日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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57 巻 , 3 号
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  • 渋谷 まゆみ, 板東 絹恵, 岡田 美津子
    57 巻 (2004) 3 号 p. 133-140
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    女子大学生139名のビタミンB6栄養状態について調べる目的で, 自記入方式による食事調査ならびに尿中4-ピリドキシン酸 (PiA), キサンツレン酸 (XA) 排泄量を調べた。食事調査の結果から, ビタミンE, ビタミンB6, ビタミンCが第六次改定日本人の栄養所要量を下回っており, その充足率はおのおの93, 83, 81%であったが, 他のビタミン類は所要量を上回っていた。被験者139名のビタミンB6摂取量は1.00±0.37mg/日, タンパク質当たりのビタミンB6摂取量は0.018±0.005mg/gであった。被験者のそれぞれの体重から個人別タンパク質栄養所要量を計算し, ビタミンB6所要量の策定に採用された生体利用率75%と0.014mg/gの値を用いて, 個人別ビタミンB6必要量を, それを1.2倍して個人別ビタミンB6所要量を算出し, これらの値を用いて, 被験者を3群に分けた。すなわち, ビタミンB6摂取量がこの必要量を充足できていない70人 (50%) をL群, 必要量は充足できたが所要量は充足できていない27人 (19%) をM群, 所要量を充足できている42人 (30%) をH群とした。その結果, L群のビタミンB6摂取量は0.74±0.22mg, タンパク質当たりのビタミンB6摂取量は0.015±0.004mgと3群の中で最も少なかった (p<0.0001)。また, L群の尿中PiA排泄量は3.26±1.33μmol/日とH群より有意に低く (p<0.05), XA/タンパク質は0.64±0.34μmol/gとH群より高値 (p<0.001) を示した。
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  • 下島 直子, 添田 英里, 広田 直子, 高沢 文枝, 嶋田 祐子, 伊澤 順子, 徳田 節子
    57 巻 (2004) 3 号 p. 141-145
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    本研究は, 高コレステロール (1%) 食に生ジャガイモデンプン, 生サツマイモデンプン, 生ナガイモデンプン, および加工タロイモ粉末のいずれかを20%添加した食餌を14日間ラットに自由摂取させ, 血漿脂質代謝への影響を調べた。摂餌量と体重増加量は, 対照群 (コレステロールを含む) と比べて, ジャガイモデンプン食群とタロイモ粉末食群では影響はみられず, サツマイモデンプン食群とナガイモデンプン食群では減少した。肝重量/体重比はタロイモ粉末食群で有意に低下した。ラット血漿コレステロール値は対照群 (コレステロールを含む) と比較して, ジャガイモデンプン食群およびタロイモ粉末食群では著しい影響はなく, サツマイモデンプン食群とナガイモデンプン食群では, 有意に高かった (p<0.05)。これに反して, 血漿トリグリセライド値は, 対照群 (コレステロールを含む) と比べすべてのイモデンプン食群で著しく低下した。
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  • 岡本 匡代, 坂田 澄雄, 木下 幹朗, 大西 正男
    57 巻 (2004) 3 号 p. 147-152
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    有害獣として駆除された野生エゾシカの多くは廃棄されているのが現状である。本研究では, シカ肉資源の有効活用に資する基礎的知見を集積する目的で野生エゾシカ背最長筋の栄養特性とその季節的変動を分析した。野生エゾシカ肉の水分は68.9-77.3%, タンパク質は21.0-26.6%, 脂質は0.3-6.1%, 灰分は1.1-1.4%であった。脂質含量は5月から8月にかけて増加して11月に減少していた。一方, 水分量は逆の傾向を示した。無機成分としては, 100g当たりカリウムは86.8-110.8mg, 鉄は4.5-7.7mg, 亜鉛は3.0-3.8mg, 銅は0.7-1.0mgであった。また, 鉛は0.7mg, カドミウムは検出されなかった。全脂質の主要な脂肪酸は, パルミチン酸, ステアリン酸, オレイン酸およびリノール酸であった。その中でも, 5月ではリノール酸が多く, 8月と11月ではパルミチン酸の割合が高かった。また, リノール酸, アラキドン酸およびドコサペンタエン酸の割合は11月にかけて減少し, これに対してパルミチン酸, パルミトレイン酸およびオレイン酸は増加した。総コレステロールは10.5-167.8mg/100gであった。
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  • 山中 聖敬, 松崎 哲也, 齊藤 宗雄
    57 巻 (2004) 3 号 p. 153-160
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    食虫目トガリネズミ科ジャコウネズミ (Suncus murinus)-以下, スンクス-のメス, オスの0日齢から90日齢にかけての体重, 体長, 尾長, 総体窒素 (N) 量, 体内におけるNの分布を, 3, 6, 12カ月齢スンクスのメス, オスでは屠体の水分, 粗タンパク質, 粗脂肪, 灰分量を測定した。0日齢から90日齢スンクスの殺処分直後の体重, 体長, 尾長, 1匹当たりならびに体重100g当たりの体N量 (屠体全体の) は加齢に伴って増加しオスが高値であった。たとえば, 70日齢メスの1匹当たりの体N量は約1,100mg, オスでは約2,100mgであった。体内におけるNの分布では, 0日齢スンクスの内容物も含む胃のN量が, メス, オスともに著しく高値 (12-14mgN/100mg体N) であったが, 加齢に伴って減少し, 20日齢以降は2mg前後とほぼプラトーになった。小腸+大腸, 肝臓, 腎臓へのN分布では加齢に伴う変化はなく, 3者ともメスがオスよりも高値であった。3, 6, 12カ月齢スンクスの殺処分直後の体重, 体長, 尾長, 1匹当たり並びに体重100g当たりの体Nと粗タンパク質量はオスが高値であったが, 屠体水分, 粗脂肪, 灰分には月齢差, 性差とも認められなかった。
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