日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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63 巻 , 3 号
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報文
  • 関野 由香, 柏 絵理子, 中村 丁次
    63 巻 (2010) 3 号 p. 101-106
    公開日: 2010/07/22
    ジャーナル フリー
    社会環境の変化にともない, 夜間生活が一般化してきている。本研究では, 夜遅い時刻の食事摂取が, 食事誘発性熱産生 (DIT) に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。喫煙習慣のない健康な女子大学生 (平均年齢20.5±1.2歳) 33名を対象に, 一律500 kcalの食事を, 7: 00, 13: 00, 19: 00に摂取する朝型と, 13: 00, 19: 00, 1: 00に摂取する夜型の2種類設定し, クロスオーバー法にてDITを測定, 評価した。朝型では7: 00の食事のDITが, 他の時刻の値に比べて有意に高く (p<0.05), 夜型では深夜1:00の食事のDITが, 他の時刻の値に比べて有意に低くなった (p<0.01) 。3食分のDITを合計した3食合計DITは, 夜型が朝型より有意に低くなった (p<0.01) 。このことから, 朝食を欠食し夜食を摂取した夜型化は, DITの低下により1日のエネルギー消費量を減少させ, 肥満の一要因になる可能性が示唆された。
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  • 小松崎 典子, 薄井 智美, 鳥海 恵莉, 山田 有香, 中嶋 洋子
    63 巻 (2010) 3 号 p. 107-114
    公開日: 2010/07/22
    ジャーナル フリー
    妊娠および授乳期に摂取する油脂の差異が, 仔ラットの胃内容物組成と血漿脂質濃度に及ぼす影響を調べた。妊娠・授乳期の母親ラットを2群に分け, ラード食 (LD) と魚油食 (FD) を与えて飼育し, 仔ラットは離乳が完了するまで親とともに同じ飼料を摂取させた。妊娠・授乳期間を通して母親と仔ラットの体重に有意な差はみられなかった。しかし, FD群の母親の血漿トリアシルグリセロール濃度はLD群に比べて低かった。離乳が完了するまでの仔ラットの胃内容物中のタンパク質 (P), 脂質 (F), 糖質 (C) エネルギー比は2群間で差はなかったが, 脂肪酸組成は母親が摂取した飼料の脂肪酸組成を反映して変化し, n-6/n-3はLD群が18.6, FD群は1.5であった。仔ラットの血漿トリアシルグリセロール濃度と総コレステロール濃度は, 離乳の進行とともに低下したが, FD群はLD群よりも低かった。仔ラットの後腹壁脂肪組織重量もFD群はLD群よりも低かった。したがって母親の摂取油脂の差異は, 仔ラットの胃内容物中の脂肪酸組成を変化させ, さらに血漿脂質濃度, 体組成にも影響を及ぼした。妊娠中の魚油摂取は, 母親と仔ラットの脂質濃度を低下させる作用があることが示唆された。
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研究ノート
  • 飯野 直美, 遠藤 香, 梅垣 敬三, 大家 千枝子, 木村 典代
    63 巻 (2010) 3 号 p. 115-119
    公開日: 2010/07/22
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, DNA酸化傷害測定法として, 紫外線照射を用いた小核試験法を確立すること, さらに本法が栄養学的研究に応用できるか否かを検討することを目的とした。WIL2-NS細胞を用いて紫外線照射時の小核出現率を求め, DNA酸化傷害の指標として用いた。その結果, UVA420 μW/cm2では小核の有意な増加は認められず, 一方UVB300 μW/cm2では0-5秒間で照射時間依存的に小核が増加した。さらに, ヒトリンパ球を用いた試験でも同様の結果が得られた。以上の結果から, UVB照射は, 小核試験法への応用が可能であることが示唆された。また, 女子高校生における血中β-カロテン濃度と紫外線照射法によって得られた小核出現率の間には有意な負の相関関係が認められた (r=−0.443, p<0.05) 。したがって, UVB照射によって増幅させた酸化傷害はβ-カロテンなどの抗酸化栄養素の評価に応用できることが示唆された。
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