカテキンガレートのOA活性阻害効果は認められなかった。
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  • 大山 秀夫, 榎本 俊樹, 光永 伸一郎
    50 巻 (1997) 1 号 p. 57-62
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    キウイ果実プロテアーゼはカゼインを基質に用いたとき, pH 3に最大活性を示し, pH 6および9付近にもピークを示すことや, これらのpHに活性をもつプロテアーゼの熱安定性が異なることから, キウイ果実には至適pHの異なる数種のプロテアーゼの存在することが示唆された。キウイプロテアーゼは, pH 3において, コラーゲンの分子内架橋を含むテロペプチド部位を特異的に分解することが明らかとなった。これら, 至適pHを異にするプロテアーゼは, ゼラチン-PAGEによる活性染色によって分離することができなかった。SDS-PAGEによって推定した分子量は約22,000であった。また, アンフォラインプレートを用いた電気泳動によって等電点3.5あるいはそれ以下のアニオニックプロテアーゼであることが示された。
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  • 山田 哲雄, 有田 匡孝
    50 巻 (1997) 1 号 p. 63-68
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    本研究は, 長時間運動時におけるカルシウム (Ca), マグネシウム (Mg) およびリン (P) 代謝の変動について検討した。
    健康な中高年男性運動鍛練者5名を被験者とし, 安静実験および最大酸素摂取量の50%を目標強度とした自転車エルゴメーターによる175分間の運動負荷実験を実施した。
    運動負荷実験では, 血清副甲状腺ホルモン (PTH) 44-68値が有意に上昇し, 尿中アドレナリン, ノルアドレナリン排泄量が有意に増加した。また, 体重減少量と (汗+尿) 中Ca, Mg排泄量が高値を示した。クレアチニンクリアランス, 尿中CaおよびMg排泄分画は有意に低下したが, 尿中P排泄分画は有意な変動を示さなかった。
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  • 福田 ひとみ, 小宮 ますみ, 安田 弘子, 入谷 信子
    50 巻 (1997) 1 号 p. 69-72
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    合成飼料の基本食にキャベツ, ニンジン, ダイコンを“生”, “ゆで”, “おろし”として添加し, ラットに2週間投与した。その結果, キャベツやニンジンなどの野菜の摂取により血漿, 肝臓中のChol低下作用は認められなかったが, キャベツやニンジンの投与で一連の脂肪酸合成系酵素の活性が低下し, 肝臓TGもまた低下した。そして, これらの低下作用は“生”で効果的であった。ダイコンではその低下作用が認められなかった。その機構は未解決であるが, 野菜の摂取と同時にその調理方法もまた脂質低下作用に影響することが示唆された。
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  • 吉田 恵子, 四十九院 成子, 福場 博保, 田所 忠弘, 前川 昭男
    50 巻 (1997) 1 号 p. 73-76
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) ブラックマッペグロブリンは, 沈降係数8Sのタンパク質からなり, 11Sタンパク質は, アルカリ性でゲル濾過を行ったときのみ認められたことから, 本来存在するタンパク質ではなく, 8S成分が解離会合して生成したものと推察される。
    2) 8Sグロブリンは糖タンパク質であり, 2.5%のマンノースと, 0.047%のグルコサミンを含んでいた。
    3) 8SグロブリンはSDSにより分子量55,000, 45,000, 33,000の3種類のサブユニットに解離したが, これらの結合にS-S結合は関与していないことが推察された。
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  • 望月 てる代, 田頭 弘子, 原 みずほ, 石永 正隆
    50 巻 (1997) 1 号 p. 77-86
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    給食施設 (病院2, 学校1 計3カ所, 19食) における食事中の脂溶性成分 (脂肪酸, コレステロール, β-カロチン) の測定値と計算値の比較を行った。測定値と計算値の検定はサイン・ランクテストにより行った。また同じ食事中の植物ステロールの測定もあわせて行った。その結果, 以下のような結果が得られた。
    1) 全脂肪酸量の測定値は計算値に近く, 平均103.6±23.5%, 相関係数r=0.915であった。測定値と計算値の間には有意差は見られなかった (p>0.05)。n-3 PUFAには測定値と計算値の間に差が見られ, その結果n-6/n-3比は測定値の方が計算値よりかなり低い値になる傾向が見られた。
    2) コレステロール量の測定値はいくつかの食事で計算値とかなり異なるものが見られたが, 計算値に対して平均81.2±23.8%, 相関係数r=0.950であった。測定値と計算値には有意差が見られた (p<0.05)。
    3) β-カロチン量はいずれの食事においても測定値が計算値を下回り, 平均69.2±39.0%, 相関係数r=0.703であった。測定値と計算値の間には有意差が見られた (p<0.05)。β-カロチンのおもな供給源である緑黄色野菜中のβ-カロチン量が食品成分表の値よりもかなり低かったことが推測された。
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  • 日高 智美, 野口 忠
    50 巻 (1997) 1 号 p. 87-89
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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