日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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59 巻 , 4 号
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  • 丸山 たみ, 木川 眞美, 三浦 麻子, 清水 進
    59 巻 (2006) 4 号 p. 207-213
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    欧州で高齢者の低栄養リスク者を簡便にスクリーニングするために開発された栄養評価法であるMNA法は, 評価点より「良好」,「低栄養のリスクあり」,「不良」の3段階評価である。本研究は, 特別養護老人ホームの入所者100人を対象にして, MNA法の適切さを検討するとともに, 従来栄養状態の指標とされている血清アルブミン値 (カットオフ値3.5g/dL) との関連で検討を加えた。栄養状態良好の3人を除き, その他の対象者97人は4群に分けられた; I群 (リスク (+), Alb>3.5), II群 (リスク (+), Alb≦3.5), III群 (不良, Alb>3.5), IV群 (不良, Alb≦315)。各群の1年後の状態と照らし合わせてみると, I群→II群→III群→IV群の順で栄養状態が悪化するとともに, 入院・死亡率が高く, 予後とよく相関することがロジスティック解析結果からも確かめられた。MNAの単独評価でも高齢者の栄養評価には有用であるが, 特別養護老人ホームに入所する要介護高齢者の栄養評価にはさらに, MNA法と血清アルブミン値を組み合わせることにより, 単に栄養状態ばかりではなく, 栄養状態の悪化の程度, さらに, 生命予後をも推定できるということが明らかになった。この研究結果より, 一歩を進めて早めに栄養状態の悪化高リスク群の選択ができ, ひいては早期に栄養介入を行うことも可能であると思われた。
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  • 三田 有紀子, 石原 健吾, 永田 清美, 福田 幸香, 安本 教傳
    59 巻 (2006) 4 号 p. 215-220
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    運動によってインスリン感受性が改善されるメカニズムにクロム (Cr) 代謝が関与している可能性について検討するために, 運動習慣によって尿中Cr排泄量が異なるかどうか検討した。若い健常女性 (18-22歳) 30名を対象に, 1回の運動負荷前後の尿中Cr濃度の変動が運動習慣の有無に影響されているかどうか検討した。被験者には, 空腹状態で60分間運動を負荷し, 運動負荷前, 負荷後3時間, 24時間, 48時間の4回採尿した。尿中Cr, 銅, 亜鉛, ニッケル濃度はスペクトル干渉除去技術 (DRC) を用いたプラズマ誘導結合質量分析装置で測定した。尿中Cr濃度の変動は, 運動習慣別に群分けしたグループ間に差がみられなかった。一方, 運動負荷前の尿中Cr濃度は運動習慣のある群 (1.33ng/mg尿中クレアチニン) と比較して運動習慣のない群 (4.53ng/mg尿中クレアチニン) の方が有意に高値を示した。これらの結果から, 運動不足によって安静時の尿中Cr濃度が上昇することが示唆された。
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  • 伊藤 千夏, 小泉 暁子, 田中 絵里香, 金子 佳代子
    59 巻 (2006) 4 号 p. 221-227
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    9歳から22歳までの男女3468名の骨量を超音波法により測定し, 骨量の年齢別推移および骨量と身長, 体重, BMI, 除脂肪量, 体脂肪率との関連を検討した。骨量は乾式踵骨超音波骨評価装置 (ALOKA 社AOS-100) を用い, 超音波伝播速度 (SOS) と透過指標 (TI) を測定して音響的骨評価値 (osteo sono-assessment index 以下OSIとする) を算出し骨量に相当する指標とした。OSIは9歳から14歳までは男女間に差はなく年齢とともに増加し, 15歳以降は男子の方が女子よりも有意に高値を示した。女子では初経発来者は未発来者に比べてOSIが有意に高値を示していた。年齢を4区分 (9-12歳, 13-15歳, 16-18歳, 19-22歳) にわけ, OSIと身長, 体重, BMI, LBM, 体脂肪率との相関を検討したところ, 女子ではすべての年齢区分で, OSIと体重, BMI, LBM, 体脂肪率との間に, 有意な正の相関関係が認められたが, 男子の19-22歳では, OSIと身長, 体重などの身体組成とは相関が認められなかった。
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