日本栄養・食糧学会誌
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60 巻 , 4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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報文
  • 早渕 仁美, 久野 真奈見, 松永 泰子, 吉池 信男
    60 巻 (2007) 4 号 p. 189-198
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    女子大生とその両親544人分の食事記録に基づき, 2,877日に摂取された42,508品目の料理を用いてデータベースを整備した。まず, 料理名と使用食品重量, あるいは各料理の栄養価を用いて分析を行った。クラスター分析に使用する栄養価と食品群別重量を絞り込み, タンパク質・脂質・炭水化物と野菜・果物・飲用乳重量を変数として用い, 料理を11パターンに分類した。大きく三つの異なるグループ, 「複合的料理群」と「単独料理群」, その他が存在した。「複合的料理群」は, カレーライスのような「複合主食型」 (n=1,364), すき焼きのような「複合主菜型」 (n=448), おでんのような「複合副菜型」 (n=695) の三つに分類された。「単独料理群」は, 炭水化物を平均60.0g含む「主食型」 (n=5,916), タンパク質を平均20.3g含む「主菜型」 (n=1,789), 野菜重量が平均70gの「副菜型」 (n=4,226), 飲用乳重量が平均187gの「牛乳・乳製品型」 (n=1,362), 果物重量が平均100g (n=1,582) と230g (n=343) の「果物型」の六つに分類された。なお, 料理の過半数はこれら九つには分類されず, 弁当や小鉢で供されるような「小主菜型」 (n=5,865) と, 「飲物・小食物型」 (n=18,918) に分類された。これら11の料理型は, 含まれる食品の種類や栄養価の点から, 食事評価や栄養教育上重要な特性をもっていると考える。
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  • 縄田 敬子, 石田 裕美, 上西 一弘, 工藤 秀機
    60 巻 (2007) 4 号 p. 199-205
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    本研究では中学1年生 (中1), 高校1年生 (高1) の血清レプチン濃度について検討した。解析対象者として健康な非肥満者 (中1,352名 ; 高1,446名) を選定した。身長, 体重, 体脂肪率を測定し, 血清レプチン濃度はradioimmunoassay法で測定した。血清レプチン濃度の平均値は男女別, 学年別に有意な差がみられた (z 検定, いずれもp<0.001)。分布の中央95%を含む範囲は中1 : 男子1.0-7.8ng/mL, 女子2.1-15.9ng/mL ; 高1 : 男子0.8-5.0ng/mL, 女子3.0-16.4ng/mLであった。血清レプチン濃度と体脂肪率は有意な正の相関関係を示した。その回帰式は男女で有意な差が認められ, 学年, 初経発来の有無による差は認められなかった。このことから, 思春期の血清レプチン濃度は, 年齢, 初経発来の有無によらず, 男女別に体脂肪率から推定することができると考えられる。
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研究ノート
  • 山崎 俊介, 山口 真由, 丸山 幸恵, 白水 真由美, 安藤 博文
    60 巻 (2007) 4 号 p. 207-211
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    糖尿病疾患モデル動物のうち, 1型, 2型糖尿病疾患モデルマウスおよび正常マウスにアロキサンを尾静脈より投与することによる実験的な糖尿病モデルマウスを対象として, そのおのおののマウスの病態変化について体重変動, 血糖値の変化ならびに膵臓組織から発現するおもなサイトカインmRNA発現を指標とした比較解析を行った。その結果, 1型糖尿病疾患モデルマウス群とアロキサン投与マウス群においては, いずれもTh1細胞が比較的誘導されやすい反応系であることから, おもに細胞性免疫が体液性免疫に対して増強されうる反応系であることが示唆された。一方, 2型糖尿病疾患モデルマウス群は比較的Th2細胞が誘導されやすい反応系であることから体液性免疫が細胞性免疫に対して増強されうる反応系であることが示唆された。本研究の結果, 1型および2型糖尿病の発症過程において膵臓組織におけるTh1/Th2細胞のサイトカインバランスに顕著な相違が認められた。
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  • 芳賀 めぐみ, 坂田 隆
    60 巻 (2007) 4 号 p. 213-220
    公開日: 2009/01/30
    ジャーナル フリー
    食塩摂取量推定法として全尿採取による尿中ナトリウム排泄量の推定法がある。この方法の大前提は正確な24時間尿量の把握である。そこで, 3-5歳児の蓄尿方法の検討および24時間尿量の推定を試みた。宮城県内の3歳から5歳の健常幼児を対象に早朝尿の採取と24時間尿の採取とを2003年と2005年に計4回実施した。分析対象は, 4回の蓄尿方法において採尿記録により, 取りこぼしがなかったと判断された対象者242名 (52.8%) のうち, 著しく体調を崩していた児および基礎データの欠損があった児5名を除いた237名とした。性別と測定回を要因とした2元の分散分析を行ったところ, 早朝尿, 24時間尿, 身長あたりの尿量等のすべての項目について, 交互作用も性の効果も有意ではなかった。いずれも2003年の値よりも2005年の値のほうが有意に大であった。24時間尿量の変動係数は, 2003年調査では42%, 2005年調査では35%であった。24時間尿量と早朝尿量との相関係数は, 2003年調査ではr=0.54, 2005年調査ではr=0.60で, ともに有意な相関はあったが, 相関係数は必ずしも高くなかった。2005年度の調査において得られた24時間尿量を目的変数として体重, 身長, 体表面積および除脂肪体重との間には有意な相関は認められたが, いずれも相関係数はr=0.26であった。今回対象とした3-5歳児の尿量は, 早朝尿量165 (mL/日), 24時間尿量533 (mL/日), 身長あたりの尿量518 (mL/m) と考えてよい。
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