日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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60 巻 , 2 号
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報文
  • 中嶋 洋子, 横山 芽衣子, 木戸 誉子, 下田 淳愛
    60 巻 (2007) 2 号 p. 97-104
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    若年者の魚嫌いが増加している原因を明らかにするため, 成長期に摂取した油脂の差異が成熟後の脂質摂取嗜好に及ぼす影響を, 低脂肪食飼料 (LFD) と等カロリーになるよう調整したラードおよび魚油を添加した高脂肪食飼料 (HFD) を用いて調べた。4週齢のFischer344系雄ラットを, LFD (LFD群), lard HFD (lard HFD群), fish oil HFD (fish oil HFD群) で8週間飼育後, LFD群は3群に, HFD群は2群ずつに分け, 各群1群ずつを解剖し血漿と肝臓の脂質濃度を測定した。残りのLFD群の1群とlard HFD群にはLFDとlard HFDを, 他のLFD群とfish oil HFD群にはLFDとfish oil HFDを同時に与えて3週間選択摂取させた。全実験期間を通して, すべての群の摂取エネルギー量および体重に有意な差はみられなかった。HFD摂取割合は, LFD群, HFD群の両群とも, fish oil HFDがlard HFDに比べて有意に低かった。したがって, LFDとHFDを選択摂取させた場合, fish oil HFDの嗜好性はlard HFDに比べて低いことが明らかになった。
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  • 近藤 しずき, 清水(肖) 金忠, 宮地 一裕, 岩附 慧二, 海老原 清
    60 巻 (2007) 2 号 p. 105-110
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    我々はグァーガム分解物 (partially hydrolyzed guar gum, PHGG) 単回摂取による食後血清中性脂肪上昇抑制作用ならびにその作用機序が腸管内における脂質乳化の破壊によることを報告しているが, 本研究ではPHGGを長期摂取したときにその作用に変化があるかを動物実験およびin vitro 実験で検証した。マウスに5%PHGGを含むまたは含まない市販粉末飼料を12週間摂取させ, 摂取前後に脂肪負荷試験を行った。脂肪負荷試験は, マウスを16時間絶食後に25%PHGG溶液 (3.3mL/kg BW) または水を投与後, ただちにオリーブ油 (6.6mL/kg BW) を投与することによって行った。投与前および投与2, 4, 6時間後に尾静脈より採血し, 中性脂肪を測定した。その結果, PHGGを長期摂取した後でも血清脂質上昇抑制作用は確認された。また, 乳化破壊に及ぼす影響をin vitro で検討した。胆汁酸を0.1, 0.5, 1.0%に変更して調製したオリーブ油乳化液とPHGG溶液 (1, 2, 3, 5%) を混合して振とうし, さらに振とう速度を80, 160回/分とし, PHGGによる乳化安定性に対する影響を検討した。PHGGによる乳化破壊作用は胆汁酸濃度および振とう速度に影響されなかった。これらの結果より, PHGGによる食後脂質上昇抑制作用は長期間摂取後でも減弱せず, PHGGを長期摂取しても腸管内の胆汁酸濃度が高くなったり, 蠕動運動が活発になったとしても影響を受けないことが示唆された。
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