日本栄養・食糧学会誌
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61 巻 , 3 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
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報文
  • 本(田渕) 三保子, 田村 朝子, 山田 則子
    61 巻 (2008) 3 号 p. 111-117
    公開日: 2009/01/27
    ジャーナル フリー
    ヒメウコギ(Acanthopanax sieboldianus)葉茶の食後血糖上昇抑制作用を検討する目的で,正常ラットおよび健常人における飲用試験を行った。これに先立ち,ヒメウコギ葉茶の有効な抽出法について,α-グルコシダーゼの活性低下を指標に検討した。ヒメウコギ葉茶のα-グルコシダーゼ活性低下作用は,2%ヒメウコギ葉(w/v)を熱水で抽出することにより高い活性低下が認められた。ヒメウコギ葉茶を用いたラットでの糖負荷試験では,ヒメウコギ葉茶投与によりデンプンおよびマルトース負荷後の血糖上昇が有意に抑制された。ヒメウコギ葉茶の健常人への飲用試験を行い,米飯摂取後の血糖値を測定した。ヒメウコギ葉茶摂取により,食後30分の血糖上昇が抑制され,特に米飯摂取30分後の血糖値が平均値(144 mg/dL)より高い被験者において血糖上昇が有意に抑制された。以上の結果より,ヒメウコギ葉茶は糖の消化を低下することにより食後の血糖上昇を抑制することが明らかになった。
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  • 岩田 直洋, 岡崎 真理, 笠原 知里, 神内 伸也, 鈴木 史子, 飯塚 博, 日比野 康英
    61 巻 (2008) 3 号 p. 119-127
    公開日: 2009/01/27
    ジャーナル フリー
    糖尿病は体内の酸化ストレスを増大させ,一過性脳虚血による脳障害を増悪させることが報告されている。本研究では,ストレプトゾトシン糖尿病態(DM)ラットを用い,一過性脳虚血処置による脳障害に対する霊芝菌糸体培養培地抽出物(WER)の効果を検討した。正常血糖(non-DM)およびDMラットに,WER(1 g/kg)または蒸留水を1日1回2週間経口投与した後,体内の酸化ストレス度,脳組織中の過酸化脂質含量および抗酸化酵素活性を測定した。また,ラットに中大脳動脈閉塞/再潅流(MCAO/Re)処置を行い,神経症状の評価および脳梗塞巣体積の測定を行った。その結果,DMラットでは体内の酸化ストレス度の上昇,脳組織中の過酸化脂質含量の増加および抗酸化酵素活性の低下がみられた。WERを投与したDMラットでは,これらの値が正常レベルに維持されていた。さらに,DMラットでは,non-DM群と比較し,MCAO/Re後の神経症状の悪化および脳梗塞巣体積の顕著な増大が認められたが,WERの投与により,脳障害の増悪がほぼ完全に抑制された。以上の結果から,WERは糖尿病における酸化ストレス状態を改善し,一過性脳虚血に対して強い脳保護効果を示すことが明らかになった。
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  • 藤林 真美, 神谷 智康, 高垣 欣也, 森谷 敏夫
    61 巻 (2008) 3 号 p. 129-133
    公開日: 2009/01/27
    ジャーナル フリー
    現代人の多忙な生活の中で,簡便で即効性のある栄養補助食品が求められている。本研究では,GABAを30 mg含有したカプセルの経口摂取によるリラクセーション効果を,自律神経活動の観点から評価することを試みた。12名の健康な若年男性(21.7±0.8歳)を対象に,GABAとプラセボカプセルを摂取させ,摂取前(安静時),摂取30分および60分後の心電図を胸部CM5 誘導より測定した。自律神経活動は,心拍のゆらぎ(心電図R-R間隔)をパワースペクトル解析し,非観血的に交感神経活動と副交感神経活動を弁別定量化した。その結果,GABA摂取前と比較して,総自律神経活動は摂取30分後 (p<0.01) および 60分後 (p<0.05)に,副交感神経活動も摂取30分後 (p<0.05)に顕著な上昇を示した。これらの結果から,30 mgのGABA経口摂取は,自律神経系に作用しリラクセーション効果を有する可能性が示唆された。
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